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パワーレンジャー
RICK
/
2017-07-16 17:38:00
No.372
パワーレンジャー、早速観て来ました。自分は字幕版を選択。洋画を映画館で観るときは基本字幕派なので。ですからできれば吹替
版を観た方の印象もお聞きしたいです。ちなみに吹替版の主要キャスト、勝地涼さん以外は劇場版作品を含めた上で、全員ニチアサに
出演経験のある方達だったのは、ちょっとした小ネタではありますね。
個人的にはほとんど問題無く楽しめましたが賛否は分かれそう、というのが正直な感想でしょうか。最大の論点であろう変身して
戦うまでが長い件については、この行程が無いとジェイソン達がただ巻き込まれただけで、自発的にリタと戦う理由と変身の必然性が
弱くなってしまうことを踏まえると、個人的にはあまり気にならずに観られましたが、確かにバトルシーンの割合はもう少し増やした
方が良かったかなと思えるのも事実。そのバトル自体も、その後のあるシーンを考えるとレッドはもっと剣を使った方が良かったのと、
メガゾードの合体シークエンスはちゃんと描いて欲しかったところですね。
と、確かに物足りない部分や、あくまでも海外のパワーレンジャーの映画なので日本の戦隊のノリを求めすぎると肩透かしを食らう
面はあったものの、ジェイソン達がヒーローになってゆく過程は本当にしっかり描こうとしていましたし、バトルに関してもちゃんと
ココまでの過程を踏まえた上での成果を発揮するシーンが抑えられており、そこは素直にグッときましたね。決して悪い映画では無く
悩める5人の高校生達がだんだんとヒーローになってゆく物語。そんな一作でした。
ちなみに今作の個人的なお気に入りはビリー。想像以上に物語の牽引役を担っていたのが印象的でした。TVシリーズ版からの要素と
しては、MMPRシーズン1がメインだと思っていただけにジオ・クリスタルの登場が意外でしたね。そしてTVシリーズ版からキンバリー
役とトミー役の役者さんがカメオ出演していることを事前に聞いていましたが、実際最後の方に登場した瞬間は、嬉しいものがありました。
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W"MONSTER
/
2017-07-17 18:09:00
No.373
祝・杉田智和3大ヒーロー制覇(ギンガ・ストライク・ブルー)。
しかもメンバー結束のキーマンじゃんよ?メチャメチャ美味しいな!最初えっ?こんな自閉症キャラの配役?と思ったものの、マイペースでいて押しは強いオタク気質とか、我が道を行くキャラとか芸風ピッタリでした。
芸能人吹替えは懸念材料でしたが、幸運にもハズレなし。アイヤイヤー。
本編の評価は、リブートとしてすごく正攻法な作りだなという印象。1年分の内容を1本に総括するのって、結構あれもこれもになりがちですけど、エピソード1としてまとまってる。コメディな学園ライフだった設定に陰影のある味付けをすることで、マイナスを抱えたティーンエイジャーに共感しやすくもあり、ヒーローという超プラスに転じた時のカタルシスも格別。比較対象としては何ですけど、ギャバンザムービーよりかは真っ当な、減点らしい減点がないリブート。
2時間近いとバトルを中盤にっていう意見も妥当ではありますね。初代レンジャーの戦いをアバンでもうちょい見せるという手はあったかも。
リタがあのデザインになって巨大戦にも参加したのは、悪のグリーン兼任だったんですね。2作目があったとして、新トミー参戦はいきなり白もしくは赤?リタ以外の悪の存在もほのめかされて続編も可能と匂わせてますが、これ1本でも満足な出来でした。
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White NOVA
/
2017-07-17 19:02:00
No.374
夏映画スレを立てようと思っていたら、立て遅れて、RICKさんに助けられた形。「サンキューだ、無免許医」と感謝表明しつつ、やっぱ敬語で、ありがとうございます、RICK先生。
さて、自分の感想は、パワーレンジャーのシリーズという観点では、「物足りない」というもの。2時間延々と時間を掛けて、物語の第一話を描いたものだから、ストーリー密度は非常に低く、アクション要素も終盤に集中したものだから、「ヒーローの物語」ではなく、「ヒーローになるまでの物語」ということで、「続編がどう展開するか」が再評価の鍵かな、と。
原作パワレンでは優等生だったレンジャーたちが、今作では孤立して悩みを抱えた落ちこぼれティーンエイジャーに改変されて、また指揮官のゾードンまでもが「敗北して仲間を失った負け組」という設定を付与され、そこから友情や絆や守るべきものやらを見つけ、ヒーローとして覚醒していく流れ。
一本の作品としては、ハッピーエンドも含めて、大筋が仕上がっていて、不可はなく。
日本の戦隊や、向こうのパワーレンジャーの子供向きな明快さ、陽性でアクションやメカバトルなど宝箱を散りばめたシリーズ作品をイメージすると、物足りなさは多く、続きで補填して欲しい気持ちはあるけれど、「新しい魅力」も見せてくれたな、と。
変身後は、等身大アクションよりはメカ戦が中心になるので、「超越的な身体能力を獲得して、戸惑いつつ、崖を飛び越えたり、地下のレンジャー基地を発見するまでの試行錯誤アクション」の方が印象的に移ったり。
アルファやゾードンとの出会いから、変身がすぐにできないので、生身で戦闘訓練を重ねながら、それでもなかなかうまく行かず。ゾードンも苛立って「君たちは見込み違いだ。レンジャー失格」を申し渡して、ジェイソンと衝突する流れ、が、賛否両論になりそうですが、この辺は他のアメコミヒーローの劇場版作品との比較で考えると、楽しそう。自分的には、訓練しているけど上手く行かずにイライラ、って物語は「アントマン」を思い出しました。
先代ヒーローがいて、後継者を訓練していて、途中うまく行かずに先代がキレたりもする。で、新ヒーローが自分なりに守るべきものを見出だしたり、先代の過去の悲劇を聞かされたりして、先代の想いに接して共感したり、など。
まあ、アントマンだと、ドラマはヒーローとヒロインの2人を描けばいいので、パワーレンジャーのように5人分を描かないといけないと、ドラマが散漫になり、時間を掛けている割には一つ一つの密度が薄かったりするのですが、そこはグループヒーロー全てに共通する課題ですね。
アベンジャーズだと、誕生編は各人の主役映画で描き済みで、チーム結成のドラマに主眼を当ててましたし、X-MENなんかでも複数の映画作品を通じて積み上げてきた要素が大きいので、パワーレンジャーも続編で積み上げないと描ききれない可能性を備えた作品だと言えます。(つづく)
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White NOVA
/
2017-07-17 19:56:00
No.375
★アクション評価
前述のように、変身してからのバトルは、ゾードを使った巨大戦がメインになるので、レンジャーの等身大バトルは物足りない、という評価になります。
変身前の崖ジャンプのシーンが一番印象的で、スーツを着てからのバトルシーンよりも、生身の方が身体能力などは上に描写されているようにも思えます。
一応、大量のリタのゴーレム軍団に対して、アクションを見せているのですが、善戦しつつも「物量に抗しきれないレンジャーたち」という流れなので、変身して強くなった感が薄い。結局、ゾードを召喚して、巨大メカで雑魚兵士をなぎ払う形なので、レンジャー凄い、ではなく、ゾード凄い、という印象。
アクションシーンでワクワクしたのは、いまだ変身できないレンジャーの5人が、それでも街を守るために、リタの潜んでいる船に乗り込むところ。
そこら辺にある鉄パイプとか握りしめて、「変身できなくても心はレンジャー」な感じで乗り込むシーンにワクワク。あ、これは「戦闘中にピンチになって、互いに仲間を助けたい想いから、実戦の中で変身できるようになるのかな」と期待したら、あっさり敗れて捕まり、果てにはビリーが殺されてしまう。
泣く泣くゾードンに助けを求めて、各人が死んじゃったビリーのために心を一つにする展開を経て、奇跡が起こって、ようやく変身を果たす。これはこれで感動的なドラマなんだけど、アクション的にはテンポが遅いなあ、と。
自分的には、やはり中盤で「白クウガ(グローイングフォーム)」みたいな中途半端な変身を経て、リタの召喚した雑魚兵士ぐらいは圧勝するアクションがあれば良かったなあ、と思います。
それで調子づいて、リタに挑んで惨敗。ゾードンから、「お前たちはいまだ真のレンジャーの力を会得していない。力を得た慢心を戒めなければ、リタの二の舞だ」とか言われて……という話だったら、良かったのになあ、と思ったり。
今回、リタが「裏切った元グリーンレンジャー」という設定が語られたのに、ゾードンとリタの関係性については、あまり掘り下げられなかったのも不満材料。まあ、次回への引きなんでしょうがね。
レンジャーの裏切りという要素については、リタがトリニーに「仲間になれ」と誘惑するシーンは、悪堕ち好きとしてワクワクする場面だったのですが、トリニーは誘惑に乗ることなく、仲間との連携を強める流れになって、ちょっと肩透かし。これも、次回への引きかなあ。
★ゾード
これは大当たりですね。メガゾードではなく、合体前のゾードバトルが、今回の映画の白眉だな、と。
お気に入りは、唯一の飛行機体であるプテロダクティルが、他の地上メカを度々持ち上げ、連携攻撃を多用していたこと。ビリーのトリケラトプスを上空から落下させ、激突と同時にビリーが超震動波(BYゴモラ)みたいな必殺技を発動させて、一度はゴルダーを撃退したシーンは拍手もの。
逆に、メガゾードの方は、いまいちに感じたり。
結局、リタと合体して復活したゴルダーの前に、ピンチに陥った各ゾードたち。炎が湧き立つ地割れに落とされた5体が、「死ぬときは全員一緒だ。決して離れるな」「友達になってくれてありがとう」と互いの絆を確認してからの、奇跡の合体。
ビジュアル面でもメンタル面でも非常に燃えるシーンなのに、合体描写がなく、抽象的な融合イメージだけでそびえ立つ巨神の姿。いや、これはパワーレンジャーのメイン歌詞と共に、きちんと合体シーンを描くべきところだと思うんですよ。
スーツ着用のモーフィングをあれだけじっくり描いたんだから、合体シーンも燃えるモーフィング合体バンクを是非とも。
なお、 メガゾードバトルが意外と盛り上がりません。
何しろ、動き始めたら、いきなり転倒しますし(笑)。操縦システムが良く分かっていないので、レッド以外の各人が四肢の操縦を担当していることが分かってから、「よし、1、2の3で足を踏み出すぞ」とか、突然素人モードに。
それまでのゾードは普通に操縦していたのに、メガゾードへの合体は、どうも想定外の奇跡だったらしく、試行錯誤で操縦方法を修得しつつ、なものだから、性能をフルに発揮できないまま、地味な肉弾戦に終始。原作の大獣神と違って、翼を持っているのだから派手な空中戦でも展開するのかと思いきや、いやあ地味な演出でした。
最後のトドメは、ビンタでリタを宇宙に放逐する。一応、背中に剣があるのは披露してくれましたが、必殺剣でトドメというお約束バンクもなく、分離ゾードの盛り上がりには及ばない幕切れでした。
★次作への期待
ラストは、落ちこぼれの学生生活から蘇生したレンジャーたちの明るい日常を描きつつ、転校生のトミー・オリバーの名前が挙げられたところで、ほぼ終わり。まあ、ラストのオチは、ビリーのロッカー爆発というギャグネタなんですけどね。この辺りのセンスの悪さは、ちょっとB級アメリカンかな。
リタが元グリーンレンジャーなので、トミーはリタから力を授かる形なのか。それとも、リタを宇宙で拾い上げたロード・ゼッド辺りが登場するのか。
トミーは悪のグリーンレンジャーとして登場し、正義の光に目覚めてその話で即ホワイトレンジャーに転生するのか。
そうすると、悪のドラゴンシーザーがすぐにウォンタイガーになるのか。
今回、活躍が地味だったメガゾードは、次回、大活躍を見せてくれるのか。それとも、あっさりサンダーメガゾードに転生するのか。
いや、いっそのこと、いろいろすっ飛ばして、ジオレンジャーにまで進むのか。
まあ、ネタが多いだけに、次回でどこまで話が進むのか期待したいですね。
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版を観た方の印象もお聞きしたいです。ちなみに吹替版の主要キャスト、勝地涼さん以外は劇場版作品を含めた上で、全員ニチアサに
出演経験のある方達だったのは、ちょっとした小ネタではありますね。
個人的にはほとんど問題無く楽しめましたが賛否は分かれそう、というのが正直な感想でしょうか。最大の論点であろう変身して
戦うまでが長い件については、この行程が無いとジェイソン達がただ巻き込まれただけで、自発的にリタと戦う理由と変身の必然性が
弱くなってしまうことを踏まえると、個人的にはあまり気にならずに観られましたが、確かにバトルシーンの割合はもう少し増やした
方が良かったかなと思えるのも事実。そのバトル自体も、その後のあるシーンを考えるとレッドはもっと剣を使った方が良かったのと、
メガゾードの合体シークエンスはちゃんと描いて欲しかったところですね。
と、確かに物足りない部分や、あくまでも海外のパワーレンジャーの映画なので日本の戦隊のノリを求めすぎると肩透かしを食らう
面はあったものの、ジェイソン達がヒーローになってゆく過程は本当にしっかり描こうとしていましたし、バトルに関してもちゃんと
ココまでの過程を踏まえた上での成果を発揮するシーンが抑えられており、そこは素直にグッときましたね。決して悪い映画では無く
悩める5人の高校生達がだんだんとヒーローになってゆく物語。そんな一作でした。
ちなみに今作の個人的なお気に入りはビリー。想像以上に物語の牽引役を担っていたのが印象的でした。TVシリーズ版からの要素と
しては、MMPRシーズン1がメインだと思っていただけにジオ・クリスタルの登場が意外でしたね。そしてTVシリーズ版からキンバリー
役とトミー役の役者さんがカメオ出演していることを事前に聞いていましたが、実際最後の方に登場した瞬間は、嬉しいものがありました。