日曜に、「キング・オブ・モンスターズ」を見に行ったので、感想用にスレ立てしておきます。

一応、他にも見た人がいればどうぞ、ということで。

自分の感想は、まあ、来週にでも。

一言で言えば、「怪獣惑星」になってしまった地球で、人類は怪獣とどう共存できるか、というテーマが掲げられたり。

まあ、日本のアニメゴジラに通じる流れですが、大きな違いは、ゴジラが人間の敵であり続けた日本版と、ゴジラを祭り上げることで他の怪獣を抑え込むことに成功したKOMってことですね。
さあ、こういう状態で、コングとの戦いが最後の頂上決戦になるのか、それとも、さらにその後も挑戦者と戦い続けるチャンピオン祭りが続くのか。

できれば、今回、腰の定まらない強者に媚びる下僕怪獣と化していた某怪獣の復権が見たいところ。

６月は、ブログでゴブリンスレイヤーを追っかけている間に、こちらで感想書くのを失念していたり。

で、今週はスパイダーマンに気持ちが行っている中で、ゴジラを思い出そうとするのですが、

アニメ版ゴジラの前日譚小説の怪獣惑星が映像化されたら、こんな感じかな、と思わせてくれました。
ゴジラ、モスラ、ラドン、ギドラの4大怪獣だけでなく、他にもクモンガとか、マンモス型のオリジナル怪獣ベヒモスとか、多数の怪獣が世界中に出現。
アメリカがピンチのギャレゴジや、島一つが舞台のコングと比べて、怪獣ハザードがワールドワイドに広がって、そこに君臨しようとするギドラ。

ラドンがギドラの軍門に下り、ゴジラ派閥のモスラとの空中戦を展開したり（この両者の対決映像は初めて）、
雷パワーで強化されたギドラと、真っ赤に燃えるバーニングゴジラの最終決戦とか、怪獣バトルとしての迫力は圧巻でした。

人間ドラマとしては、例によってハリウッドらしく親子の絆を前面に出して、怪獣災害で壊れた家庭の再生にまとまるかな、と思いきや、母親科学者が怪獣教の狂信者と化して、ゴジラ神降臨のために自分を犠牲にしたり、その前に芹沢博士もゴジラ神復活のために身を捧げたり、
ハリウッド映画で、ここまでゴジラを神格化した映画を作ってくれるとはなあ、と。

そして、この映画でゴジラがキングになって、モスラが女神になって、モスラに敗れたラドンがゴジラに土下座する下僕となるなど、ヒエラルキーが妙なことに。
ええと、妖怪に例えるなら、ゴジラが鬼太郎さんで、モスラがネコ娘で、ラドンがネズミ男みたいなポジションになったような。

ラドンの今後の復権を願いつつ、神化したゴジラの次期対戦相手であるコングさんのハードルがずいぶん上がりましたな。

そしてラスト。
テロリストがゲットしたギドラの首が、どんな災禍を再び発動させるのか。

モンスターバースの今後を楽しみにしたいです。