2019年末映画スレ
White NOVA / 2019-12-18 09:33:31 No.471
主に、ライダー映画とスターウォーズ感想のために立てておきます。

たさくらたすな◆0b828e / 2019-12-29 01:15:49 No.472
 令和元年おめでとうございます〜3月末から、こちらへのサイトの顔見せが滞ってる感じになっていましたので今更ながらの令和元年の挨拶をかねつつの感想。

 仮面ライダー『令和ザ・ファースト・ジェネレーション』

 ゼロワンのテレビ本編の滅亡迅雷との一区切りついたあとのZAIA社長の年明け以降の流れへの期待などの熱さと比べると、自分的にはやや盛り上がりに欠けた内容だったかなという印象でした。

 えーとまず、ラスボスになるタイムジャッカーのフィーニスさんがあまり魅力的な感じなかった、このあたりはジオウ本編と夏劇場版のタイムジャッカーらにくらべると一騒動終わった後に、頃合いを見計らって漁夫の利を得ようとしていただけの小物に見える感じだったのと、アナザーライダーを昭和ライダーの1号からチョイスするくだりもジオウ達にも接点がなく「なんだあのライダーは」の一言で処理されてるのもなんか残念な気も、せめてディケイド勢が面子にいたら程よく説明はあったろうにとは思いつつ、アナザー1号に変身後は声も男性吹き替えに変わってボスキャラとしての統一感を感じなかったのも要因の一つかなと。

 後、劇場版のCG戦はスーツバトル後のデザートという感じで捉えてるので、アナザー1号が最初からCGオンリーなのもちと残念だったかなぁと。(デザインコンセプト的にはダブル・オーズの劇場版の仮面ライダーコアの焼き直し感なのも魅力が伝わってこなかったかなと)

 また、アナザーゼロワンの方はゼロワンウォッチを作り出すギミックもなく、理屈上はゼロワン世界のライダーなので、そのままサブライダーのバルカンとバルキリーで倒されてしまったのと、父ヒューマギア・其雄の1型は純粋な意味合いで敵サイドというわけはなかったので一度、足のある等身大アナザー1号を経由してからのボス巨大化を経由してみたかったかなと思ったりも。
 それとゼロゼロワンが痛みを伴う演出こそあれ、ゼロワンの色違い以上の能力面での違いを感じず劇場お披露目フォームとしても地味だったかなぁと。

たさくらたすな◆0b828e / 2019-12-29 01:16:13 No.473
 本編を補完する内容としては人工衛星のアークとゼアの関係が説明され、本来の時間軸では人類に敵対的な考えに至ったアークを打ち上げ前に其雄によって阻止された後にゼアの開発運用に至ったというとこなですかね。
 ただ、アークに管理されていてもヒューマギア全員が全員完全に従う考え方ではないというのが描かれていたので、今後のテレビ本編でのアークの攻勢とヒューマギアとの関係を見る上でも予想の参考にはなるかなと。(本編だと不破を手術した医者ヒューマギアが既にそういう片鱗を魅せていた感じだけど)

 エンディング前のジオウとゼロワンとの対決姿勢もそのままエンディングに突入なので微妙な意図がわからずじまいで、なんとなくもやっとしたまま終わってしまった感じです。なんとなく合流したライダー同士それぞれの目的のため共闘したのみの感じで、ライダーは助け合いみたいな雰囲気もちょっと薄かったかなと。

 作品としての及第点は取れてるとは思う反面、滅亡迅雷との戦いが一つのピークを迎えた本編の盛り上がりに対して自分の中で劇場版のボスに魅力を伴わなかったというのが、やはり最終的な全体感想になってしまったかなと。
 とりあえずは終了後の戦隊予告をみて2月に期待しつつといったとこです。

White NOVA / 2019-12-30 10:47:40 No.474
 たささん、どうもです。

 令和1stジェネは、ゼロワン映画としては面白くて、ライダー共演映画としてはダメ、というのが自分評価ですね。
 ヒューマギアに支配された世界の謎を解く、という形で、TVのゼロワン世界の過去を暴く的な内容で、ゼアとアークの二つの衛星AIの設定を補完する話。
 タイムジャッカーのせいで、ゼアとアークの立ち位置が逆転したことから(劇場版ではアークが宇宙に君臨し、ゼアがレジスタンスの機密になっている状況)、人間側が反体制側になり、滅亡迅雷が秩序を守る側になっているという逆転世界の構図はIF物として面白いです。
 そういう要素と、或人と父親の関係性、またヒューマギア反乱を招いた過去の祖父の人間重視、ヒューマギアはあくまで人類の夢のための道具と見なす態度など、TV版を補完する内容が興味深かったです。
 なお、TV版の祖父はワズに心酔されており、劇場版とはヒューマギアに対する態度が異なっていますが、これもデイブレイク事件の反省や、ヒューマギア其雄の真意(多くを犠牲にしてもアークを阻止したこと、および息子への強い愛情)を後から知って、この12年の間に、いろいろ葛藤した上での晩年の姿なんでしょうな。

 とにかく、ゼロワンの映画としては、非常に面白く見させてもらいました。まあ、TVの展開の方が面白くて、あくまで、それを補完する内容としての面白さという点は同意。
 映画単品としては、あまり大きなサプライズもなく、ムービー大戦などから続くライダー共演ものとしては、集大成であった前作に比べると、過去の歴史や遺産を否定しながらの仕切り直し映画となっており、そこに賛否両論が出ると考えます。

 

White NOVA / 2019-12-30 11:16:21 No.475
 さて、ここからは令和1stジェネに対する不満点になります。

 まず、「はじまりのライダーとは何か」というテーマが本作には挙げられており、結論としては「令和の始まりのライダーであるゼロワンが、過去のしがらみに縛られずに未来を築け」というメッセージで結論づけられます。
 そう、この物語は過去を描きながら、過去を否定する話なんですね。過去にとらわれず、ゼロあるいは1からの再出発、仕切り直しを志向している。
 そして、本作ではゼロワン含め、1と名の付くライダー(001、アナザー01、1型、アナザー1号)がひしめき合い、それぞれの主張を戦わせるのですが、いずれも過去に縛られてしまっている(或人自身が、自分と父親の関係に囚われて飛躍できずにいる)。それを、父親が自分を倒すという試練を息子に課す形で、「過去を乗り越えて、自分らしい未来を築け」というメッセージを託して、ようやく或人がゼロワンとして覚醒するドラマ。
 TVのゼロワンは、プログライズキーを活用した多彩なアクション描写で派手ですが、本作のゼロゼロワンは、プロトタイプらしくて弱い。衛星ゼアのバックアップもないので、変身しては傷つくだけの仕様。言わばサナギマン状態ですね。

 そんなボロボロの或人を助けるのがジオウチームですが、ドラマにはあまり絡まない。一応、時間移動という仕掛けの立役者であり、戦力的に心許ないゼロワンチームを支援する重要な立ち位置なんですが、ただの助っ人でしかない。
 時間移動さえできれば、これが電王でも、ディケイドでも、話が作れるし、ジオウである必然性が薄いんですね。

 ジオウ側は、TV後の改変世界(ライダーの記憶を持たない普通の高校生であるソウゴ、ゲイツ、ツクヨミ)がタイムジャッカーの歴史改編でヒューマギア支配世界に変わってしまったため、ウォズの導きで記憶を(一時的に)取り戻し、「はじまりのライダーの謎」を解いて世界を元に戻す目的で、ゼロワンを助ける流れ。
 しかし、ジオウは物語の仕掛けであって、ドラマ要素はほぼないに等しい。(つづく)
 

White NOVA / 2019-12-30 11:38:02 No.476
 (最大1000文字じゃ、じっくり考察感想書けないな、と思いつつ)

 ソウゴは、父親の件で落ち込む或人を先輩らしく励ますものの、そもそもソウゴ自身、父親とのドラマを持たない高校生で、「或人のしたいことは何か?」と問うぐらいで、あまり内面には踏み込まない。例えば、「ソウゴの王になりたい夢」と「或人のお笑い芸人の夢、社長の立場」を絡めた会話がない。或人は自分の問題に手一杯で、先輩ライダーであるソウゴへの関心、好奇心を示さないし、お互いに相互コミュニケーションを図らない事務的な関係に終始する。
 もちろん、これは先輩後輩の絆に縛られず、「ゼロワンこそ新時代の始まりのライダー」と見なすテーマゆえなんだけど、クロスオーバー物として、こういう作風は寂しいな、とも。

 ゲイツと不破さんも会話しないし、ツクヨミと唯阿さんの女戦士タッグもない上、ウォズも祝ってくれない(ヒューマギアの世界は祝えないと発言)。
 ウォズの「祝え」のないジオウなんて、空気の抜けたタイヤみたいなものですよ。
 それに、ウォズとイズの絡みも期待していたのにな。

 唯一、ジオウの物語に絡んだセリフと言えば、「人間のレジスタンスを支援する自分たちが、かつての逢魔時王相手のレジスタンス時代を思い出す」というゲイツ発言ぐらい。
 とにかく、ジオウ組とゼロワン組が強く絡むことなく、分断されて、それぞれの戦いをしているだけの作品。スパロボにおける「いるだけ参戦」に近い。

 そんなわけで、平成VS令和という映画の初期の煽り文句も、最後にちらっとジオウVSゼロワンの「記憶を消すために拳交えるわ」程度の小付き合いで、お茶を濁す始末。

 アナザー1号については、一応のサプライズなんだけど、確かに魅力に欠けたラスボスですね。事件の黒幕ではあっても、ドラマにはほぼ関わりない役どころ。
 「原点にして頂点だ」とメタ風なセリフを言うけど、「ライダーには原点も頂点もない」とソウゴに否定されるだけ。いや、頂点はない、というのは同意できても、原点はあるでしょう。そこを否定してどうするのよ、とツッコミ入れたいけど、本作のテーマがクウガ同様「時代をゼロから始めよう」なので、過去は切り捨てるしかないのよね。
 まあ、ソウゴ自身、過去をリセットして、やり直す結論を選んだわけだし。(つづく)

White NOVA / 2019-12-30 11:52:43 No.477
(これで結論になります)

 結局、本作は「ゼロワンの設定補完映画」ではあるけど、「ゼロワンとジオウの共演映画」としては魅力に欠ける作品とも言えます。
 それは、テーマとして「平成と令和は一度、切り分ける。過去作とのリンクは一旦放棄して、新時代の1号としてゼロワンを扱う」という製作方針によるものか、とも。

 だから、過去を描きつつも否定する、ジオウを登場させつつも必要以上に絡ませない、という前作までとは違う形の映画になったわけで、平成ジェネレーションの延長線上に本作は位置していないことになる。
 では、本作の立ち位置はどの点にあるか、となると、

 最初のムービー大戦作品である「Wのビギンズナイト」に位置付けられるのかな、と思いますね。おやっさんこと先代ライダーのスカルをメインに、翔太郎との絡みと別離を描いたビギンズナイトに相当する作品が、今回のゼロワンの物語。
 まあ、ムービー大戦の時は、ディケイドとWそれぞれの物語に分かれて、最後に合流する話なので、絡みが薄いという批判は成立しないが、
 平成ジェネレーションズで、もっとキャラの絡みを濃厚に描く流れになった後で、令和最初のジェネレーションズでは、一度旧作リンクを否定した内容になって、仕切り直した形です。

 さて、これでゼロワンと、令和2人目ライダーのジェネレーション続編はどうするのかな、と一年先を懸念しつつ、まずはゼロワンの行方を追って行きたいな、と。(当記事 完)

日高辰也◆f71cd8 / 2020-01-03 18:34:50 No.487
簡単になりますが自分も正月映画について感想を。

まずは「令和ザ・ファースト・ジェネレーション」。
自分も「ゼロワンのサイドストーリー」としては合格ですが、「新旧ライダー競演」としては残念ながら辛い点数をつけざるを得ないかなと。
ヒューマギアが人間に対して反乱を起こし世界を支配下に置いた世界での、或人と父親・其雄のドラマと言う意味では見ごたえはあるんですが、ジオウ組がそれを成立させるだけの要素に過ぎなくなっているのが最大の難点でしょうか。
本編中で或人以外がソウゴ達とほとんど絡まないため、ドラマや戦闘がバラバラに進んでる感が強いのもマイナス要因でしょうか。
001ライジングホッパーや1型ロッキングホッパーは、スーツデザインや戦闘シーンはいい出来で満足出来ましたが。

IF世界と言うことで、副社長や山下さんが意外と熱い人達に描かれてたのが個人的には今回の気に入ってる所かな。
本編であんな風なのも先代社長である是之助を尊敬するあまり、「自分がそれを引き継ぎたい」気持ちが強い故なのかな?とも思いましたが、どうなのかな?
本編ではZAIAとの戦いが始まりますが、その中で本心がどうなのかは見れるか?
小ネタでいうとWILLとの最初の戦闘時、ホッパーがなかなか来ない→ゼアがレジスタンスの本部に安置されてるから地下からようやく出てくるシーンがなるほどなあと変に感心したり。

日高辰也◆f71cd8 / 2020-01-03 19:00:53 No.488
次に劇場版シンカリオン「未来からきた神速のALFA-X」。
意識的に事前情報を入れない様にして見に行ったせいもあるけど、終始驚かされっぱなしだったというのが終了時の素直な感想。
宇宙に旅立った時空を操る力を持つキトラルザス・ヴァルハランが敵なためか、テレビ本編でも話題をさらった「エヴァ」との競演再びも驚きましたが、別時空からまさかゴジラを召喚するとは…。
ヴァルドルがそういう姿に見えるだけなのかと思いきや、時空の歪みに巻き込まれてシンカリオン世界にやってきたぽいという。確かに東宝作品だけど大丈夫なのかこれ?
伊福部昭のあの音楽もまんま流れるし、マニアとしては確かに嬉しいんだけど(笑)。
個人的には、メカゴジラ等ゴジラを倒そうとする側がアブソリュート・ゼロとか凍結属性を武器にする展開はそれなりにあるけど、ゴジラ自体が凍結属性持ちって発想は意外になかったなあと。本家でも意外と見てみたい気も。
そしてテレビに続いてこちらでも「エヴァ」との競演も驚き、冒頭劇場版の予告が入って驚いてたら、31話のIF展開のような流れで本編にも絡んで来るという。
知らない天井があったりレイ&アスカまで出たり戦闘シーンでまたしても「残酷な天使のテーゼ」掛かったりとかでも充分なのに、ラストバトルでまさかゴジラと共に参戦する展開には完全にしてやられました。
ファン待望であろうミクのコンサートがあったり、「君の名は」パロがあったり(これも東宝だっけ)、JRの「チューチュートレイン」CM再現があったりある意味ではTV版まんまなパロぶっこみも自分は好きだったり。

日高辰也◆f71cd8 / 2020-01-03 19:35:45 No.489
続き。
ストーリー部分は時空を超えた父・ホクトの少年時代とともにヴァルハランと戦うというある意味王道。「好きなものは好きでいいんだ」という本編でも語られたテーマが改めて語られて正しくTVの続編な内容で安心して見れます。
ただ今回メインはハヤト・ホクトにミクかなという感じで、他の運転士達はそんなに目立てなかったかなとも。
ヴァルハランが倒されたのかどうかはっきりしないラストにも不満が残りますが、それはラストであった新展開に向けて温存したってことなのかな。
オリジナルロボットアニメで劇場版ってだけでも昨今は貴重なのに、それをここまで仕上げたスタッフには素直に脱帽。個人的にはお気に入りの一本になりました。
円盤も考えてますけど、なんだかんだで権利関係大変そうだなあと(笑)。

個人的に好きなのはゴジラ初登場時の大宮指令室のシーン、「どうすんのこれ…」みたいな空気の中で本庄さんがヤケクソ気味に「雪のゴジラと命名します!」で笑ったり。
キトラルザス組、ゲンブの「E5キック!」に爆笑したりビャッコがオーガに搭乗してまさかの紅とのオーバークロスしたりの中、仕事探してるはずのスザクのあの優雅な生活はどこから金が出てるんだ?ってのが気になる。
ハルカがホクトの子供時代に似てるってのはなるほどなと変に納得したり。

White NOVA@管理者 / 2020-01-04 09:03:26 No.490
日高さん、どうも。

 シンカリオン感想、こちらで書いてくれましたか。ありがとうございます。

 一応、自分も簡易感想をこちらで書きましたので、またシンカリオン続編があれば、そっちの掲示板もよろしく、と申し上げつつ。
http://www3.rocketbbs.com/731/sironov...
 あと、またスパロボ新作情報があった時にでも。

 グリッドマンのダイナゼノンの方も、SFメカロボのネタにできるかもしれない。

 ともかく、シンカリオン映画は、よくもこれだけのたくさんなネタを、たった72分に詰め込めたなあ、と感じ入ったりします。
 それと、時空移動した際は、記憶を失うのに、ラストでお父さんだけはハヤトの記憶をずっと残していたのも、理由とか説明はなくても、納得できるわけで。
 そして、今後は「宇宙に行ったキトラルザスの別派閥」というネタで、いろいろ話が繋げられそうな伏線も構築したし、「時を翔けるシンカリオン」の次は「銀河鉄道シンカリオン」的なイメージも作れそう。

 まっことシンカリオンはいいものだ、とゲンブさんに同調できた、良き映画でした。

 

White NOVA@管理者 / 2020-01-15 23:57:47 No.492
昨年末の観賞後、3週間が経ちましたが、スターウォーズ9の感想をば。

 7がスターウォーズファンの求める作品で、8が何か新しいことをしようとして、いろいろとファンの気持ちを逆撫でした作品になって、どうなるかと思っていたら、まあ、無事に着陸したかなって内容。
 とりあえず、ファンの気持ちを逆撫でしない程度には、無難な内容だったなと一件落着。

 ただ、これはスターウォーズというものに何を求めるか、という方向性によりますね。
 例えば、スターウォーズというシリーズに「斬新さ」「開拓精神」「SFとしての挑戦」という若き日のルーカスの熱気を求めるなら、それは7と9には欠如したもので、「どこかで見たような映像」「どこかで見たようなストーリー」を最新映像で再生させただけの作品。
 そこに時代を牽引するパワーや、「おお、これは」と目を引くサプライズ、凄えと語りたくなる衝撃は一切ない。過去のスターウォーズへのノスタルジーがあるだけで、心が震えるものがない。

 では、8にそれがあったかと言われれば、何かを変えようとしているのは分かるけど、ファンの期待の逆張りをすることで、甚だしい不協和音を醸し出すような内容。ファンの期待を受け止めながら、その上を行くような作品を期待したら、一体どこに行くんだ、これは? という迷走ぶり。
 自分的な評価をすると、登場人物が一人も格好良くない。まあ、その中でカイロ・レンだけは情けないところも含めて、どう転向するか気になるキャラではあったけど。

 自分的には、10段階評価で、7は6点から7点の佳作。8はそこから半減して3〜4点。9は持ち直して5〜6点。なお、スターウォーズという作品に期待するのは、7点から8点ぐらいでした。
 それと、10点映画は、自分にとってターミネーター2です。この間のニューフェイトは、7点ぐらいかな。
 ジオウのOQと、シンカリオンと、エンドゲームと、牙狼が9点ぐらい。最近、10点が付く映画は、平成ジェネレーションのフォーエバーだったかな。

White NOVA@管理者 / 2020-01-16 00:39:07 No.493
と、7〜9をまとめての総合評価でしたが、肝心の9の中身に触れていない。

 ええと、9はサプライズこそないものの、予定調和的にきれいに終わったかな、という気になりました。
 レイアの死と、そのタイミングでのカイロ・レンの死、そしてベン・ソロとしての再生は、見たいものを見せてもらった感じですし、「ダースヴェーダーになりたかった男が、アナキン・スカイウォーカーと同じような道をたどって、皇帝に刃向かい、スカイウォーカーの後継者を救って、命を散らしていく」のは、かつての歴史の再現という形で、オマージュとしては良し。
 ファンとしては、パズルのピースがぴたっとハマって、予想していた絵の完成品が見られたかな、と安心した。

 ただ、あまりにきれいにハマり過ぎて、観賞後にあれこれ感想を情熱的に語る気分にはなれない映画でしたね。続きが見たいとも思えない。あ、きれいに終わった。思い出の焼き直しで、文句はないけど、ここが凄かったとか興奮も湧かない。
 まあ、シリーズの最後を見届けた満足感はあるので、見て損したとは思わないけど、ただの行事として消化した感覚は、やはり、そこに新しいものもなく、感情移入できた人物もなく、ノスタルジーだけを満たしてくれたので、思い出だけをきれいにアルバムに収めてくれた感覚ですね。

 まあ、こうすれば感動できたはず、というIFは論じても無意味なので、感動というものは思いがけず付随してくるものなのだと思うので、予定調和で終わったものに感動は起こらない(感情移入している場合は別だけど)。
 「こうすれば納得できたはず」というIFには意味があるけど、納得自体はできる終わり方なんですね。感心という意味では、あの8から上手く予定調和で着地できたなあ、と。

 スターウォーズらしいスターウォーズを見れたので、不満はありません。
 まあ、仮にその先の未来を見せてくれるなら、「ミレニアムファルコン以外のメカは、もっと新しいデザインの機体にしてくれ」と。メカデザインの発展から、世界観の進化を感じとれる面もあったりするので。

最大1000文字まで(残り1000文字)。省略不可。日本語必須。HTMLタグ不可。誹謗中傷や個人情報、宣伝URLは即削除されます。
Imgurと連携して画像をアップロードします。
最大10文字まで。省略可能。
半角英数字(8文字まで)を入れることで、書き込みの削除ができるほか、名前の後ろに任意のコードが付きなりすましを防止できます。省略可能。