2013年末〜14冬の雑談スレ
White NOVA / 2013-12-07 16:54:00 No.240
冬の、まあ、特撮映画感想スレを想定。

 とりあえず、来週のライダーと、1月の戦隊映画用に立てておきます。

多砂 / 2013-12-17 03:31:00 No.241
視聴記憶を思い起こしながの感想なので全体的にストーリーばれ有りますのでご注意をば。

 いっちば〜んてことで、観てきました。
 前年までのMOVIE大戦の3パート構成から、ウィザードの後日譚パートと鎧武パートにウィザードが合流する2パート構成に今回はなってますね、前回のアルティメイタムも実質2パートな感じですが今回はタイトルの切り替えはなしで冒頭の東映の水しぶきも1回だけになってますね。まぁ何回もやって新鮮味も薄れてきたのでその分ストーリーに時間を当てる方向に修正といったかんじですかね。

●ウィザードパート
 テレビ最終話以降の後日譚ということで、0課とメイジの三人にサポートの仁藤含めて人造ファントムの研究所の後処理?
そこに現れた他のファントムの力を吸収できるファントムのオーガ、メイジ達が手こずる量産カーバンクを一蹴すると吸収。
真由さん達メイジもここで大ダメージをくらって登場はここまでで、むむ残念。仁藤のほうはキマイラはドライバーに回収してたようだけど研究目的で未契約と。ここで変身しようとするところを凛子に咎められる流れ。
 オーガは次は晴人の中のドラゴンに目をつけ去って行くと外国にいる晴人のもとに、「ã」(aの上に~付き)の書かれた看板からポルトガル語圏あたりかな、そこで晴人を圧倒してコヨミのリングを奪って絶望させてドラゴンを生み出そうとするまでが序盤の流れ。

 えーと仁藤と譲くんはキマイラ探しをしてたので見つけた後は0課に合流だけど山本さんのほうはファントムのはぐれ残党がまだ暴れてたりするから家族を守るために嘱託的に協力みたいな感じかな?
オーガは吸収したファントムの力を使ってファントム版フォームライドって感じの戦い的ですね。

 この後、オーガを追ってか晴人が日本に戻ってきて仁藤たちと再開。そこにオーガによって指輪から実体化したコヨミが白い魔法使いに変身して魔法の被害は周りの人達をまきこんで大惨事。
 オーガの作戦がコヨミ倒せずに絶望するかコヨミを倒して絶望するかというもので、そうはさせたくない仁藤が晴人にヒザ蹴りをくらわし気絶させたすきにキマイラと再契約して白魔コヨミと戦うもオーガの邪魔が入り、オーガとコヨミも撤退の一区切り。

 白魔コヨミとの戦いの中で晴人が「コヨミは安らかに眠れる場所に置いてあげるのが自分の希望」に対してオーガのいった「しかしお前はコヨミのリングを手放す気はなかったではないか、お前の願望が生み出したコヨミの姿だ」って突っ込みが晴人には痛いところをついたようですな。

 面影堂に戻って瞬平から新作のリングを受け取って、改めて街で暴れてるコヨミ相手に再戦。早速使う瞬平のリングは不発ながらも気を取り直して、駆けつけた仁藤にオーガの相手をしてもらってる間に暴れる白魔コヨミを抱きしめに思い出を語り本当のオレの希望はどんな姿になってもコヨミを信じて云々な語りで闇堕ちを浄化と。

 コヨミの白魔法使いが小柄な体格でかわいらしく今度は味方サイドで観たいところですな。

 このあとコヨミを使う作戦が失敗して、オーガがレギオンの力で直接晴人のアンダーワールド内に侵入、すると一旦不発と思われた瞬平のリングが発動しウィザードが実体化して晴人自身も自分のアンダーワールドに。

 ここからテレビ本編のコヨミに帽子を買ってあげたシーンを再現しながらの戦闘演出の本編とのリンクのさせ方が上手いなぁと思った次第。こういう従来だったら単純な総集編だったのが、巧く再構築して単なる総集編じゃない的演出ってツボだなぁ。

 オーガを倒した後は思い出のアンダーワールドの中のコヨミにコヨミ(ホープ)のリングを預けてウィザードの物語としては一番いい場所に収まったラストだったなと。

 和気あいあいとしてるところで空間を裂いて現れた武神鎧武配下のウツボカズラ怪人(インベスとは違うようで何種怪人かまではパンフには説明なし)に仁藤が吸収されて、晴人は後を追いかけ話は鎧武パートへ


●鎧武パート
 冒頭アーマドライダー限定によるバトルロワイヤルが開始だけどちょうどテレビ本編でライダーに限定すると二人を有するチーム鎧武が有利だから鎧武は参戦しないって表現と相容れない形での出だしだなぁってのが気になりましたな。
 まぁそこに舞を巫女と称してウツボカツラ怪人が空間を割って現れるも鎧武たちに防がれて逃げる、その後を鎧武(紘汰)、龍玄(ミッチ)、バロン(戒斗)が追いかけてヘルヘイムの森とは違う「武神ライダーの世界」へと行く流れ、ヘルヘイムの森の異変に気づいた斬月(貴虎)側も戦極ドライバーをロストさせるわけにはいかないと異世界へ、そしてその後うまい具合に出来た裂け目に飛び込んだ舞も異世界へという冒頭。

 武神ライダーの世界は一部サブライダーのそっくりさん達が武将として式神的に武神ライダーをつかって群雄割拠してる世界のようでノブナガ(伊達さん)ヒデヨシ(照井)ときて頭に753のハチマチをつけた名護さんのそっくりさんは誰なんだろうか?
 この世界にきて三人が最初に訪れたノブナガの居城本能寺(教会風)が武神鎧武におそわれてノブナガ戦死、その時に天下布武の志を戒斗が受け継ぐ形になって戒斗のほうも自身の力を持ったものが世界を支配しそれを行使する権利をもつ論にはまったのかあっさりと順応して天下取りに移行。

 一方紘汰と光真はイエヤスに掴まってこの世界の説明をうけて配下にさせられ、まずは記念の鷹狩りへと、そこに武神鎧武が現れて、紘汰も鎧武に変身。
 武神鎧武もデザインは鎧武の基本ベースはいっしょながら色がそれぞれ赤とオレンジで見分けが付いてたのに鎧武がイチゴアームズに換装したため、デザインは違うといっても赤と赤で非常に見分けづらい状況に、武神鎧武の色青か緑あたりに出来なかったかなと思ったりも。
 この際一時合流した斬月に龍玄にスイカのロックシードを渡してピンチを切り抜けろ的にいってるけどこの辺もテレビと違うよなぁパラレルなのかそれともテレビより少し後の時間軸なのかな?
 まぁこの戦いの中でミッチは紘汰にスイカアームズを渡した後にウツボカズラ怪人に吸い込まれてイエヤスの部下が死んでいく姿を見たりでゲームとは違うとへたれる要因に、とりあえずはスイカ移動をつかってイエヤスをともなって脱出と。

 と、ここで晴人とやや遅れて舞が合流、天下布武モードになった戒斗がイエヤスの居城に攻めてきて、紘汰は争いさえなければ人が死ぬこともないイエヤスにもどうしてたたかうのかという発言をへたれた状態で発言してプチ戦うのはいやだな状態に。
 それに対して晴人が「守りたいものがあるから戦うこともある」「イエヤスもみんなを守りたいから戦いを選んでるんじゃないかな」的な発言で諭してこの辺りはどちらかと言うと戦隊のVS的な流れかなぁという印象。

 で、攻めてきた戒斗に取引、自分が勝ったらいっしょに武神鎧武を倒してこの世界を守るな感じに、勝負はパインとキウィにそれぞれ換装してパワー系対決に、飛び道具的にパインを飛ばせる利をいかしてなんとか鎧武の勝ち一時的ながら戒斗を従わせる流れに。

 ここで武神鎧武が吸収したライダーのエネルギーを溜め込んだ神木をイエヤスの城に生やして攻めてくる、斬月も現れてまずは吸収されたミッチと仁藤をウツボカズラ怪人から開放、えーと貴虎の目の前で思い切りミッチ救出されてるけど不問てことはやっぱりパラレルじゃなければテレビよりは先の時間軸とかなのかな?むぅ。

 まぁこれで数は鎧武側4人ウィザード側2人になったけど他にも再生怪人達をけしかけられて苦戦なところに例の舞そっくりの少女(武神鎧武のいう巫女?)が特殊な実を鎧武達の前に実らせてそれに倒されたこの世界の武神ライダー達の遺品を組み合わせることで例のCMの平成ライダーアームズに。まぁここからは雑魚はサブライダーにまかせて鎧武とウィザードで本陣の武神鎧武のバトルですが、おされた武神鎧武が巨木と融合花を咲かせてそこから上半身だけ飛び出した形態に、、、、

 そして鎧武とウィザードも気の中に閉じ込められるも、吸収されてた武神ライダー達の力を受けて劇場版のスペシャルフォーム
になって武神鎧武を撃破。

 これ、なんとも絵面的にラスボスの姿としては微妙なような???巨木じたいは根をはってるので枝先をつるのムチのようにしならせての攻撃しかしないし、木のデザインもゴウライガンの巨木のように色気のあるものでもないし、これはちょっと失敗かなぁと思う次第。
 例年だとスーツバトルでアクションを先ず決めて、その後のやや不自然な部分もあるもCGで画面全体を飛び交うような動きをみせる展開だけど武神鎧武が鎧武と同じ姿でアクション映えするフォルムなのに、CG化して逆に地味になって駄目になったような感じかなぁ。スーツ状態が普通にかっこ良すぎたってことかな。

 ただ鎧武パートストーリー的には悪くはないかなってことでそれなりに満足。
 最後に元の世界にもっどた貴虎とプロフェッサーと秘書の女性それぞれが謎のロックシードをもって貴虎の腹部のベルトも新型っぽい?と思わせぶりな引きに。

 展開を思い出しながらメモだししつつ感想(細かい記憶間違いはあるかも)て形なのでやや長めに(まぁあらすじ的な部分は削ろうかと思ったけど他の人の記憶の補完がてら役に立てばということで)

多砂 / 2013-12-17 14:20:00 No.242
 最後に3月のヒーロー大戦枠で昭和ライダー15人vs平成ライダー15人の発表。

 その前にキョウリュウvsゴーバスがありますか、
前後する作品の先輩後輩の絡みと新戦隊のお披露目が通年パターンのところを、今回は歴代恐竜戦隊も集結てことでプチレジェンド大戦な勢い。
で、事前情報段階でのゴーバスサイドの影が薄くなってるかなぁという印象も否めませんが。

 でもこういう感じで車やアニマル、忍者系といった同一モチーフのコラボは今後も観たいな思わせることもあって大歓迎ですかね。

White NOVA / 2013-12-19 00:21:00 No.243
 師走でバタバタなのと、今月頭の体調不良に対する用心とで、アウトプットがなかなか追いつけずにいるNOVAです。

 で、劇場版ライダーの感想記事書きを、先に多砂さんがあらすじ込みで書いてくれて、正直助かった感。
 おかげで、メイン記事に対するレスフォローだけで、よくなったり。

 で、こちらの感想ですが、その前に。

>最後に3月のヒーロー大戦枠で昭和ライダー15人vs平成ライダー15人の発表。

 うおッ、うちの見た劇場では、それがなかったので、この書き込みに衝撃。

 平成15人は分かるけど、昭和15人って?
 ええと、ZXまでで10人で、BLACKとRXは現状、別個体扱い、となると12人。
 すると、残り3人は……まさか、シャドームーン、ロボライダー、バイオライダーか?
 そうか。ようやく、ブラックとシャドームーンの共闘が見られるか。それは感無量。

 って、ボケるのは、これぐらいにして、普通に考えるなら、真、ZO、Jだろうな。「昭和?」だけど。
 真は、平成4年(1992年)
 ZOは、平成5年(1993年)
 Jは、平成6年(1994年)だから、
 昭和と平成をまたがったRXを昭和ライダーに含めるとしても、彼らを「昭和組」に含めるのはどうか、と。

 Jまでで区切るなら、「旧世紀ライダー」と「新世紀ライダー」が妥当なんだと、思いつつ。
 いや、まあ、仮面ライダーの世界では、昭和は64年冒頭で終わることなく、もう少し長く続いて、真は昭和67年、ZOは昭和68年、Jは昭和69年に発表された、という設定なのかもしれませんが(笑)。

 さて、そうか、Jか。
 すると、ティラノレンジャー・ゲキに続いて、望月祐多さんが変身者役で出たりするようなサプライズは……さすがにないかな。

>ゴーバスサイドの影が薄くなってるかなぁ

 まあ、とりあえず、「陣さんの扱い」が気になりますね。
 完全復活するのか、それとも一時的な復活なのか。
 あとは、エンター&エスケイプも出るみたいだし。

 それと、夏の劇場版もそうですが、脚本が三条陸さん。
 ええ? TV全話に加えて、劇場版も書いてるって、今年一年、すごい仕事量じゃない? 
 過去に戦隊全話を書いた人っていた? と思って調べると、小林靖子さんのシンケンジャー42話分が最多記録? 
 続いて、やはり小林靖子さんのタイムレンジャー40話分、
 ガオレンジャーの武上純希さん38話分、ギンガマンの小林靖子さん37話分(うち1本は共作)、ジュウレンジャーの杉村升さんが34話分(うち2本は共作)。
 井上敏樹さんのジェットマンは29本で、意外と少ないな、と思いましたが、大体、メインライターと言っても、これぐらいが普通なのかな。
 ジェットマン以前だと、曽田博久さんがゴーグルファイブからファイブマンまでコンスタントに毎年、大体30話以上書いていたり、
 その前のメインライターさんは、上原正三さんだったわけですが、まあ、ゴレンジャーで51話というのが数的には最多記録という結論に。まあ、ゴレンジャーは放送期間が長くて、2年間で全84話だから、比較としてはフェアじゃないのだけど。

 で、キョウリュウジャーは目下41話まで放送されていて、あと2話で小林靖子さんの記録を抜くわけですが、ええと全52話以上にはならないよね。そうなれば、全話書ききれば、三条さんが上原さんのゴレンジャーを抜いて、最多数記録なんですが。
 まあ、何にせよ、戦隊で全話書ききるだけで、前例のない伝説級の業績だと思うのですが、果たしてどうなるか。プロ野球の完全試合を見守るようなワクワク感を覚えたり。

 あ、劇場版の監督は、坂本浩一さんなので、アクション祭りも楽しみにしてます。

White NOVA / 2013-12-19 00:58:00 No.244
 何だか、戦隊の脚本家調べに夢中になってしまいましたが、改めて、ライダー映画の感想。多砂さんへのレスも合わせて。

●ウィザード編

 もう、一言で言えば、コヨミづくしの映画だった、と。
 メインヒロインなんだけど、「引きこもりキャラ」とか「役者本人がアクションが苦手だった」とか「ファントムを見抜く能力が便利すぎて、ドラマのフォーマットを崩してしまう」とかで諸事情あって、全体的な出番が少なく、
 途中の要所要所と、終盤以外では影も薄く、夏の劇場版では、他の面々がライダーに変身する中で、一人だけ変身できずにいた悲劇のヒロインだった彼女のこれまでの不遇さを弾き飛ばすような作品でした。
 これで、全国のコヨミファンが報われた、と思います。まあ、ぼくはコヨミファンだったけど、途中で真由ちゃん(およびメデューサ)ファンに切り替わったので、「真由ちゃんの出番をもっと増やして欲しかった」という意見もあったのですが。

>真由さん達メイジもここで大ダメージをくらって登場はここまでで、むむ残念。

 そうなんですよ。
 せめて、終盤、人造ファントム3人相手に孤軍奮闘するビーストをフォローするために駆けつける展開があれば、良かったんですけどね。
 メイジ3人組は、最終回でもさっそうと駆けつけるのはいいものの、結局、戦闘では活躍できない前座扱いで終わってしまうのが残念。せめて、メイン戦士をバックアップする役ぐらいは果たして欲しかったんですけどね。

>オーガのいった「しかしお前はコヨミのリングを手放す気はなかったではないか、お前の願望が生み出したコヨミの姿だ」って突っ込みが晴人には痛い

 結局、晴人が「コヨミ離れできない」ことを露呈した映画でしたね。
 「未練がましく、コヨミを眠らせることができない」という晴人の心理を敵キャラに指摘させつつ、結論として「コヨミと離れるのではなく、その全てを受け入れることを決意する」流れは、まあTV版の終わり方をさらに昇華したハッピーエンドと言えますな。

 一応、特撮掲示板での自分の書き込み(9月16日分)を引っ張ってくると

>「ウィザードリングが砕けて、代わりに賢者の石が変化した『コヨミリング』をGET」した形で、晴人とコヨミが結ばれた形に。
>ラストで、「コヨミリングを遠いところに眠らせるために、旅に出た晴人」ですが、何となく指輪離れできず、右手の指輪を撫でながら、コヨミに話しかける晴人という構図が簡単に想像できますな。
>で、指輪を撫でると、「コヨミの精霊」が現れて、晴人にアドバイスしてくれるんだけど、他の人にはそれが見えないので、傍目には晴人が妄想で独り言をつぶやいているようにしか見えないとか。

>ともあれ、単に復活するよりも、心が結ばれて、指輪という形で一体化、という方が、ハッピーエンドっぽいですね。

>でも、瞬平ってドジで、ぶきっちょそうだから、どんな指輪を作るのやら。

 こんな感じで、TV版の最終回に際して書いたことが、上手い具合に取り込まれた感じで、「見たい物をきちんと見せてもらった」映画だと思います。

 で、最後の晴人のアンダーワールド内での戦闘が、背景にコヨミの映像がひたすら流れる「頭の中がコヨミでいっぱい」ワールドに内心、苦笑しつつ、
 それを称して、「この希望(コヨミ)に満ち溢れた世界で、ファントムに負けるはずがない」と大見得を切るウィザードに盛り上がりつつ、
 「コヨミがオレにとって最後の希望」という晴人の告白とか、本当に素晴らしすぎるラブロマンス映画でした(笑)。

 で、本当にコヨミのことで頭がいっぱいで、コヨミに掛かりきりだった晴人に対して、
 硬派な漢ヒーローだったのが、仁藤のビースト。
 途中、コヨミが敵に回って動揺して戦意喪失状態だった晴人の代わりに、「もう一度、命の危険を覚悟して、キマイラと再契約する流れ」は、TV本編の最終話前のビーストの活躍を思い起こさせて、
 晴人以上にヒーローとして輝いていた、と思います。

 昭和の空気を持った漢ヒーロー(命をかけて、友のために戦う)のビーストさんと(まあ、「大喰い野郎はオレ一人で十分だ。キャラがかぶってるのは許せない」とコミカルにのたまうのも、仁藤らしさですが)、
 一方で、ナイーブで思い悩みながらも、その末に希望を見出して昇華させるドラマチックな平成ライダーっぽさを示した「愛と希望の魔法使い」のウィザードと、
 どちらが主とも従とも言えない、2人ライダーの良さも引き立った映画でした。

 平成のダブルライダーは数あれど、ここまで主役並みに最後まで持ち上げられたのは、ビーストさんの人徳だなあ、と。

 でも、最後の最後、「ビーストさんが新たな敵に喰われて、別世界にさらわれるところ」で、鎧武編につづいた、と。

White NOVA / 2013-12-19 02:28:00 No.245
で、勢いづいて、鎧武編。

 ええと、TVの世界観とは別物と前情報を持っていたのですが、じっさいは「TVの世界観から、敵を追って別の世界へ飛び込む」流れでしたね。
 最初に、大舞台でダンスパフォーマンスが行なわれ、ようやく「ダンスに日の目が見られたな」とニッコリしつつ、
 メインイベントとして、アーマードライダー同士のバトルが催されます。黒影とグリドンもしっかり登場して、大ステージの上で戦いスタート……と思いきや、そこに乱入したのが、ドリアン傭兵のブラーボ……ではなくて(ええと、彼だけ出番なし)、まあ、別世界(武神世界)の怪人。
 舞さんを「運命の巫女」としてさらおうとする怪人に対して応戦する鎧武と龍玄、そして「ライダー同士の戦いの邪魔をするな」と反撃するバロンさん。
 で、勢いづいて、怪人の後を追って、別世界に飛び込む3人ライダー。

 で、異世界に向かう4人目の斬月ですが、その理由は「せっかくモニターしている戦極ドライバーが、異世界で行方不明になっては困る。戦極ドライバー(と持ち主)を取り戻さないと」という事情。
 
 で、いつものヘルヘイムの森ともさらに違う「戦国時代の亜流世界」に戸惑いつつ、いろいろなイベントに巻き込まれる3人ライダー。
 その中で、バロンさんは、伊達さん、いやノブナガの本能寺(という名の教会)での死に立ち会い、彼の後を継いで、「力を持って天下統一すること」を誓ったり。「オレも、この時代に生まれたかった」とか、異世界の流儀に一番馴染んでるわけで。

 で、この武神世界では、戦国大名の用心棒として武神ライダーが戦うわけですが、
 ノブナガ(伊達さん)の用心棒はオーズ。
 しかし、赤い鎧の武神鎧武が各地の武神ライダーを襲って、その力を吸収する事態が発生。
 で、紘汰も「武神鎧武に似てる」ことから、一般の人から恐れられたり、武神ライダーから攻撃されたり、不本意な事態に。

 なお、劇中登場する武神ライダーは、オーズ、W、フォーゼ、それから「753の鉢巻きを付けた武将の元で戦うキバ」。
 まあ、一応、他の面々もワンカットで戦っている様子が描写されたりはしていますが、ドラマには絡まず。

>頭に753のハチマチをつけた名護さんのそっくりさんは誰なんだろうか?

 あと、フォーゼの主の「賢吾似の人」も気になりますね。
 一応、Wikipediaなんかでは「キバ軍武将」と「フォーゼ軍武将」とされていますが。
 まあ、劇中で武神ライダーの領地図が示されていたので、よくよく調べてみると、領地から推測できるのかもしれませんが。

 で、ノブナガ軍を受け継いで戦国ライフを満喫するバロンさんの一方で、紘汰とミッチは、異世界から脱出しようと企てるのですが、武神ウィザードを失ったイエヤスに捕まって、自分の天下取りを助けるように要請されることに。

 さらに一方の斬月兄さんは、武神鎧武に襲撃されるヒデヨシ軍に遭遇。状況がよく分からないまま、戦っている武神Wを撃退してしまい、武神鎧武に手を貸してしまう形に。
 その後、武神鎧武は「よくやった。お前もオレの力になれ」と斬月に襲い掛かり、結局、斬月兄さんは火の粉を払いながら、行方不明の他のライダーを探すことに。

 で、龍玄とうまく遭遇して、「元の世界に戻れ」と命令するわけですが、弟と認識しているようにも、たまたま出会ったから声をかけただけのようにも見えましたな。
 あまり、じっくり語り合おうともしなかったし、「必要最低限の接触だけで、言いたいことを言って、用事は済んだとばかりに消える」という見せ方。

 結局、ミッチはTVよりも一日早く、キウイアームズを披露して善戦するわけですが、結局、武神鎧武の手下のウツボカズラ怪人に喰われて、ビーストさんと同じ扱いに。

 ミッチを失ったことと、戦乱の中で人の死を目の当たりにして、紘汰は戦意喪失モード。
 まあ、この辺は、TVの紘汰を見ていると、納得。むしろ、番組開始前のウィザード・スペシャル編で、「助けを呼ぶ声が聞こえたら、異世界にも積極的に飛び込む陽気な助っ人としてデビューした鎧武」の方が、現時点では違和感あるわけで。
 身内のピンチには積極的だけど、他人のケンカにまでは介入を良しとしない、発展途上ヒーローの紘汰にとって、戦国の乱世は厳しすぎた。
 この辺は、バロンさんとの対比のドラマになってます。

 で、ヘタレモードな紘汰だけだと積極的に話が進まないので、仁藤を救出に来た晴人と、行方不明の紘汰たちを求めて異世界の門をくぐった舞が、うまく落ち合って、紘汰に発破をかけることに。

 結局、「天下統一して、自分の領国だけでなく、全ての民を守る平和な世界を作る」という悲願を、亡き友である武神ウィザードと分かち合っていたイエヤスの気持ちに触れて、
 「全ての人を守る」「亡き友との約束」という言葉が琴線に触れたのか、紘汰が奮い立つことに。
 一方の晴人も、武神ウィザードに代わって、自分が異世界のウィザードとして協力することを表明。

 そこに、バロンさんのノブナガ軍襲来。
 何だか、この世界に骨を埋めようとハッスルしているバロンさんに対して、「バカなことを言うな。お前の世界はここじゃないだろう。武神鎧武を倒して、一緒に帰るんだ」と説得する紘汰。
 それに対して、「人を説得したければ、力を示せ。弱い者の言葉など聞く耳持たん」とかたくなに断るバロンさん。
 「だったら一騎討ちだ。オレは、これ以上、人が死ぬのを見たくない。お前が勝てば、全面的に降伏する。オレが勝てば、オレの舎弟になれ(趣旨)」と宣言し、
 始まるバロン対鎧武の戦い。

 まあ、鎧武編単独では、この両者の対決がクライマックスですな。
 結局、鎧武が勝って、「この世界から帰るまで」という条件付きで、舎弟になることを了承したバロンさん。

 そこに全ての武神ライダーを吸収して力を付けた武神鎧武が襲撃し、世界を支配するための最後の鍵である「運命の巫女」を確保しようとするわけですが、
 そこへ駆けつけてきた斬月兄さんの協力もあって、ミッチと仁藤の救出に成功。
 クライマックスの戦いに、という展開。

 最終的な決め技として面白いのは、「ドラゴンを召喚したウィザードのキックストライクで、鎧武のスイカ大玉をサッカーみたいに蹴り放つ攻撃」
 そう言えば、晴人が魔法使いになる前は、サッカー選手だったなあ、と思い出したり。ふだんのライダーキックでは、そんなことは考えなかったけど、「玉を蹴る」という描写で、頭の中でつながった次第。
 で、続いてのダブルライダーキックでとどめ、となるわけですが、
 その前段階(巨大戦対応)の空中戦では、新フォーム披露。ウィザードの方は、インフィニティードラゴンゴールド。まあ、金色のオールドラゴンですな。
 鎧武の方は、タンポポロックシードの変形した空中戦バイク「ダンデライナー」に搭乗。こちらはTVでもいずれ出るのかな?

 で、その前段階で、CMでも強調された武神ライダーの形見(ガイアメモリと、メダルと、スイッチと、指輪)がロックシードと融合した「レジェンドライダーロックシード」の力で、
 鎧武がウィザードアームズに、バロンがオーズアームズに、龍玄がWアームズに、斬月がフォーゼアームズに、それぞれ変わるわけですが、
 それぞれの変身時の決め台詞なんかも披露。「宇宙キター……と、とりあえず言ってみるか」と、呟きモードの斬月兄さんがワロた。
 他のネタとして、仁藤がウィザードのアーマーまとった鎧武に対して、「晴人」と呼びかけて、本物のウィザードが「俺はこっちなんだが」とツッコミ入れるところも笑えた。

>最後に元の世界にもっどた貴虎とプロフェッサーと秘書の女性それぞれが謎のロックシードをもって貴虎の腹部のベルトも新型っぽい?と思わせぶりな引きに。

 一応、今回の年明け新ライダー・サプライズはこれですね。
 例年ほどのインパクトはないのですが、バージョンアップしたエナジーロックシード(メロン、レモン、ピーチ)をチラ見させた、と。
 まあ、プロフェッサーが変身することがこれで確定。他に、新キャラとしての女性がユグドラシル所属ということが判明。玩具情報ではもう一つ、チェリーのエナジーロックシードがあるようですが、
 彼らはみんな、鎧武と対立する立場かな。

 ともあれ、鎧武編は、武神ライダーの戦いも含めて、ドラマで感動させるよりも、陽性のお祭りモードでしたね。
 サプライズそのものはあまりなく、手堅くまとまった印象。まあ、むしろ、TVの方がカオスに近いビックリ箱のような作品なので、劇場版は予定調和的に意外とおとなしかった、と思えたり。

 で、最後に、「敵がファントムではないので、仁藤が食事に困るだろう」という問題に対して、
 「ロックシードは魔力たっぷりなので、キマイラも満足してくれた」ということで、ロックシード集めに邁進している仁藤が笑えたり。

 だったら、いっそのこと「鎧武の世界」で暮らした方がいいのでは? と思いつつ。
 今後の仁藤は、「キマイラの餌になる、ファントム以外の魔力源を求めて、世界各地を旅する設定」が付いて来るかな。
 で、旅の途中で、オーズに出会ったり、いろいろ想像すると面白いわけで。
 最後まで美味しい役回りだったのが、仁藤だったという結論でした。

多砂 / 2013-12-20 00:34:00 No.246
●平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊(仮)
http://www.superhero-movie.com/
 公式サイトもトップページだけどできてますね。
申し訳無さ程度に feat.スーパー戦隊 とあるのが微妙感ですな〜。
(元々流れ的にオールライダーに戦隊を追加してのライダー班担当のヒーロー大戦枠みたいな扱いではありますけど)

 公式が何故、2000年期以降のクウガ以降と以前の新旧の区切りを昭和・平成で呼び分けるのかは、電王組あたりをつかってメタな説明をさらりとでもしてもらう流れを定番化してもらうのも悪くはないかも。
モモ「俺達平成のライダーと昭和のライダーが戦うだと?」
ウラ「でも昭和64年が平成元年だから、RXの時点で平成……」
車掌「それはですねぇぇ〜、元々…………と、いうことですから。はい。」
みたいな。

 横道それレス中心になりましたが
>ブラックとシャドームーンの共闘が見られるか。それは感無量。
 是非見たいですね、ラストあたりで全戦士パワーを振り絞るところで、まだパワーが足りないみたいな状況で
シャドームーン「困ってるようだな」
ブラック「信彦!」
シャドームーン「勘違いするな、単に◯◯ショッカーのやり方が気に食わないだけだ」
 みたいな感じで他のライダー達のキックに混ざってブラックとシャドームーンのダブルキックとかみたいですな。
戦い終わって1号ライダーに目配せするブラック、軽く1号ライダー頷いて、
ブラック「シャドームーン。君を仮面ラ……」
シャドームーン「いらぬ!我が名は創世王シャドームーン。今度会うときはブラック貴様の敵だ」
 まぁこんな感じで以前も書いたような気がしますが、見れたら本望。

>脚本
 井上さん意外ともっと書いてるようなイメージですが、ひとつの仕事の中だとそんな感じなんですね。
カブトのときにサブ的に担当してましたが、当時はチラ見的な視聴の中その当時アニメ版デスノートやらギャラクシーエンジェる〜んだとかで一週間の間に5作品くらいで井上敏樹の名前を見た時にはさすがに驚愕した覚えが^^
どちらかというと掛け持ち的なスケジュール調整力含めてすごい人なのかも。

>コヨミ。「役者本人がアクションが苦手だった」とか
 白い魔法使いの基本の戦闘スタイルがエクスプロージョンのリングを使うものなので変身前と変身後のイメージのずれを損なわずに上手く描けてたと思いますね。これで変身後に派手にワイヤーを使って動きまわるようなアクションだとそれはそれでびっくりだったかもですが。
 あぁ何気にオーガーのワイヤーからコヨミの肉体を生成するイメージソースって3Dプリンタがベースにあるのかと今気づいたりも。
 値段的に普及ベースにのってきたから変身プロセスとか武器やら3Dプリンタ的演出をつかうライダーとかも何年後かにアイデアとしてでてきそうだったりも。

White NOVA / 2013-12-21 19:59:00 No.247
多砂さん、どうも。
 映画感想で、(自分的に)盛り上がるきっかけを作ってくれて、感謝を表明しつつ。

>●平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊(仮)

 公式サイトを確認。

 プロレス興行的なお祭り映画なので、ライダー同士が対決する理由は、まあ、悪の陰謀的なこじつけが行なわれるのでしょうけど(で、クライマックスはもちろん共闘)、
 気になるのは、戦隊がこれにどう絡むか、ですね。

 ドラマのメインとして団結して仲裁役を担う(視聴者視点として、対決見ながらおろおろしつつ、対決の背景事情を解決に動く)か、それとも、「昭和側に立つ戦隊」と「平成側に立つ戦隊」に分かれるのか。

 それと、敵組織が、今度は「何ショッカー」なのかも気になる点。
 ええと、「ゲルショッカー」「ネオショッカー」「大ショッカー」「スーパーショッカー」「スペースショッカー」が一応、公式の系譜ですな。ゲームだと、「グランショッカー」なんてのもあったけど。
 スペースの次は……デストロイアだから(ゴジラ映画)、ええと、デストロイショッカー? って、だったらデストロンでいいじゃないか。

 あとは復活幹部だと、ゾル、死神、地獄、ブラック、ドクトルGまで出ているから、次は、キバ男爵の出番かな。
 他には、アポロガイスト、キングダーク、十面鬼、ジェネラルシャドウ、大神官ビシュム、シャドウムーン、ジャーク将軍、ドラスまで再利用されたことを記憶中。
 ネオショッカー、ドグマ、ジンドグマ、財団、フォッグマザーがまだかな(記憶漏れがあれば、フォロー歓迎)。

>>脚本
> 井上さん意外ともっと書いてるようなイメージですが、ひとつの仕事の中だとそんな感じなんですね。

 いやあ、井上さんの本領は、戦隊よりも、むしろ平成ライダーで発揮されていますね。

・アギト:51話中50話。さらに劇場版、TVスペシャルなどほとんど執筆。

・ファイズ:50話全て担当。さらに劇場版。

・キバ:48話中46話。さらに夏の劇場版。

 ジェットマンの場合は、「井上敏樹要素満載の戦隊」という思い込みがあったので、ほとんどこの人が書いていると思いきや、意外と半分強でしかなかった、と。
 まあ、ジェットマンは「愛憎入り混じった、時として陰鬱なトレンディドラマ風作品」という評価が先立っていますが、バラエティ豊かな脚本家によるコミカルな回も散見されて、戦隊らしく明るく楽しい作品だったりもします。
 井上さん以外の回だと、「怪人の個性や特殊能力が面白い」という印象。後年、荒川さんのヌードルジゲンや、ドライヤージゲンの話が注目されがちですが、自分が楽しかったのは、「11話のジハンキジゲン」の回。
 ふだんのキャラクターの性格が、敵の能力で変わってしまい、個性的なメンツの性格に慣れ親しんだファンほど、そのギャップに笑えるというもの。戦隊で、人格入れ代わり回とかは中盤過ぎでよくあるのですけど(通の目では、役者の演技力の成長など堪能できたり)、11話という早い段階で、こういう話を作れてしまう辺り、ジェットマンの5人の個性が分かりやすく確立されている証拠とか。

 ……って、ここぞとばかり、ジェットマンをヨイショしてるなあ、自分。

PS:ゴウライガンのおかげで、ジェットマンを振り返りやすくもなってるってことで。

ノリヒコ / 2014-01-03 11:40:00 No.260
皆様あけましておめでとうございます。鎧武&ウィザード昨日鑑賞してきました。

ウィザード
人工ファントムが、ワイズマン軍団?雑魚キャラになっちゃうのは、早すぎかなと思ったり。仁藤たちの危機に真由初めメイジたちが救い出す場面は、カッチョイイ。
オーガが一枚上手で今までのファントムの力を使う合成で、各キャラの顔が浮かんでましたが、僕はメデューサとフェニックスだけしか解りませんでした。そしてとにかく声が大きかったこと。

コヨミの指輪を供養する話でしたが指輪を持つことが、、本人の死を受け入れていないとオーガに言うこともわかるけど、晴人は受け入れていながらも静かに眠らせてあげたい。やり取りは、うまく言えないですが合点がしました。
そして偽コヨミ倒すため、再びビーストになる仁藤。キマイラに説得されがらも友を救うヒーロー然の立ち振る舞いもカッコ良かった。

俊平製作の指輪の力で突入した、オーガ対ウィザード自身のアンダーワールドでの決戦。
色々な思い出の中の普段の晴人とコヨミのすぐ近くで、火花散る戦いはシュールで少し笑いが。
ラストは思いもしなかったエンディングで暖かかったですね。

鎧武
冒頭のダンスバトルガイムとバロンは知ってましたが他は、どちらが黒影または、グリトン側の陣営なのでしょうね。それとも出ていなかったのか?
ノブナガの最後、せりふは『人間五十年・・』のみしか思い出せないけど、竹中直人さん主演大河で渡哲也さんが演じた秀吉の最後思いだしました。岩永さん最高。そしてフォーゼのイエヤスを守る活躍も素敵でした。
今回のレジェントライダーロックシード変身、結果までの道筋が凝っていて満足でした。
そしてムービー大戦パートに入らず早々に、颯大と晴人が鎧武パートで出会ったのは驚き、仁藤と晴人の漫才コンビは面白かった。そして霞のジョー小山力也さん演じる武神鎧武が倒され崩れるお城のカットで木材と水が使用された特撮カットが写った時は、感動しました。特撮日本!

White NOVA / 2014-01-03 17:25:00 No.263
 ライダーだけで長くなっているので、今月の「戦隊VS映画」用には、別スレを立てたほうがいいな、と思いつつ。

●ノリヒコさん、どうも

 改めて、明けましておめでとう。

>色々な思い出の中の普段の晴人とコヨミのすぐ近くで、火花散る戦いはシュールで少し笑いが。

 いやあ、あの戦いはシュールでした。
 自分は「コヨミづくし」と表現したんですが、敵も、メインヒロインも、背景画像も、みんなコヨミという。
 ここまで、コヨミ哀、転じてコヨミ愛に満ち溢れた映画はないな、と。

 「ヒーローの恋愛映画」としても、フォーゼの時の「なでしこ」に続く傑作ですな。
 描きたいものをここまでストレートに見せてくれると、もやもやした気分が残らず、快感が得られる、と。

>ノブナガの最後、せりふは『人間五十年・・』のみしか思い出せないけど、竹中直人さん主演大河で渡哲也さんが演じた秀吉の最後思いだしました。岩永さん最高。

 ライダー映画で、「ノブナガ」というと、先のオーズでも「遺伝子培養したホムンクルスとして現在に復活したノブナガ」が登場済みなんですが、実は彼が初代バースだったり。
 で、今回はTV本編でバースを演じた伊達さんが、ノブナガを演じて、「バースとノブナガつながり」が成立。
 ついでに、オーズのホムンクルス・ノブナガが変化した「鎧武者怪人」も、ネーミングが本作につながってきますな。

 で、そのノブナガの後を継ぐことになったのが、バロンの戒斗ということは、後々、「バースとバロンの共演」を期待したくも。

 戦国武将的に惜しむべきは、この映画、ノブナガとヒデヨシとイエヤスが全て対面することなく終わってるわけですな。
 もしも、鎧武たちが関わらなければ、伊達さんと照井の対面とか面白かったろうになあ。
 それと、ノブナガの後継者の座を巡って、ヒデヨシVS戒斗に展開しなかったのも、心残り。総じて、ヒデヨシの扱いが、ワンシーンのギャグだけのため、でドラマ的には機能しなかったのが残念でしたな。

 まあ、鎧武はTV本編が盛り上がってくれれば、それでOKと。

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