2019夏映画用スレッド
White NOVA / 2019-07-25 00:07:00 No.457
ジオウ映画感想のためのスレッドとして、準備しておきます。

White NOVA@管理者 / 2019-08-14 10:29:45 No.463
ジオウ映画、主な感想はブログで書いたりしたので、こちらでは手短かに。

前半は、ドライブ&織田信長編ですが、「過去の歴史は未来において美化されたり一部捏造されたりもする」ので、現代人の視点によって変わり得る。それは魔王と言われた信長においても然り。そして、本作のオーマジオウについても然り。

そして、中盤以降のどんでん返しになるわけですが、常盤SOUGOと名乗る男が主人公の常盤ソウゴを「平成ライダーの力を一つに集めるための影武者」と明かして、自分の真の目的を明かす。それは「平成という凸凹だらけの醜い歴史を舗装し直し、理想的な時代に改編すること」。そのために、平成生まれの人物や事物を時空の穴(ワームホール)に吸い込む暴挙を行います。
平成ライダーの歴史、ひいては平成に生まれ生きた全ての歴史を守るため、仮面ライダージオウおよび全ての平成ライダーのクライマックス戦闘が展開されます。瞬間瞬間を必死で生きた人たちの想いを胸に。

そして、時代は令和に受け継がれるって展開の映画でした。まあ、ツッコミどころも多い映画で、ある意味、『アベンジャーズ エンドゲーム』に対する日本のヒーローの解答になるのかな。

White NOVA@管理者 / 2019-08-14 10:48:31 No.464
あと、今さらですが「スパイダーマン ファーフロムホーム」の感想も書いておきます。

春のアベンジャーズ エンドゲームでアイアンマンことトニー・スタークが死んだ後の物語。
トニーにいろいろ世話になったスパイダーマンのピーター・パーカーが、トニーロスから立ち直って、トニーの遺産継承を巡る物語でもあるし、高校生の自分らしい日常を維持しようと奮闘する物語でもある。要は、偉大なヒーローの後継者か、日常の青春のどちらを選ぶか、という進路選択の話なんですな。

壮大で自己犠牲的なアベンジャーズの物語にあって、アントマンとスパイダーマンの2大虫ヒーローは、一種ドタバタコメディー的な要素の強いキャラなんですが、アベンジャーズの中では独自色の強い世界観のアントマンに比べ、スパイダーマンはアイアンマンの後継を期待されており(劇中でも、MCUファンにとっても)、それが未熟なピーターにとっても重荷としてのしかかる。
そういう背景で、現実と虚構に翻弄される高校生の青春ヨーロッパ旅行の物語として、バーチャル映像的にも非常に楽しかったというのが感想。そう、何が真実で何が嘘か分からない中で、自己のアイデンティティーを模索するフィリップ・K・ディック風味な物語を展開したのが、この春、上映されたキャプテン・マーベルなんだけど、彼女の壮大な話を日常レベルで展開したのが、スパイダーマンFFHだったり。
そして、自らの虚構(正体を隠すマスク)すら現実にさらされ、さあどうなる? というところで続いて、続編が気になるわけですな。来年以降のMCU展開も期待しつつ。

RICK◆4140fb / 2019-08-18 18:31:55 No.467
 夏映画、先日観て来ましたので感想書き込みます。

〇リュウソウジャー タイムスリップ!恐竜パニック!!
 カナロの出番が少なかったのは仕方が無くも残念でしたが、正統派な一作だったかと。
恒例の劇場版限定ロボにレッドが乗らなかったのは意外でしたが、その分各々の奮闘が
熱く描かれており、特に最終決戦時に目がアップになった瞬間のコウは凄くカッコ良か
ったです。

〇ジオウ Over Quartzer
 仮面ライダーにおける平成という時代を総括した一作。という結論は大勢の方々と
おそらく同様ですが、ここぞとばかりに投入される数多のメタネタ。予想できるか赤い
マフリャオー。ややもすると開き直りとも取られかねない「お前らの平成、醜くないか?」という今作の敵への問いへの答え。その内容は実にカオスで劇中の言葉通りデコボコでしたね(汗)
 中でもバールクス撃破時の演出は絶対ワザとだろうなと。普通にカッコよくしようと思えば出来ないワケがない(汗) 一応意図を考えるなら、仮面ライダーとして時代に終止符を打った。またはトドメを刺した。ケリをつけた。というトコでしょうか。いくら平成最後というタイミングでしか出来ないこととはいえ、よくぞブッこんだものです。
 じゃあ出来が悪いかと言われるとそんなことは無く、平成ライダーの最終回としても、ジオウ単体の劇場版としてもかなり絶妙なバランスで成立していたかと。劇中の結論には一方では大変説得力がありましたし、シークレットゲストの木梨猛も単なる1パロディとしてはとても存在の大きい仮面ノリダーがこのタイミングで登場できた意義は非常に大きかったことと思います。
 上記の結論に加え、一種の人間賛歌とも取れる、エネルギーに満ちた一作でもありました。そして良くも悪くも令和もデコボコの時代と、早くも確信致しました(笑)

White NOVA / 2019-08-20 00:44:07 No.469
こちらでも、RICKさん、どうもです。

リュウソウ映画は、ガイソーグの誕生秘話とか、リュウソウ族の昔のやらかしの一端が分かる、設定的に重要な内容でしたね。
驚いたのは、タンクジョウとかガチレウスって、そんなに昔から生きていたんですよね。ご先祖様とかじゃなくて。ドルイドンって寿命は何年なんだ、とか、あるいは宇宙で冷凍睡眠状態で、最近目覚めたのだろうか、とか。

ジオウ夏映画は、「瞬間瞬間を必死で生きる」「〜〜って凸凹で醜くないか?」って特撮流行語を生み出しましたな。
整合性を重視して、小ぢんまりとまとめるより、ノリと勢いで突っ走りながら、ネタツッコミも含めて、記憶に残るエピソードを残していく制作姿勢に、リアルタイムな生ものらしい味わいを覚えたり、時々振り返って懐かしんだり、長年追いかけた者としては感無量の映画と平成シリーズでした。

まあ、令和も凸凹だらけの舗装されていない道を、熱く追っかけて行ければ、と思いつつ。

あと、賛否両論だった前半も、「歴史の過去も、現代人の視点で美化されたり捏造されて変化し得る」というライダー史観と、「魔王の影武者」というキーワードが、後の展開につながっている点で、実は計算された脚本だなあ、と思いますね。
前半が、ライドウォッチを集めるためのジオウの典型的な物語であり、TVの延長だったのが、後半で、ジオウという物語の基本設定にどんでん返しが生じる驚き。まあ、後は勢いで流れ込み、最後はハッピーエンドで盛り上げて終わる。

一方、自分は未見のTV終盤。果たして、劇場版につながるのか、それともパラレルなのか、気にしつつ、まあ、令和の象徴に向けて、ラストスパートを駆け抜けたいと思います。

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