夏から秋の特撮映画スレ
White NOVA / 2012-08-19 21:22:00 No.184
 フォーゼから、ギャバンへ「宇宙(刑事)キター」とつなげるスレです。
 あ、それと自分も「アベンジャーズ」見て、日米・新旧ヒーロー集結映画の時流にも乗ってますね。

 ギャバンについては、「ゲキバイオレット→シャリバン」「伊達さん→シャイダー」ということで、前スレで書いた「他の宇宙刑事(シャリバン、シャイダー)との共演が、単なる早とちりではなかったことを喜びつつ。

 すると、ダブル蒸着だけでなく、3人揃っての「焼結・赤射・蒸着」も見られるの? とか、新宇宙刑事3人の関係がどうなるの?(新ギャバンが新人で後輩? それとも3人が同期?)とか、いろいろ気になります。

 アベンジャーズについては、あずさんへのレスから乗ってみよう。

>キャプテンアメリカのこの掛け声が無かったのがちと残念

 まあ、今回は「チーム結成編」で、キャプテンのリーダーシップも戦場で確立しましたからね。次回の楽しみとしておきますか。
 その前に「アイアンマン3」とか「アントマン」(バロム1の戦闘員に非ず)が予定されているそうですが。

 「アントマン」は、コミック版アベンジャーズの初期メンバーで、縮小光線を発明した科学者の変身した姿。相棒の(後の奥さん)のワスプとセットで、日本の『ミクロイドS』の元ネタっぽい感じですね。
 後に巨大化能力も得て、「ジャイアントマン」にもなるそうですが、そこまで話が進むのかな?
 以上、にわか勉強のアメコミ知識の披露。

 対決ネタとしては、『アイアンマン』と『キャプテンアメリカ』の世代感覚の違いがまず面白いですね。
 自己中だけど軍隊ぎらいな社長と、博愛主義だけど古風な兵士のキャップが、合わない。キャップはジェットマンのレッドホークなんかに相当するけど、社長のキャラは日本の特撮キャラだと誰になるかなあ? 
 金持ちで天才って、特撮の主人公にはあまりいないんだよなあ。脇役とか、アニメのロボットパイロットだったら、たまに見かけるけど。
 強いて言えば、カブトの天道さんかなあ。

 キャプテンは、戦場でリーダーシップを発揮して、他のメンバーに細かく指示するんだけど、ハルクに対してだけは「スマッシュ(暴れろ)」の一言。
 あと、ソーのハンマーが「高潔な英雄でないと持てない」とあって、怪力のハルクも持ち上げられない、とか、
 怪力英雄同士でぶつかったハルクとソーが、クライマックスで連携をとって、ソーが友好を示したところ、ハルクが根に持っていたのか、ソーを弾き飛ばしたり、
 ソーの義弟のロキが、やたらと偉そうに「オレは神だから、お前みたいな下等生物はおとなしく従え」と言ったところ、ハルクにボコボコにされて、「ちょろい神だ」とあしらわれたり、
 ハルク関連は、いろいろと笑えます。まさに怒らせたら怖い。

 アイアンマンは、大ダメージを負った装備を解除して、生身でロキに対峙。そこでも自信ありげな態度は崩さず、「お前を脅しに来た」と宣言。「お前が敗れる理由ははっきりしている。我々全員を怒らせたことだ」と宣言したところ、「お前に何ができる」とロキに弾き飛ばされて、空中落下。
 そこで「新型スーツを空中で装着」するシーンは、正に宇宙刑事。基本的に、G3みたいに基地内装着でしたからねえ。飛行モードのスーツが飛来して、社長を収納するように装着するところは、日本風の変身シークエンスとして大拍手。

 ……とまあ、色々、楽しかった作品。

PS:この映画を見ると、未見だった『アイアンマン2』も見たくなりますね。映画版のブラックウィドーのデビュー作でもあるそうで。

White NOVA / 2012-10-02 01:33:00 No.188
 10月になったので、ここも「ギャバン」の需要を見越して、上げておきます。

 ま、冬の「MOVIE大戦」のネタも、ぼちぼちと。

White NOVA / 2012-10-10 00:52:00 No.189
 『アイアンマン2』をレンタルしようと思いながら、後手後手に回っていたところ、TV放映されたので、録画視聴。

 いつ見ても、仮面ライダーバースの演出を思い出す「ヘルメット内描写」……って、いや、アイアンマンの方が先なんですが。

 で、『アイアンマン2』は、当然、社長の物語なんですが、同時に『アベンジャーズ』への伏線が入ってたりするわけで。
 でも、アメコミに詳しくない自分は、「キャプテン・アメリカの楯」とか「マイティー・ソーのハンマー」をちらっと見せられても、よく分からなかったろうなあ、と思いますね。
 それらのアイテムは、『アベンジャーズ』で先に見ていたからこそ、『アイアンマン2』で、おおっと感心できた、と。

 あと、ブラックウィドーについても、『アイアンマン2』の描写だけでは、何だか物足りない感じだったので、『アベンジャーズ』への伏線と見ることで、納得できた、と。

 あと、今回のテレビ朝日版は、吹き替え声優が、劇場版やDVD版と違って、「社長がシャア(池田秀一)」だったり、「敵のウィップラッシュがウルザード(磯部 勉)」だったり、「ニック・フューリー大佐がコンボイ司令官(玄田哲章)」だったり、という楽しみもありました。

 期待の『アイアンマン3』も、来年4月16日に公開ということで、そちらも楽しみにしつつ。

 楽しみな映画が多い現状を喜ばしいと思いつつ、近年は鑑賞時間の確保が大変だなあ、と。

PS:20日のギャバンは、27日の009と同じ日に見ることを検討中。

紫苑 / 2012-10-27 16:19:00 No.190
「ギャバン復活」アラフォー世代にとって、このイベントへの期待感は計り知れない。近年、マンガ、アニメ、特撮でリメイクやリファインはいくつも見てきた。そしていよいよ満を持して現実となった本作。思えばこの作品との出会いは思春期の入り口に差し掛かったころ。特撮番組を卒業してもおかしくない(すべき?)年齢だが、そうさせない力動が確かにあった。おかげで最も吸収力の高い少年期にマニアの世界に引きずり込まれてしまった。以来、この世界に魅了され続け、数多の作品群と出会うこととなる。そのきっかけとなった大変重要な作品である。腹以上肥えてしまった眼なのだが、それにかなうものであることを大いに期待して鑑賞した。

だ、が、ね、残念ながらその期待は崩されてしまった。過度の期待感との落差なのか、満たされない気持ちの方が強い。

この映画の企画や構成を練る上で、絶対に欠かせない要素がいくつかある。「蒸着!」「そのプロセスをもう1度〜」「マクー空間に引きずり込め!」「サイバリアーン!」「電子星獣ドル〜」「ギャバンダイナミック!」‥等、列挙したものに異論はないだろう。これらはただ、見せてもらえればいいというものではないんだ。その場面に至る必然性、最も燃えことのできる演出が求められる。しかしながら本作では単なる羅列感が拭えず、次々に消化しているだけに感じられた。「レーザーブレード!」ここから数手の剣劇を経て必殺技に至るタメは必須だろう。もちろんあのBGM全開でね。あまりにあっさりと「ハイパーダイナミック!」じゃあ高揚感がまるで足りない。客演の2刑事の扱いも同様で、せっかくの揃い踏みの豪華さが台無しになっている。

物語の軸は新米の見習いヒーローの成長劇と、男女間の交錯も含めた過去の因縁との決着。未熟な主人公が失敗や敗北を経て成長する過程は作劇として難しくはない。何より初代主人公がその助け役を担うのだから大事にしたい場面だ。で、なぜ川の中でドツキ合いなの?ここは「ウルトラマンレオ」や「昭和ライダー」に倣って「特訓!」にしてもらいたかった。尺も短く、「試練を乗り越えて新たな力に覚醒した」らしさが感じられなかった。何よりも役者の年齢が高いんじゃあないの?新米役をやるなら20前後の方が適役だろう。

ヒロインとライバルとの三角関係?これも掘り下げが甘くて破たんしてしまっている。それぞれの感情の描写が嚙み合ってなく、入り込めなかった。父子の再会とそこに込められた重要な秘密を丹念に描いたTVシリーズ、兄弟同様に育った幼馴染との対峙を紡いだ「仮面ライダーブラック」。このような作品群をいくつも見てきた世代の眼を侮ってもらいたくない。

所詮はお祭り映画、時間をはじめ制約のある制作環境といってしまえばそれまでだ。でもそれを打ち破ってこそ見ごたえのある一品に仕上がっていただろうに。

悪評ばかり長々書いたが当然私見であり主観である。アクションシーンと特殊効果はさすがお家芸。その点は満足している。

紫苑 / 2012-10-28 21:57:00 No.191
上の投稿を書いた紫苑です。久しくこちらを訪れていないにもかかわらず、ぶしつけな文章ですみません。どうしてもどこかに気持ちを放出したかったので勢いで書いてしまいました。語調・語尾を言い切り形にしたのは少しでも字数を減らそうと思ったからです。より語感が強まってしまいました。感想は人それぞれ千差万別。映画に満足されてカタルシスを感じた方も大勢いると思います。その気持ちをそいでしまたったことはお詫びします。ごめんね。

White NOVA / 2012-10-29 00:32:00 No.192
紫苑さん、お久しぶりです。
 自分は今日、見て参りました(「009」といっしょに)。
 
 で、今回のギャバンですが、自分も辛口感想を。

 これまでの東映お祭りヒーロー映画と違って、TVで御馴染みのヒーローではなく、「新たな新人ヒーローのドラマを構築しつつ、かつての伝統を継承する」という方向性。
 最近だと「ウルトラマンゼロ」及び「さらば電王(NEW電王との共演)」を考え付きます。あるいは、TVという枠内だけでも「ゴーカイジャー」でいろいろと見せられましたな。

 ただ、今作では「主人公周りのドラマ」が、「宇宙刑事の世界観やアクション」とそぐわず、また「先代ギャバンとの関係性」も見た感じが薄く(「どうして撃がギャバンのコードネームなのか」「烈が撃に示す信頼の由来とか、撃にとっての先代への想いとかが曖昧」)、ちぐはぐさが印象に残りました。

 「未熟な熱血主人公」と「幼なじみのヒロイン」と「ライバル格のクール眼鏡」との三角関係というのは、フィクションにおける王道なんだけど、閉じた人間関係が外に広がらないのは、「宇宙を股にかけた雄大な世界観とか、派手なアクションとか、悪の犯罪組織との善悪明快な対立軸とか」とは相性が悪く感じたり。
 ドラマ部分が、『仮面ライダーTHE FIRST』などのシリアス寄りだけど、烈が登場して魔空空間に入った時はコミカルな演出になったりして、切り替わり方もスムーズとは言い難い。
 さらに、クライマックスの戦闘シーンも、初代ギャバン、シャリバン&シャイダー、新ギャバンの戦闘がそれぞれ別場所で行なわれ、それぞれの敵にとどめを刺す場面も何だかバラバラで、連続性に欠ける感じ。
 まあ、シーンのつなぎ方が下手なせいで、カタルシスが削がれる流れ、と。

 これが戦隊やライダーの劇場版だと、「力を合わせて強大な敵と戦う」って盛り上げ方だけど、宇宙刑事の場合、新ギャバンのドラマを重視した余り、ヒーロー共演感覚が減少。

 お祭り映画にしては勢いが足りず、では、それを犠牲にして描かれたドラマは……と言うと、「主人公の閉じた人間関係が、宇宙刑事の使命とはズレてしまって、しかも最終的には、その人間関係が死別・離別という形でアンハッピーな終末」を迎える点で、しっくり来ない幕引き。
 未熟な宇宙刑事が、自分の狭い人間関係へのこだわりと心の弱さに振り回された挙句、まあ先輩の無理矢理の激励で吹っ切れたことで、過去の人間関係を清算。宇宙刑事としての使命に邁進する、という話。

 でも、まあ、この「清算」という部分が、後味の悪さを残すんですね。
 主に、ヒロイン視点で。
 「男はバカ」という一言で、彼女も吹っ切れたとは思うのですけど、「事故で行方不明だった幼なじみ2人が帰ってきて、殺しあって、いなくなった」 これをスムーズなハッピーエンドと見なすか。
 それとも脳内補完で、「男はバカ……ね、フフフ。これで終わったと思ったようだが、やはり甘いわ。今回は復活し損ねたものの、まだ機会はある。この体にしばし身を潜め、研究を続けて再び力を取り戻すとしよう。取り残された女の寂しさや虚脱感をそそのかせれば、あの男にも負けぬ従僕とすることなど雑作もない」って感じのストーリーに展開していくかな。

 後者なら、自分的に当たりだったり(笑)。

PS:なお、今回で完結するストーリーなら、理想の展開は、「ラスボスに憑依されたヒロインを救出するために、敵対関係を解消して共闘する主人公とライバル」 で、「ライバルはヒロインと結ばれ、主人公は新たな世界に旅立つ」だったら、満足していたろうけどね。

PS2:魔空空間で襲ってくる「一般女性に化けた刺客」とか、魔女キルとか、そういう「悪女萌え」視点からは、当たりでもある本作。かつてのギャバンとは違った方向性の見せ方は、部分的にツボを刺激したりも。

White NOVA / 2012-10-29 00:47:00 No.193
 ええと、「現代という世界観、映像美で復活した、シリアス路線のサイボーグ戦士の物語場面」を堪能させてもらいました。

 まあ、ラストは「世界改変ものか?」「人間の脳内に宿る神の記憶が何を引き起こしたのか?」……などなど、少し抽象的な断片描写から、解釈を迷う結果にもなったのですが、
 結果よりも、過程のドキドキが十二分に楽しめた作品。

 まあ、ピュンマ(008)の扱いが非常に悪い、というのが悲しいのですけどね。
 他のサイボーグは、それぞれ能力的な見せ場が用意されているのに。
 水中活動の得意な彼が、米軍の潜水艦にどう挑むか、十分なネタだったろうに。

 ともあれ、「世界中で起こっているテロの影で暗躍する米軍の軍事企業と、謎の『彼の声』に対し、一度は離散した00ナンバーサイボーグたちの、各自の立場での調査と応戦、対立と絆の回復の物語」と、まとめておきます。

 曖昧な自我と記憶、マインドコントロールといった要素と、軍事的な謀略や政治対立といった背景が、大人向きで玄人な作風。

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