2013春の特撮映画スレ
White NOVA / 2013-03-03 23:20:00 No.218
あず / 2013-04-28 17:48:00 No.222
White NOVA / 2013-05-01 01:38:00 No.223
White NOVA / 2013-05-01 02:46:00 No.224
ノリヒコ / 2013-05-11 13:19:00 No.225
White NOVA / 2013-05-12 20:52:00 No.226
ノリヒコ / 2013-05-14 22:39:00 No.227
White NOVA / 2013-05-21 00:16:00 No.228
本日は、「牙狼」を見てきましたよ。
内容は、いつものアーバンホラーアクションではなく、からくりギミック風味の異世界ファンタジーで、
何となく、「オズの魔法使い」感覚だったりもしますね。相棒というかライバル格の剣士が「カカシ」だし。
このカカシの外見が、ムアコックの英雄の介添人ジャリー・ア・コーネルを連想させてる部分も、自分的にいい感じ。最初は、海賊戦隊の敵役バスコみたいな雰囲気でもありましたが。
で、龍退治のために、失われた指輪、剣、コートを探索するストーリー。
そして、話が進むにつれ、この異世界が「人の捨てた道具・物への想いから生まれた」ことが分かり、
モノが人格を持って動き回っている。
だから、指輪、剣、コートもそれぞれモンスター化して、鋼牙と戦ったりも。
当初は、牙狼の世界観とは全く違う明るめの雰囲気に、新鮮さと違和感を覚えていましたが、次第に世界の根底に秘められた暗さが見え始め、人の情念と結び合う様子は、牙狼調。
そして、「カカシの正体」が、実は鋼牙の過去につながりがあって、最初からしっかり伏線が張られていたことが最後に分かる、その構成の見事さに拍手です。
あとは、物語の基本が「ジェットマンのゴミジゲン」に通じるなあ、と感じつつ、捨てられたモノへの感情移入を強められる作品でした。
まあ、このモノの中には、道具の他に、絵画や映像みたいな作品も含まれるので、
時の中に忘れ去られた作品への想い、時を越えて語り継がれる作品への憧憬なんてテーマも感じたり。
アクションに関しては、いつもの牙狼なので、不満はないです。むしろ、鎧を着ない生身アクションがたっぷりですので、変身ヒーローではなく、珍しい和製の正統派ヒロイックファンタジーとして楽しめました。
PS:4月からは、主人公を交代してのTV版が決定されたのも、楽しみにしつつ。
そちらは、伊狩鎧がレギュラー出演だ。