2015春映画スレ
White NOVA / 2015-03-18 00:31:00 No.298
ウルトラマンギンガSも先週から上映してますが、自分は今週末にライダー映画といっしょに見に行く予定。

感想用にスレ立てをしておきます。

かか / 2015-03-22 10:17:00 No.299
ギンガを昨日見に行ってきましたかかです。とりあえずギンガの感想を。

60分という尺だったので少々の説明不足はありますが、これでもかというぐらいアクションを詰め込んだ作品でございました。

各ウルトラマンにキッチリと見せ場を作っており、集合系だと基本やることの無いタイプチェンジを一回はやってくれるなど(マックス除く)充実したものでした。

エタルガー以外の登場怪獣ならぬ宇宙人たちも原作を意識した立ち振る舞いでした。
ダミーとはいえベリアルがオーバーキルされたのは「ゼロはコイツが大嫌い何だな〜」と思えてしまいました。

ギンガビクトリーも変身時に「ウルトラタッチ!」と叫ぶとは思っていませんでした。ヒュージョンブレスでの技は少なかったですが・・・。

それと、残念なのはウルトラヒーローが話したり技を叫ぶ場面があるのですが、違う人使うぐらいならシュア!の掛け声のライブラリでOKだと思ってしまった所ですね。
メビウスはゲームで慣れなければならないわけですが、掛け声にオリジナルのライブラリ使うのなら・・・って方が何名か・・・。

それでも、非常に濃い60分でした。

P.S. 見に行った映画館の入場口の上にモニターがあって、そこに公開中の映画の映像が流れていたのですが、ウルトラの映像が流れていてメビウスが映った時にチビッ子が「メビウスだ!」と言っていたのを聞いて、「ウルトラは不滅だ!」と柄のも無くそう思いました・・・。

White NOVA / 2015-03-25 01:00:00 No.300
こちらでもレス。

自分は、土曜にギンガSと、ライダー3号を見たわけですが、前者が当たりで、後者が外れ、という評価。
この場合、当たり外れは鑑賞後の印象面なんですが、ウルトラの方は綺麗にハッピーエンドで清々しく終わったのに対し、ライダーの方は後に尾を引く重さがありまして(入場特典のDVD「ライダー4号」につながる流れなんですけど)。
後は、登場ウルトラマン一人一人に愛情を注いだ描写が印象的だったのに対し、ライダーの方は一部懐かしいシーンを再現したり愛情は注がれているものの(BLACKとか、暗所で戦う発光ファイズとか)、総じて非道い扱いで再生怪人のようになぎ倒されていく雑魚ライダーたち、という描写が多すぎて。

キャラに愛着を持っていればいるほど、楽しめるウルトラと、ため息が出るライダーという対比。

それはともかく、ウルトラに話を絞ると、イエローバスターの娘がアクションや表情の演技など、成長著しい感じでしたね。
バスターズの時は、あまり可愛いと思わなかったのですが、今回のは自分のツボにピッタリはまりました。
そして、彼女と対決するアリサ、サクヤ、マナの三女優のシーンも当たりですし、ウルトラ以外の生身アクションが非常に充実した作品と言えますね。

で、中盤の特訓シーンとか(ゼロがギンガとビクトリーの師匠になって、変身前の2人を鍛える)、封印されたウルトラ解放のドラマを経て、最後のクライマックス戦闘。
星矢の十二宮を彷彿とさせる「敵の城の中枢に至る各階層」、そこに立ちはだかる歴代の敵キャラに対して、「ここは俺が引き受ける。お前たちは先に行け」と言わんばかりに後に残って、それぞれのバトルを展開。

とりわけ印象的なのは、やはりゼロVSベリアルですね。

ゼロ「ったく、またお前かよ。いい加減にその面は見飽きたぜ。今度こそ蘇れないよう、徹底的にぶちのめしてやるからな。覚悟しやがれ」
ベリアル「ああん、何、舐めた口を聞いてんだ? 小僧っ子のゼロがよ。いつもゾロゾロ仲間引き連れやがって。今度はサシの勝負だ。吠え面かかせてやるからよ」
ゼロ「面白い。だが、この俺を昔のままだと思うなよ。成長した力を見せてやる」

こんなセリフは劇中ありませんが、チンピラベリアルと硬派な不良少年ゼロのガンの飛ばし合いから始まる両者の戦いが、非常に盛り上がったなあ、と。
他にも、ティガ、ダイナ、ガイアの三部作トリオVS合体怪獣とか、それぞれの戦闘BGMがメドレー風に流れて、懐かしさを喚起。

やはり、登場キャラそれぞれに見せ場があると,オールスター映画もいいですな。
最後は、ギンガビクトリーに、今回共演した各ウルトラの力を宿して、ますますギンガが強くなったわけですが、
さらに、ビクトリーことショウが、サクヤやマナに続いてUPGに正式入隊する形でエンド。これって、TVでの第3期に向けた前振り?

とにかく、ヒーロー共演映画としては、理想に近い完成形かな、と。ヒーロー同士は意味もなく戦わない方がいいですね。
ヒーローは助け合いでしょう。

PS.ライダー3号感想は、また後日。今、書くと、酷評になりそうだ。

PS2.あえて一つだけネタを書くなら、マッハの剛さん、何回死ぬねん? 劇場版のみならず、おまけDVDでも死にまくり。繰り返し過ぎて、ほとんどギャグになってたり。
マッハが死ぬたびに時間が巻き戻って、歴史改変を繰り返し、最後にはドライブまで死んじゃって、そこに4号出現して続く。
こうなると、TV本編でもマッハさんがピンチになるたびに、「また死ぬのかよ」とツッコミ入れられる。
「追跡〜撲滅〜絶命〜、いずれもマッハ〜」とかネタにされたり。

White NOVA / 2015-04-08 01:32:00 No.301
 さて、前回の書き込みで「外れ」と評した当作ですが、まず良いところも箇条書きでまとめてみます。

・BLACK、およびRXの活躍

 ディケイドでは、2人の南光太郎がダブル変身したわけですが、本作では原作同様、BLACKが一度倒されてから、太陽の光で奇跡の復活を遂げます。
 もう、画面に倉田てつをやら、彼の変身したライダーが映ってるだけで、いろいろ引き締まってた、と。
 問題は、BLACKが「ドライブのフォロー役、指導役」のみの扱いで、「映画の主役」というべき3号とは全く絡まなかった点。このために、ストーリーの大筋とは外れた「大物ゲスト」でしかなかったのが残念なところ。

 楽しみだった「ライドロンとトライドロンの絡み」もほとんどなく、「ライドロンが、レースに乱入したチェイスをやっつけただけ」という扱いで、ライドロンのファンにとっても、チェイスのファンにとっても、出オチもいいところ。
 そもそも、RXさん、転生したばかりで、いつの間にライドロンを手に入れたのよ。キングストーンの力で、異世界から召喚した? 

・ファイズの発光バトル

 ファイズは、昨年のXライダーとの絡みから、優遇されていて、結構、嬉しいわけです。
 できれば、同じく夜が映えそうなドライブと絡んで欲しかったのですが、劇場版での絡みは、マッハとのスピード対決が中心で、その後は、「気まぐれな一匹狼で、善悪は気にしない」立ち位置で、独特のキャラとなってました。
 『4号』では、ゼロノスと組んで、ショッカーに立ち向かう、また違った立ち位置なのですが。
 できれば、オートバジンを操って、ドライブのレースをバックアップする見せ場も欲しかったですが。

・ゼロノス復活

 この映画の最大の収穫かもしれません。
 役柄的にも、3号への疑念を突きつけ、マッハやドライブの両方に絡んで、本作最高のバイプレイヤー的ポジション。

 ここまでのライダーのファンとしては、見るべき作品かもしれません……が、他のライダーに愛着を持っている者からは、扱いが悪すぎて。
 ここからが批判的意見。

※昭和も平成も、ほとんど敵ザコ化

 3号の手で1号、2号が倒されて、改変された歴史。
 そして、その後もV3以降のライダーがショッカーに立ち向かったものの、ほとんどが倒されて、洗脳されて「ショッカーライダー」となってしまったという設定。

 なお、世界改変直後は、泊さんも「ショッカーの秩序を守る警察官」として戦い、「ショッカーに挑むBLACKなどの仮面ライダーは敵だ」と認識し、「自分が全てのライダーを倒す」と某大ショッカー首領の「世界の破壊者」みたいなことをのたまっていたわけですが、
 3号から話を聞くまで、ショッカーライダーの存在を知らなかったり。

 観客への説明のためとは言え、泊さんが何も知らなすぎるのがひどい。
 現さんがショッカー怪人だったり、鶴太郎課長が「アンチショッカーのレジスタンスを影から支援」していたり、改変された世界ならではの立ち位置を持っていたのに、
 ドライブの立ち位置が、「ショッカーに従っていたのに、ショッカーライダーではない、世界からハミ出た存在」になっていて、ご都合主義で整合性に欠けた扱い。

 ドラマ的に、「誰が味方で、誰が敵か分からないドンデン返し」を軸にしていて、それぞれのキャラが自分のアイデンティティを取り戻すまでの流れなんですが、
 観客へのサプライズだけで、行き当たりばったりの話。

 そんな中で、世界の謎を解明しようとするドライブとマッハが3号の導きで旅を続けると、次々襲ってくるショッカーライダーたち……で、アクション的には面白いはずなのですが、これまでのライダー対決もので最もひどかったと思います。

 ライダー対決ものとしては、近年では「ディケイドの夏映画」からスタートして、その時は「ライダー同士の夢の対決」を試合形式で盛り上げていたわけですが、
 その後、『オーズ』の春映画で改変世界を描いたり(今作は、その二番煎じに当たる)、『鎧武』の最初の冬映画で「ライダー戦国時代のキャッチフレーズに合わせた武神ライダー同士の戦い」を描いたり、昨年の「昭和ライダーVS平成ライダー」の世代対決を描いたり、「大勢のライダーが登場して、対決するお祭り映画」はたくさんありましたが、
 いずれも「戦う動機は結構、はっきりしていて、異世界での信念をかけた決闘」の空気を保持してました。

 でも、今回は「敵に洗脳されたショッカーライダー」ということで、信念も何もない傀儡と成り下がって、次から次へと主役のドライブや3号になぎ倒されるだけで、旧作へのレスペクトが一切見られない状態。
 まあ、旧作だけでなく、肝心の主役絡みでも、マッハやチェイスの扱いがひどいもので、誰を喜ばせようとしているか、もっぱら不明。

※3号の心情がいまいち不明

 いや、一応、劇中では語られているんです。
 1号、2号を倒したことを後悔し、自分のアイデンティティを維持、正当化するために、「最強のライダー」であることにこだわり、「勝利」のみを絶対的な価値観とするものの、
 ドライブたちとの交流から「仲間意識」に芽生えて……という流れ。

 分からないのは、「3号はショッカーの脳改造を受けていない」という設定。
 「脳改造前に脱出した1号」や「救出された2号」、それに「脳改造されたけれど、1号との戦いの衝撃で自我を取り戻した原作2号」だったら、分かるんですけどね。
 3号も、てっきり原作2号のように、その後の戦いの衝撃で洗脳が解けた、ということなら納得なんですけど、
 劇中では、ショッカー首領から「最強の戦士」として称賛されていたにも関わらず、「脳改造を施されていない」って、そんなバカな? 

 劇中では、ドライブの導き手として活躍しながら、「実は、ショッカーの手先として、まだ抵抗しているライダーたちを集めて、捕らえる計略だった」と明かし、立ち位置がころころ変わる3号。
 味方のショッカーライダーすら、「俺の前に立つ奴は許さん」と排除する非情さを示す一方で、
 ゼロノスが裏切った橘さん(ギャレン)を殺そうとすると、「敵でも殺してしまえば、後悔するぞ」と説教を始めたりして、
 いろいろ矛盾した言動を繰り返す3号。

 部分的には納得できる点もあるのですが、映画の筋書きが二転三転している影響で、総じて見るなら、精神分裂的なキャラになってるな、と。

White NOVA / 2015-04-08 01:57:00 No.302
 3号が精神分裂気味なのを一応、擁護してみると、

 3号は、ショッカーの「歴史改変装置」の影響で生まれた、本来は歴史上にいないキャラ。
 劇中では、3号をショッカーロボの核に取り込むことで、「歴史改変装置」の性能がフルに発揮されるとの描写で、「3号が先か、歴史改変装置が先か」曖昧な説明だったのですが、

 ある意味、3号の存在が一種の特異点にもなっていたり。
 (他には、歴史改変の記憶操作を受けない点で、霧子が特異点っぽい流れもあるのですが、これに関して謎解きはされないので、単純にご都合主義かもしれない)

 で、歴史や世界そのものの不安定さが、本作の歴史や世界に密接な関わりを持つ3号の精神を不安定にした理由とか。

 スパロボにおける「イングラム少佐」や「シュウ・シラカワ」の立ち位置にあると3号を見なしたなら、その複雑な内面も自分的には納得できるんですけどね。

 で、個人的には、「3号とV3の絡み」をもっと描いて欲しかったのですが、
 劇中では、V3がショッカーライダーとして、ドライブや3号を襲撃して、返り討ちにあったところと、
 ラストで消えゆく3号に、V3が「君こそ本当の仮面ライダー3号だ」と言葉を贈るところぐらいで、

 もっと、真剣に「3号とV3のアイデンティティを賭けた戦い」を見たかったなあ、と思ってます。

 本作で割を食ったライダーは多いですが、中でもV3が一番のお気の毒。

PS:「4号」は、劇場来館のおまけDVDで1話だけ見たけど、「マッハが何回も死んでしまう時間反復ストーリー」で、最後に「マッハの死を阻止しようとしたドライブ泊さんが、死んでしまった」ところで、4号出現でつづく、と。

 あんまり、マッハさんが死んでしまうので、テレビ本編でもマッハさんが死ぬのでは? と半ばドキドキしてましたよ、最近の放送では。
 おまけに「仮面ライダーチェイサー」の変身アイテムが、マッハと同じという情報もあって、「まさか、マッハの形見で変身?」という可能性も考えていましたが、
 幸い、りんなさんが「研究用のマッハ変身アイテム」を作ってくれることが分かって、そっちがチェイスに転用されるのだな、と安心。

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