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たいへん久しぶりの「まともな夢カル」
ノエルザブレイヴ
/
2014-05-17 23:50:00
No.2343
夢追い虫カルテットシリーズ特別篇「この娘は女王蜂」
5月第2週の日曜日。「めいどの世界」の寮では守護天使・スズメバチのつぐみが自室でのんびりしていた。とそこに…
「つぐみちゃん♪」
つぐみとよく似た髪の色や顔立ちを持つ若い女性が現れた。
「じょ、女王様?何でここに…?」
つぐみと同じく転生した女王蜂・いおである。よく見るといおはスーパーのビニール袋を持っている。
「何持っているんですか女王様?」
「えへへ…。」
笑いながらいおがつぐみに見せた袋の中身はひき肉・タマネギといった食材であった。
「つぐみちゃん知ってる?今日は人間の世界ではお母さんに感謝する日なんだって。であたしは女王様で、つぐみちゃんにとってはお母さんだよね。」
「何が言いたいんですか?」
「お母さんであるあたしにハンバーグを作りなさい!」
唐突な振りをするいおにさすがにつぐみは戸惑いを隠せない。
「な、何でオレが…。」
戸惑うつぐみにいおは甘えたような視線を向ける。
「つぐみちゃんが作ってくれたミツバチの肉団子…おいしかったなあ…。」
「わ、分かりましたよ女王様!」
結局つぐみは押し切られ、いおにハンバーグを作ることとなったのであった。
「あ、つなぎは使わないでね。あとチーズも乗せて!」
「分かってますよ女王様!」
注文の多いいおに声を荒らげるつぐみではあったが、それでも問題なくハンバーグは完成。
「はい出来ましたよ!」
「いただきまーす!」
いおは瞬く間につぐみのハンバーグを完食した。
「あー、おいしかった!」
「…満足でしたか?」
満足げな様子のいおと対照的に休みをつぶされて不機嫌なつぐみであったが…
「さすがつぐみちゃん!あたし自慢の娘!」(なでなで)
「ん…。」
満面の笑みのいおに頭をなでられると何となく怒りを忘れてしまうのであった。
おわり
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ライオンのみさき
/
2014-05-25 02:09:00
No.2349
久しぶりの夢カル新作ですね。ファンとして、うれしい限りです。
第一印象は、何と申しましても――いおさまの傍若無人なまでの天真爛漫なお姿。これに尽きます(笑)。
つぐみさんにとって、お母さまで、何より女王さまでもあらせられる、というのに……。転生して、同じ年頃になったということもあるのかもしれませんけれど、でも、ゆきこ女王さまは、あの方もそういうところは同じ感じで、いろいろかわいらしいところもおありではあっても、でも、一方ではちゃんと威厳もお持ちでしたから。
それに比べますと、いお女王さまのこうしたお人柄は元々のご性格のように思えます。
まあ、“わがままな女王さま”というだけでしたら、考えてみましたら、よくいらっしゃるような気がいたしますけれど、加えて“甘えん坊のお母さま”というのは、新機軸と申しますか……いえ、新しければよいというわけではなくて、母の日にご自分から娘にサービスを強要するお母さまというのも、実際にいらしたら、考えものだとは思います。
でも、そんなお母さまに不機嫌になりながらも、結局要求に応えて、いろいろサービスしてしまうしまうつぐみさんが健気でかわいくて、でも、お気の毒でした。つぐみさんは、よくこういう貧乏くじと申しますか、ちょっと損な役回りになってしまうような感じがありますよね。外見とは裏腹に、お人がよろしいからだと思うのですが。
でも、最後にいおさまに頭をなででもらって、今回はまだ報われたのではないでしょうか? 何と言っても、母の日だったわけですし、普段、一緒にいられない分の母娘としてのコミュニケーションも充分取れたのではないかと思います。
とても楽しく読ませていただきました。ありがとうございました
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G5‐G
/
2014-05-25 16:42:00
No.2351
ラグル「ヽ(゚∀゚ )ノ なんだ女王さま、俺ならハンバーグだろうがステーキだろうが怪人の丸焼きだろうが何でも作ってやれたのに。その代わり親子丼をいただくがなwwwww」
ここで一句
いおつぐみ 俺がまとめて 親子丼
by ラグル
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エマ
/
2014-06-02 10:59:00
No.2353
つぐみちゃん、カワエエ……。
がさつっぽいイメージがありますが、料理はちゃんとできたり、意外ときちんとしてもいそうですよね。
あと、みさきさんの言うとおり、基本的に人がいいんでしょうね。面倒見がよいというか。損な役回りが多いですねー。
まぁ、周りにいおさんとかゆうきちゃんとかクリス公太子とかがいるからでしょうが(笑)
しかし、こんなお母さんがいたら、楽しいだろうなぁ……。
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5月第2週の日曜日。「めいどの世界」の寮では守護天使・スズメバチのつぐみが自室でのんびりしていた。とそこに…
「つぐみちゃん♪」
つぐみとよく似た髪の色や顔立ちを持つ若い女性が現れた。
「じょ、女王様?何でここに…?」
つぐみと同じく転生した女王蜂・いおである。よく見るといおはスーパーのビニール袋を持っている。
「何持っているんですか女王様?」
「えへへ…。」
笑いながらいおがつぐみに見せた袋の中身はひき肉・タマネギといった食材であった。
「つぐみちゃん知ってる?今日は人間の世界ではお母さんに感謝する日なんだって。であたしは女王様で、つぐみちゃんにとってはお母さんだよね。」
「何が言いたいんですか?」
「お母さんであるあたしにハンバーグを作りなさい!」
唐突な振りをするいおにさすがにつぐみは戸惑いを隠せない。
「な、何でオレが…。」
戸惑うつぐみにいおは甘えたような視線を向ける。
「つぐみちゃんが作ってくれたミツバチの肉団子…おいしかったなあ…。」
「わ、分かりましたよ女王様!」
結局つぐみは押し切られ、いおにハンバーグを作ることとなったのであった。
「あ、つなぎは使わないでね。あとチーズも乗せて!」
「分かってますよ女王様!」
注文の多いいおに声を荒らげるつぐみではあったが、それでも問題なくハンバーグは完成。
「はい出来ましたよ!」
「いただきまーす!」
いおは瞬く間につぐみのハンバーグを完食した。
「あー、おいしかった!」
「…満足でしたか?」
満足げな様子のいおと対照的に休みをつぶされて不機嫌なつぐみであったが…
「さすがつぐみちゃん!あたし自慢の娘!」(なでなで)
「ん…。」
満面の笑みのいおに頭をなでられると何となく怒りを忘れてしまうのであった。
おわり