久しぶりにサバブラSS(ギャグ)後編
エマ / 2016-04-05 01:04:00 No.2406
(下の前編のスレッドから読んでね♪)


後手:アヴァロン

作品「係長アヴァ耕作」

リン「……orz」

アヴァロン「どうしたのリンちゃん?(゚∀゚)」

リン「いや……もうちょっとタイトル、どうにか……」

アヴァロン「ふ。日本の偉大な名作に敬意を表して、インスパイアされつつもオリジナルを超える神作に仕上がった!!」

リン「オリジナル超えるとか言うな! 神作言うな! 『弘○』先生と『○ーニング』誌に全力で土下座してこいッッッッ!!」

アヴァロン「で、主人公誰だと思う?(゚∀゚)」

リン「……もう、聞くまでもないんで、さっさと内容見せてください……」




世界に名だたる大手家電メーカー、「西芝電器産業」に勤めるサラリーマン、アヴァ耕作。
敏腕な営業マンとして、つい最近係長に昇進したばかりだった。

西芝電器営業課長「うーむ。ドミニオ商事からの約100億の巨額案件、ライバルの魔狼電器産業にとられそうか…‥」
営業マンA「はい。まさかこの段階になって、やつらあんな価格を提示してくるなんて……」
営業マンB「ドミニオ商事のY女史も、この入札。魔狼電器の方に乗り気なんです…このままでは…」
営業課長「しかし、コスト的にウチとしてこれ以上値引くわけにはいかん。なんとかならんものか…」

と、そこへ。それまで業界紙を広げて顔を隠していた一人の男が、営業課長の方を向いた。

アヴァ耕作「課長。その案件、オレに任せてはもらえませんかね」

営業マンA「先輩……無理っすよ。価格差がありすぎます」
営業マンB「そうです。いくら先輩の腕でも、この状況では…」
営業課長「まぁ、聞こうじゃないか。アヴァ君。そこまで言うからには、何か秘策があるのかね?」
アヴァ耕作「まぁ、あるといえばある。ないといえばない、ですかね」
営業マンA&B「???」




場所は変わって、ドミニオ商事。乗り付けた営業車の中で、アヴァと営業マンAはこの本社ビルを見上げていた。

営業マンA「で、先輩。どう攻めるつもりです? 相手方のY女史は、手強いですよ」
アヴァ耕作「まぁ見てなって。彼女には久しぶりに挨拶もしたいんでね。お前はそこで待ってな」
営業マンA「久しぶりに挨拶って、先輩って一体…」




ドミニオ商事、Y女史の部屋。

Y女史「アラ。久しぶりね。アヴァクン。この段階になって、まだ何かあるというのかしら?」

アヴァ耕作「ハハハ……相変わらずですね。Yセンパイ。学生時代から、そこが可愛いんですけどね」

Y女史「フン……いくら元後輩のアナタが相手でも、そううまくは行かなくてヨ! 品質は同等でこれだけの提示額の差。もう勝敗は魔狼電器で決まっているンだから!」

アヴァ耕作「それはそうと……。Yセンパイ。見たところ随分とご無沙汰なんじゃないの?」

Y女史「い、いきなり……何を言っているの?」

アヴァ耕作は、素早くY女史の背後に回り込んだ!

アヴァ耕作「知ってるんだぜ。旦那が最近冷たいんだって?」

Y女史「ど、どうしてそんなこと……ああっ」

アヴァ耕作「ふっ、久しぶりに、あの頃を思い出させてあげようと思ってね」

Y女史「ダ、ダメよ……アナタのその手には乗らな……ッ……」


(以下、…所変わって、某所、某密室)


アヴァ耕作「奥さん! コレが欲しかったんだろ!?(・∀・)」
Y女史「反則よ……こんなの……反則よ……ああっ!」

(ビー!ビー! 重大なエマ倫違反が検知されました。重大なエマ倫違反が検知されまし…(ry)

(3時間後…)

Y女史「負けたワ……。アヴァクン。あの時と同じで、いつもアナタは私をリードしてしまうのネ☆」
アヴァ「いいのかい? 俺は誰彼構わず、ハートだけを奪っていっちまうような男なんだぜw」
Y女史「そこがアナタの素敵なト・コ・ロ☆ これ…約束のモノよ」



(次の日)

営業マンA「課長! 大ニュースです! Y女史から連絡が! 例の案件、ウチの製品に急遽ゴーサインが決まったそうです!」
課長「なんだって!? そうか…アヴァ君。またしてもやってくれたか!」
アヴァ耕作「いえ、オレはお客様の期待に、競合他社よりも少しだけ多く応えられただけですヨw」
課長「君は100億の売り上げを1日にして我が社にもたらしてくれた。今日から君が課長になりたまえ!」
アヴァ耕作「ありがとうございます」
営業マンA「それにしても、すごいですね。先輩。一体あのY女史相手に、どんな技を…?」
アヴァ耕作「フフフ……」



課長アヴァ耕作の快進撃は続く。

(チャッチャッチャッチャ〜〜〜〜〜〜♪)

エマ / 2016-04-05 01:05:00 No.2407
リン「…………………………」
アヴァロン「リンちゃん。どしたの? まるでアクシオンに遭遇した『西住みほ』みたいな顔しちゃってw つーか、どこらへんで泣いた?ww」
http://livedoor.3.blogimg.jp/otaku_bl...

リン「泣くとこなんてあるのか……これ……」
アヴァロン「カッコいいだろ? このアヴァ耕作ってやつ!(゚∀゚)」
リン「馬鹿すぎますね! このアヴァ耕作ってやつ!!」
アヴァロン「惚れるだろ?(゚∀゚)」
リン「惚れませんッ!!」

アヴァロン「え〜〜〜〜〜〜?」
リン「え〜ってね、あんた……だいたい。16歳の私にこんなモノ読ませるな……
アヴァロン「これでリンちゃんもオトナになれたね(゚∀゚)」
リン「なりたくない……こんなモノで……orz」








アヴァロン「評定! 評定!」
カムド「負・け・ろ! 負・け・ろ!」
リン「(なんかもう色々めんどくさくなってきた……)はい。じゃあいきますよ。ほれ」



画力:エ○い
キャラクター性:チャラい
ストーリー:ゲスい

総合点:救いようがない




アヴァロン「……リンちゃん。あのさ、これ……点数ですらなくね?」
リン「点数化したくもないわボケ」
アヴァロン「オリジナル超えt…」
リン「超えてるわけないだろ痴れ者がぁ!!! だいたい、主人公チャラすぎるわ!! 私が一番嫌いなタイプだコノー!!!!」
アヴァロン「そ、そうだったの……ショック。俺の理想像を具現化したのにorz」
リン「理想っていうか、これまんま貴方ですよね……」
アヴァロン「アズマちゃんは、このアヴァ耕作の凄さわかってくれるよね!?」
アズマ「え? あ、はい。凄いですね」
リン(まぁ、あんなんで100億案件奪えるってんだから、凄いというのは間違ってないが……こんなしょーもないコトがあちこちで起こりえるなら、それこそ、世界終わるわ……
アヴァロン「ほら! リンちゃん聞いた!? アズマちゃんはわかってくれたし!!」
リン「(無視)いいですか? アズマ様。今日は新しい知識を覚えましょう。『アヴァロン様はいやらしい』。はいっ!」
アズマ「はい、『アヴァロン様はいやらしい』。覚えました。」
アヴァロン「あがっ! いきなり何教えてんのリンちゃん!?( ̄□ ̄;)」
リン「もう、私に抵抗する手段はこれしか……」
アヴァロン「これしかって……。ダメだよアズマちゃん、こんな嘘情報信じちゃ!」
アズマ「うそ……情報?」
リン「ふふふ、アズマ様は素直ですからね。ひな鳥の刷り込みのように、一度覚えたことは忘れませんよ」
アヴァロン「ええい、くそ、よし。なら記憶を上書きすればいいんだ。いいかいアズマちゃん。俺が真の情報を教えちゃる! 『アヴァロン様はカッコいい!』。さんはいっ!」
アズマ「『アヴァロン様はいやらしくて、カッコいい』。覚えました。」
アヴァロン「上書きじゃなくて、追記型かよーーーーーーー!!orz」
リン「フッ……」(嘲)


エマ / 2016-04-05 01:06:00 No.2408
(で…)

カムド「で、勝敗は?」
アヴァロン「勝敗は?」
リン(下せというのか……私にこんなマリアナ海溝クラスの低レベル勝負の勝敗を……orz)
カムド「どーせ俺の勝ちなんだろ?」
アヴァロン「んなわけねーだろ。このマイナス男」
カムド「うっせ! いやらしくてカッコいいアヴァの助はすっこんでな!」
アヴァロン「て、てめー!! そこまで俺をコケにッ! この温厚な俺が許してもアズマちゃんがなんて言うか!」
アズマ「ええと……リン……次は『救いようがない』で合っていましたでしょうか?」
リン「はいはい。合っていますよ。アヴァ耕作、本当に破廉恥ですよねー?(チラ」
アヴァロン「……orz」
カムド「で、結局どっちが勝ちなんだよ」
リン「あーなんかもう正直、ここまでお二人のレベルが低いと、判定不可能のような……(面倒臭いなぁ……)あ、そうだ! あの人に投げちゃおう!」







(と、いうことで。場所はエマの自室に戻る)

リン「と、いうことなんですよ」
エマ「なんでキミはさ。そんなモノをボクに振るかなー」
リン「いいから。ここまではやりましたから。あとはお願いします。私はもう疲れました」
エマ「んなこと言ってもだよ。話だけ聞いてるとその二人の作品、マジでどーでもいーように……ふむふむ、ほう…」(←それぞれの作品を読み込んでいる)

リン「どうしました?」
エマ「ふむふむ!」
リン「???」
エマ「……けるよ」
リン「はい?」
エマ「イケるよ。やたらとイケるよ! むやみにイケるよ! この2作品!」
リン「はぁ!?」


(この時のリンの顔は、まるでアクシオンに遭遇した『西住みほ』のような顔をしていたというw)


エマ「いやー、二人とも。豪語するだけあって才能あるねー。いや、ここまでオモロイとは思わなかったよ」
アヴァロン「ま、ヨユー? ラクショー? 美女囲む? 俺を?ww」
カムド「まぁ、俺の実力なら当然だな。まぁ左腕しか使ってないがなwww」
エマ「画力よし! キャラクター性よし! ストーリーよし! 総合的に言ってもどちらも申し分ないね! これなら○ーニング連載もいけるんじゃねww」
リン「行けるわけないだろ!! どんな神経してんだバカ作者ーーーー!!!!」

エマ「いやー、今回の二人の勝敗は正直。甲乙つけがたいよ。ぜひ次回作で決着つけて欲しいな」
カムド「その一言を待ってたぜw」
アヴァロン「なぁ、今度どっか少年誌に正式に投稿しようぜ」
カムド「望むところだ。お前落ちて俺が載るぜw」
アヴァロン「んなわけねーだろ。すでに漫画の神様は俺に微笑みかけとんじゃい!」
エマ「よし、これから各出版社を回っていこー!」
カムド&アヴァロン「オオーーーーーー!!!!!」

こうして、一行は漫画界の覇道を目指して突き進むのであった。


(もういいや…(´д`)by リン)

G5‐R / 2016-04-11 20:12:00 No.2410
で、こっちはアヴァロンのターンだな。
係長アヴァ耕作ってまんまなタイトルにまず激ワロタwwwww

で、案件の勝ち取り方がwwwww
一体どこの昼メロだwww
たしかに主人公チャらすぎだなw
ラグルだったら「ヽ(゚∀゚ )ノ 俺もやるぜ☆」とか言って真似しようとして玉砕する事だろうw
Y女史って誰かモデルいるのかね。

評価はもはや点数ですらないとかもうねw
あとは『アヴァロン様はいやらしくて、カッコいい』ってのはある意味的確かもw

勝敗は予想通りうやむやかw
もし審査員がラグルだったら嫉妬しつつも羨望と願望を込めてアヴァロンに軍配を上げていただろう。
今度漫画対決するんならもっとわかりやすい題材にしてくれ。
今度があればの話だがw

エマ / 2016-04-11 21:23:00 No.2412
どうやらこちらの方がツボにはまったようで、ヨシャーw

このまんまなタイトルには、のっけからリンちゃんも腰砕けになったようですよ。フフフw

で、案件の勝ち取り方のバカっぷりもそうですが、このY女史の独特なキャラにもこだわりました。
が、エマステに元ネタ・モデルとなるキャラはいないのですよねー。
いや、無理やりモデルにしたらそれこそそのモデルのキャラに失礼が^^;


>あとは『アヴァロン様はいやらしくて、カッコいい』ってのはある意味的確かもw

アヴァロン「俺的には冴羽○ょう的ポジションを狙ってるんで、ヨロシク!(゚∀゚)」
リン「(また美味しいポジションを狙いやがって……!)いえ、冴羽○ょう氏は真剣時ともっこり時のメリハリがちゃんと効いているのが人気の秘訣なのです。あなたは常時もっこりしているではありませんか」
アヴァロン「リ、リンちゃん……それ結構マジで傷つく……orz」


>今度があればの話だがw
リン「あるんですか!?(泣)」
エマ「ウヒョヒョヒョヒョヒョヒョw」
リン「知らないぞ! あっても私はもう絶対進行役なんてやらないからなー!!!(怒)」
アヴァロン「『激おこプンプン』なリンちゃんかわゆす(゚∀゚)」
カムド「かわゆすwwww」
リン「ンガー!!!」

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