三国志ネタ
あず / 2014-03-16 16:09:00 No.271
最近北方版三国志読んでます
「曹操VS呂布の決着辺りまででいいや」などと思ってたら、ズルズルと読み続け気が付けば『関羽が死んだ! 張飛も死んだ!!』ところに
呂布が普通に『将軍』してるのが新鮮な感じ。他では戦闘馬・・・『最強の孤高の武人』のイメージが強かったんで。
細かい作戦行動は張遼や陳宮に丸投げみたいな。

漫画とかいろいろ読み比べると、『どこ・誰に重点を置くか』の違いが面白いですな。
(この辺りは三国志に限らずドラクエ等ゲームの小説・漫画にも言えますが)
魏呉蜀のみならずオリジナルの第三者視点とか

先月の月刊マガジンの龍狼伝のラストで楽進見て思った事:どこの山賊だよ!
(山賊風毛皮ベスト装備のゴツオヤジ)
モブ・寡黙な生傷男・気功ファイター娘といろんな楽進見てきましたけど、インパクトは大きかったですよ龍狼伝バージョン
関羽あたりのビジュアルイメージは割と共通な気もしますが

White NOVA / 2014-03-18 01:47:00 No.272
三国志ネタですか。
ファンだけど、マニアじゃないレベルなので、どこまで付いて行けるか微妙ですが、とりあえずレス。

北方三国志は、現在6巻まで読んだところ。赤壁直前ですね。
北方さんの作品は、数年前に『水滸伝』から読み始めて、続編の『楊令伝』まで読了。その後の『岳飛伝』は、早く完結して、文庫になるのを待ってる最中。
で、今、文庫で展開してるのは『史記』で、その合間に『三国志』をゆっくり読み進めてるのが現状。
あと、今年の初めに最寄りの書店で『水滸伝』前史的な『楊家将』『新・楊家将』を見つけて、今は、そちらを読んでます。

と、ここまで、三国志よりも、北方中国時代小説ネタで語ってきましたが、
三国志に話を戻すと、前期・呂布、中期・周瑜、後期・馬超が魅力的かな。いや、馬超の活躍はこれからですが。
劉備のキャラが、演義モデルの単純な仁徳の将ではなく、普段は温厚に見えて、キレたら怖いキャラになってるのが面白いですね。で、劉備の評判を下げないように、彼がキレる前に張飛が暴力を振るうキャラを演じる形に改変されて、張飛が無骨な人情キャラとして、関羽以上に持ち上げられてますな。

ともあれ、作品ごとのキャラ解釈とか、比べて読むのは楽しいです。北方版は、騎馬民族系のキャラが魅力的に描かれがちですね。
『史記』でも後半は漢よりも、敵の匈奴の武将がメインだし、『楊家将』でも、続編では宋側と遼側に別れた楊家の兄弟それぞれの視点で、対立してる双方のドラマを並行して描く作り。
農耕文明視点では、騎馬民族は蛮族として扱われがちですが、その魅力を小説で味わう視点は、北方さんの作品で培われた気分。

なお、三国志は、吉川版を高校時代に読んで、長らく手を付けてなかったので、改めて勉強中、と。

あず / 2014-07-06 18:57:00 No.277
考えてみると長編小説読むのって随分久しぶりの気がします
社会人になると、いろいろ忙しくてどうしても趣味に費やす時間てのは限られてきますし

水滸伝は結構チャンポンな読み方だったなー
原典完訳版・吉川英治版・中高生向けの簡単なやつ・日テレドラマ小説化版が入り乱れるという(笑)
北方水滸伝は17巻まで読了。迫る最終決戦・暗殺者や闇の軍との暗闘・・・そして浮気現場に踏み込む扈三娘(落とすな)
いや、15巻辺りの『九紋竜史進・裸の大立ち回りin妓楼』と並んで、珍しいコメディ色の強さが印象に残りました

独自路線を突っ走っているので(吉川三国志と○姫無双並み)原典で『誰それの副将』程度の扱いだった地味な人物にもスポットが当たりますね
地味キャラ好きには面白い展開ですが(原典では朱武や喬道清が好きでした)
特に宣賛、タダのブオトコから『軍師・顔を潰された元イケメン』と設定変更が大胆
北方民族ネタが本格的になるのは楊令伝以降のようですね

White NOVA / 2014-07-08 01:24:00 No.278
あずさん、どうも。

水滸伝読了、おめでとうございます。
 梁山泊崩壊のラストの後で、後継リーダーを任じられた楊令と、梁山泊残党(および、その子供たち)を軸に、組織再建と北宋崩壊が描かれる「楊令伝」が、次は楽しみだろうなあ、と。

 なお、うちは、三国志の方を現在、11巻。
 関羽が呉の罠にはまって討ち死に、張飛が暗殺された後で、義弟たちの仇討ちのために呉へ向けて出陣した劉備も、陸遜の起死回生の策で、いよいよ最期が近づいてきた頃合い。

 さて、水滸の方ですが、自分の好きなキャラは、武松ですね。彼と、宋江、李逵の3人旅のところが、前半では好き。李逵は、戦キャラではなく、武松と並んで、宋江の用心棒で絶対無敵な強さを示していたのですが、最期は「泳げない」という欠点のために、水上での戦いで船から落ちて溺死という残念な結末。

 他には、「石積みの達人」の陶宗旺が地味だけど、好きなキャラ。彼は、生き残って、楊令伝でも黙々と組織の土台作りに励みますが……。

 史進は、まだ生きてます。岳飛伝でも、まだ健在だとか。「老いて、昔のように重い鉄棒を振り回せなくなったので、新たに日本刀を使うようになった」とか設定が格好良いなあ、とか。

 扈三娘は、ヒロインみたいな女性で、楊令伝でも、いろいろとスポットが当たりますな。

 覆面の宣賛ですが、楊令伝では、火傷の末に生き延びた呉用も覆面を付けるので、「ダブル覆面軍師」という布陣が成立。

 ともあれ、三国史と比べると、「武人以外の商人や職人、暗殺者など、戦乱では裏方になるキャラにもスポットが当たる」のが水滸伝の魅力ですな。
 それぞれの散り際なんかも含めて。

White NOVA / 2014-07-21 00:43:00 No.282
北方三国志読了報告。

まあ、ラストはあっけなく終わったというか、五丈原での孔明病死があっさりだった感じ。物語的には、急に打ち切られたようで、余韻とか達成感が薄いんだけど。
ここから、馬超の子とか、姜維とか、オリジナル展開になって欲しかった気もしますが、それは「水滸伝」シリーズのオリジナルの流れを知っているからでしょうな。
「三国志」の時点では、そこまで脚色が過ぎると、もはや三国志じゃない、と批判されたでしょうし。

天才だけど、失敗が多くて、悩みがちな諸葛亮は新鮮でした。
あと、北方さんの話では、本作の馬超に見られる「隠遁生活を送ってる武芸の達人キャラ」も魅力的ですな。
総じて、「水滸伝の原型」を思い浮かべながら、味わえたなあ、と。

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