ヴェンデッダ 〜氷炎の宴〜 4
K−クリスタル / 2014-01-18 19:12:00 No.2328
「覚悟してもらおう。残りはお前ひとりだ」
 アレクの宣告に男は悔しげに唇をかんだが、すぐ顔を上げた。
「確かに・・・こうなってはもう、逃げられもせんだろう」
 だが、その時、少女の声が割って入った。
「待って、お兄さん。その人の相手はあたしにやらせて」
「エステル」
 振り返ったアレクは一瞬考え込んだが、相手の顔を見てうなずいた。
「いいだろう。だが、しくじるなよ」
「アレク」
 ファデットが驚いたように声を上げたが、アレクは落ち着いていた。
「もともと、あいつの仕事だからな。最後ぐらいやらせよう」
「さあ、じゃあ、あたしが相手よ。覚悟してよね。あなたには恨みがあるんだから」
 前に進み出たエステルの言葉に、相手の男はやや表情を動かした。
(そうか、珍しくやる気だと思ったら、初めにだまされて跡をつけられたのはあの男だったのか)
 納得のいったアレクの傍らにファデットが近づいてきた。
「アレク、本当に大丈夫なの? 相手の人はけがをしたとはいっても、エステルさん一人で・・・」
「ああ、心配いらない」
 ファデットの心配はもっともだが、アレクもただ傍観しているわけではない。
 すでにして?亡霊暴君(ファントム・タイラント)?が再び起動していた。標的の範囲が絞られた二度目には、主に相手のいる地面より上の空間の熱を集めることで、その気配も悟らせることなく、しかし、巨竜はひそかにもう存在したのだ。他の者には見えない。いや、アレク自身にも実際に目に見えるわけではないが、言わば、体感している。そのアレクの感覚によれば、目の前には体を低くねじ曲げ大口を開けて今しも敵の男に食らいつこうとする肉食竜の巨体があった・・・あくまでイメージだが、ほとんど現実の感覚と変わらない。こうした実感のようなものまで感じるようになって、アレクの扱う熱量は格段に跳ね上がったのだった。
 見ていて、エステルが危ないとアレクが判断したその途端、敵の男は肉体の何割かと生命を同時に失うことになる。しかも、その際、近くにいるエステルに火傷一つ負わせることもない。せいぜいが見えない巨竜の熱い吐息を感じるくらいだ。つまり、何が起こったとしても、エステルを傷つけたり、敵を逃したりする気遣いはまずないのだ。
 だが、それもすべて万一の時のことだ。アレクがファデットに大丈夫だと言った第一の根拠はそれではなかった。
 エステルは左手を水平に近く前へ伸ばしている。その手からは何条かのワイヤーが下に垂れ、揺れていた。そして、胸元に引きつけて構えられた右手には細身のナイフが握られている。
 対して、敵の男は残った右手一本で顔の前にサーベルを立てて構えた。治癒の力でもあったのか、左肩の傷口は完全にふさがってこそいないものの、出血はもはやほとんどない。
 男は油断なくエステルへ向けた意識を切らせないながらも、ちらりとこちらを見た。
(何を考えているか、だいたい分かるな・・・)
 アレクは考えをめぐらせる。
(俺からは逃げられない。もう助かるすべはないと一度は覚悟を決めたはずだが、こうなって、一縷の望みを抱いた。うまくすれば、助かるかもしれないと。そう、エステルを人質に取ることさえできれば、俺の動きも封じられる。・・・奴には?暴君(タイラント)?の状態は分からないから、そういう考えになるのはむしろ当然。だが――)
「ファデェ。あの男もだが、たぶん、君もまだよく分かってない・・・」
「え?」
「エステルってやつを」
 その時、男の方から仕掛けた。地を蹴り、猛然とエステルに向かう。エステルも迎え撃つように駆け出し、間合いを詰めたところで左手を振り、走る勢いを乗せて、ワイヤーを前へと飛ばした。
 男は避けることもせず、そのまま真っ向から突っ込んできた。ただ走ったまま目の前でサーベルをめまぐるしく振り回す。ワイヤーは結局一本も届かなかった。はね返されたのではない。空中でいくつにも寸断され、ばらばらと地面に落ちたのだった。
(まったくいい腕してる・・・剣同士じゃ、俺なら絶対やりたくない相手だな)
 それも、たった今片腕一本喪いながら、である。仮に痛みや出血を抑えられたにせよ、体バランスは崩れて、今までと同じ身のこなしなどとてもすぐにはできないのが普通だが、見る限り、そう動きが悪くなったとも思われない。実戦の中で叩かれ、鍛え抜かれたしぶとさがあった。
(?暴君(タイラント)?の牙から即死を免れたことといい、奴らの中じゃ、総合的にはこの男がいちばん強かったのかもしれん・・・)
 少なくとも、その踏んできた戦いの場数はエステルはおろか、アレクすらも凌ぐほどのものなのだろう。だが、それでも・・・。 
 一度も止まるどころか脚を緩めることすらなかった男はすでにエステルの間近に達していた。エステルの右手の中のものが閃く。しかし、きぃん――高い金属音を立てて、そのナイフは宙高く舞っていた。男の一振りではじき飛ばされてしまったのだ。
 そのまま返す刀で斬り殺すことも可能な間合いでタイミングだった。だが、それはない。人質にするのなら、殺すわけにはいかないのだから。
 そこまでも、エステルの計算通りのはずだ。相手が殺す気で攻撃できない以上、そこに隙が生じる。しかし、芝居で逃げて見せたあの男は実力を隠していて、本当ならエステルのような小娘など相手ではないと思っているのだろう。だから、そのぐらいの余裕を持てる気でいるかもしれない。が、あいにく力のすべてを見せなかったのは、エステルの方も同じなのだ。今もなすすべなく接近されてしまったように見えるが、実は、エステルの方からすれば、労せずして相手の懐の内に入り込むことができたとも言えるのだった。
 男はエステルの方に向き直った。叩き伏せるか、あるいは脚でも切り裂くか、いずれにせよ、エステルの自由を奪うべく、近づこうとする。
 だが、その足が思わず止まる――異様な、信じられないものを眼にして。
 目の前の相手が笑っていたのだ。もはや、武器もなく、抵抗するすべを持たぬまでに追いつめた無力なはずの少女が笑っている・・・! 
 それもただの微笑ではない。顔立ちこそ整っているが、まだ子どもとしか思えなかったたかだか15、6歳のこの少女が今、成熟した一人前の女性にも滅多に見られないほどの、?妖艶?と呼ぶしかないような一種凄絶なまでの蠱惑の表情を浮かべていた。
 ぞくりとした。不気味さへの恐れだけではない。それとは別に、男としての欲望を抗しがたく喚び興される感覚も確かにあった。それを自覚すると、また新たな恐怖を感じる。
 ――自分の方が誘き寄せられていた・・・。いまだ確たる理由もないまま、ほとんど確信する。
 それはたとえて言えば、甘い蜜の香りに誘われて、知らず自ら食虫植物の奥深く入り込んでしまった虫にでもなったかのような感覚・・・。
 そのとき、つい、と少女の方から近づいてきた。だが、とっさに何の反応もできない。
 おそらくは百戦錬磨と言っていいであろうこの男が戦いでこうまで気を呑まれ、我を失うなどということがあるとしたら、まず、先ほどのアレクのような敵の圧倒的な力を見せつけられたときぐらいしかなかっただろう。だが、それとはまったく次元の異なる衝撃が今この男を縛っていた。経験豊富な戦士であるからこそ、目の当たりにしているものの、戦いの場でおよそ予想だにしない異様さはより対応不能であったのだ。
 そんな動けず目も離せないでいる男に、少女――エステルがあることをした。それは、その凄艶な表情にはまったく違和感はないが、戦場という場にあっては、およそこれほど不釣り合いなものははないことだった。
 半身で少し肩を上げて相手に向かってしなを作り、片目をつぶって、唇に押し当てた手の指を響く音と共に離す。
 見事なまでに魅惑的な投げキッス。
 だが、それを受けた男の反応は悩殺どころではなかった。一瞬で開けていられなくなった目から涙を流し、激しく咳き込み、自ら喉を激しくかきむしる。投げキッスで、少女の唇から目に見えないほど細かい毒の粉が飛ばされ、それが目に入り、また吸い込んでしまったのだ。もはやなすすべもない。ついに膝をつき、その場にうずくまる。
 その後ろに静かにエステルが立った。
「シャローム、ヘル」
 そして、相手のむき出しの後頭部――延髄めがけて、最後まで手の中に隠し持っていた小さなナイフを女らしい優雅な手つきで狙い過たず突き立てる。男はそのまま声もなく前のめりに倒れ、動かなくなった。
「すごい・・・」
 隣でファデットが息を呑むのが伝わった。 
「言ったろ、心配ないって――あれがエステルだ」

/ 2014-01-18 19:14:00 No.2329
 ――女は、こわい。
 言いながら、アレクの脳裡に以前衒志郎と交わした会話がよぎった。
「あの娘を見ていると、時にそう思う」
「ああ? ――まあ、確かにあんな感じになるから、そういうのも分からないじゃないが・・・しかし、実際に男を誘惑してはめるとか、そこまでじゃないだろ、あいつのは。しょせん、まだ子供だしな」
「いや、むしろ、だからこそ。何かのためにあえてそうしているわけでも、何かの経験を経てそうなったのでもない――ということは、もとから自然にそうなのだと、そういうことになろう?」
「ふむ・・・」
「女というものの本質を見る思いがする」
「大げさな・・・だいたい、あいつなんぞがすべての女の基準になるわけないだろうが」
「ふっ。もちろん、和主(わぬし)にとっての女の基準は別にあるのであろうがな」
「うるさい」
「おこるな。私とて、そうだ――だが、すべての女に共通するものがあるのも確かなことだ」
「どこかだ」
「女というものは新しき命を孕み生み育てるものゆえ、どこまでも“生”の側であるように思われている。だが、その一方で、実は“死”――滅びの要素を持つものでもある。特に、男にとっては」
「そんなもんかな――いや、当然お前ほど女に詳しいつもりもないが・・・」
「底無し沼で女が手招きしている。男はそれに抗えず、どうしても近寄ってしまう。滅びへの道と半ば知りながら。男をだまして自分だけは助かるというような小賢しい罠なら、切り抜けることもできよう。だが、そうではなく、女は現に沈んでいく。すると、男としてはそばに行って、その手を取らずにはいられない。自らの滅びをもって男を滅びへといざなう。しかし、捨て身などというのともまた違う。ただ、自らの滅びに頓着せぬだけだ。そして、この女と共にならと、男が滅びる覚悟を決めたときには、男の腕(かいな)からすり抜け、先に沈んでいってしまう。男を置き去りにして。まさに、La Belle Dame Sans Merci(つれなき美女)だ」
「あいつは、滅びんじゃないか」
「だから、根の話よ。理を頼む男はしょせん、ぎりぎり最後のところでは女に勝てぬ」
「――ああ、それなら、まだ分かる気もするが・・・しかしな、あいつの危なさってのは、そんなたいそうなもんの前に、もっと単純に――」
「お兄さん、お姉さん、見てた? あたし、やりましたー。偉い? ね、ね、偉い?」
 はしゃぐ声がアレクの思惟を破った。エステルが振り返り、伸び上がって二人に向かって両手を振っている。それまでとはうって変わった、無邪気な子どもの表情で。
(これだ・・・どうだい、ええ? この落差――だが、ゲンの言うようなことはともかく、確かに、こういうところ全部ひっくるめてこいつの強さで、ひょっとしたら、バステラはそこを買っているのかもなしれないな)
 ――くぉぉおおぅぅううふぅううくぅうう・・・しぃぃるるぉぉおお・・・
 その時、不意に不思議な音が聞こえてきた。かなり大きな音のようだったが、それ以上にずい分遠くから伝わってくるようで、よく聞き取れない。
 危険を感じさせるものではなかったので、三人はそれ以上特に緊張はしなかったが、聞き耳を立てる。
 すると、何かの音と思っていたものはどうやら人の声のようだった。大音量のスピーカーでも通して、だが、辺り数キロの範囲にわたって響かせようなどという無理なことをしてでもいるかのように、声じたいは聞こえても音が割れてよく分からなかったものが少し聞いていると、チューニングが合うかのように次第に明瞭に聞こえるようになっていった。
 ――こうふくしロ・・・おマエたちノ、りーだーは・・・たおレた・・・
「ガルシアだ。どうやら、敵のボスをやったようだな」
「じゃあ、戦いはもう終わりなのね」
 ほっとした表情のファデットに、
「ああ。俺としては、ろくな働きもできなかったが――けりがついたんなら・・・」
「そうでもない」
 答えかけたアレクは不意に耳元で囁かれたその声と、前触れもなく間近に現れた気配に、数メートルも跳び退った。
 驚いてこちらを向いたファデットとエステルには、何事が起こったかも分からなかった。が、アレクは一つ舌打ちすると、何があるとも見えない方に向かって、声をかけた。
「GIA(ぎあ)。おどかすな」
 アレクはすでに落ち着きを取り戻していた。だが、一瞬で冷や汗を噴き出させてもいた。動作が一拍完全に遅れたのだ。気配を感じたのと声が聞こえたのはまったくの同時。にもかかわらず、その二つの方向が全然違っていたために瞬間混乱し、反射的な反応ができなかったのだった。
「このくらいで、驚かれていては困る――どんな時でも、気は抜かないことだ。今自分がその気なら、一撃は通ったぞ」
 見えない声が応答する。その位置は最初に聞こえたところとはまた違っており、そして、今はその方向にも他のところにも気配はまったく感じられない。
(さすがに、あの坊やとは年季が違うな)
「まあ認めるが・・・それだけでやられたりはしないさ。第一、あんたみたいのがそんなにいてたまるか。――で、何だって?」
 声のみの、それもその位置さえ頻繁に変わる相手と交わす会話というのは、奇妙で落ち着かないものであった。だが、この相手では仕方がない。
「全体の戦いは確かに終わった。だが、まだ抵抗を続ける者が残っている。中にはかなりの強敵もいる。お前の力が必要だ」
「そうか。どこに行けばいい?」
「当初の予定通り、このまま敵陣の中心部へ。近くまで行けば分かる」
「了解だ」
「急げ。遅れれば、それだけ味方の不要な犠牲が増える」
「そうだな、分かった」
 返事を返した時には、もう相手はすでにどこかへ行ってしまった後のようだった。
 アレクはファデットとエステルの方へ振り返った。
「というわけだ。行ってくる。君たちは早く仲間のところへ移動してくれ。だが、途中でまた敵と出くわさないとも限らん。――エステル、ファデェのことを頼んだぞ」
「はぁ〜い。お任せ」
 ふざけた動作で、敬礼してみせる。相変わらず、真剣味が足りないように見えるが、それでも、今は当てにしていいようにも思えた。
「アレク、気をつけて」
「ああ」
「忘れないでね。あなたの力はただ戦うためのものじゃないわ。誰かを、何かを守るためのもの。わたしにそうしてくれたように、どうか、他の人たちも助けてあげて」
「分かっているさ。俺は、アレグザンダー――?守る者?だ」
 ファデットにうなずいてから、アレクは少し遠い目をした。
「『呪詛悪魔が何を守る』と、天使どもなんかは嗤うかもしれんな。――だが・・・」
(たとえば、あの獅子の女。そして・・・)
 脳裏にいくつかの顔が思い浮かぶ。それに伴う感情はもはや単純な憎悪や敵意だけではなかった。だが、むしろそれゆえにこそ闘志はいや増すのでもあった。
「いずれ、あいつらにも教えてやろう――俺たちにも守るべきものがあることを。そして、そのために、賭ける命もあるということを」

K−クリスタル / 2014-01-18 19:18:00 No.2330
ちちうえおたおめー、――姉上、お誕生日おめでとうございました。――めりくり、よいおと、あけおめことよろ!!

よし、すんだ――って、ナンか、マエもやったよ、こんなの・・・

オカシーな・・・ホントに、ひと月ぐらいで載っけるハズだったのに
四ヶ月チカくかかって、もー年も明けちゃったよ

・・・ま、いっか

てなワケで、続きです
時間が空いたぶん、とーしょのヨテーにはなかったよーそがイロイロ付け加わってます
・・・カナリ、無理やりなカンジのもありますが

そいぢゃ、ごかんそーよろー☆

エマ / 2014-01-20 10:38:00 No.2331
おひさですー♪
こないだは久々にチャットできて、嬉しかったよ♪

エステルちゃん、活躍しましたねーw まだティーンなのに、女の子って恐ろしや……。

今ちょっと忙しいんだけど、暇見つけてちゃんと感想つけるんで、待っててねー♪

エマ / 2014-01-28 12:55:00 No.2332
ううっ。ごめんちゃい。まだ忙しくてレスの時間取れない・・・;;
もう少し待っててねー。

エマ / 2014-02-01 10:01:00 No.2333
おまたせー!! ようやく仕事が終わったよー。今から、感想つけます。

「大丈夫!エマさんの感想文だよ!」 (ファ◯通攻略本のノリ)

(「大丈夫?エマさんの感想文だよ?」とも言うwww)

残った一人の敵、観念したようですが、なんかなー。
エステルちゃんが相手となったら、

(コイツになら勝てる(゚∀゚))

とか思ったんでしょうかねw 実力者なんでしょうが、若干小物臭が漂いますw
エステルちゃん、言葉遣いがあれですね。ファデットさんほどではないですが、物腰がやわらかいというか、おてんばって感じじゃないですね。
「お兄さん」とか、敵に向かって「その人」とか「あなた」とか。
結構、育ちがいいのかなー。

アレクっち、いざというときは自分が加勢する、というのと、エステルの力も信頼している、という二重の意味で「心配いらない」と言ったわけですが、そこはなんだろー。アレクっち、十分にエステルちゃんのお兄さんになっている気がするぞ。
そう言われると、本人は心中複雑なんだろーがw

しかし、敵もさるもの、失った左腕の出血は完全にふさがって、またすぐ臨戦態勢をとれるとは……さすがは呪詛悪魔ですな。

で、エステルちゃんきたよー!

飛ばしたワイヤーがやすやすと切断されてしまうので、おいおい大丈夫なの? と少し心配になりましたが、計算のうちだったのですな。
ある種、油断がある敵に対して、懐に上手く入り込めたわけで……。

で、エステルちゃんの余裕の笑み。というか、なんだ……「妖艶」って書いてあるぞ。「凄絶なまでの蠱惑の表情」って書いてあるぞ……おい誰か、カメラカメラ!!www

うーむ。15,6歳のティーンなのに。そんな表情ができるとは……エステルちゃん、おませなのか、本能的なものなのか……。あ、そういうばエステルちゃんの前世って何?

投げキッス、何を下のこの子? と思いましたが、これはアレだ……。いわば、エステルちゃん版デスブロウwww

敵の反応を見るや、相当な毒だったんですな。一瞬で行動不能になるとは。
そして、そんな敵の後頭部に、余裕の一撃。
あっけなーw 敵なさけなーw

エステルちゃんの余裕勝ちでしたな。まぁ、一度この手を見せてしまったとしたら、次も通じるかはわかりませんが……。

ちなみにですが、残念ながらウチのカムドにはこの技は通用しないことでありましょう。その理由は……近日公開予定のDr.イリノア診断室<アズマ>編を見ればわかるのでそこんとこヨロシク!w

んで、衒志郎はんとアレクっちの会話も、深いですな。
たしかに、女性は子供を産み育てる存在でありますから、生の側面をイメージしますが……、男にとっては、ある意味破滅の元でもあるワケで……。いや、相手やつきあいかたにもよると思いますが。

で、GIAというまた謎の多い仲間のご登場。純粋な戦闘能力はわかりませんが、素早さや相手の隙を突く能力にかけては、アレクっち以上のようですな。

次は残党狩りですか。

もしかしたら……GIAの言った、「かなりの強敵」というのが、ミソかもしれませんな。アレクっちの好敵手が登場したりして。

にしても、「『呪詛悪魔が何を守る』と、天使どもなんかは嗤うかもしれんな。」という言葉は、深いですね。

呪詛悪魔=純粋な悪という構図ではないんですよね。

私も考えているんですよ。完全に人類や天界を滅ぼそうとしているグループもいれば、自分たちを虐げた特定の人間にだけ復讐するけど、他の一般の人間には危害を加えないグループもあるだろうし、単純に勢力を広げたいだけの復讐鬼っぽいグループもいるだろうし。
思想的にある程度のまとまりのある守護天使界より、呪詛悪魔側の方がむしろいろんなヒューマンドラマを描けるかもしれません。

で、「獅子の女」ってまさか……。
いいですなー。これこそがコラボですなーw

さてさて、次回も楽しみにしておりますよ。

さぁ、皆も感想を書くのじゃーw

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