(＝ﾟωﾟ)ﾉ　相も変わらず性懲りもない犬畜生だぜよ。
超ウルトラ久々にＳＳ思いついたので投下。

『理不尽』シリーズ
＜やいこら待て＞
ケース１：ハエの饗介


そこは、とある一室。何者かはわからないが、１人の人物がゲームをやっていた。
いわゆる対戦格闘ゲームで、現在１人用で対コンピューター戦の最中である。
プレイヤー「(ﾟ∀ﾟ )　へっへっへっ、やっぱ使うなら美少女キャラに限るよな。みゆっち萌え〜☆」
みゆっちとは、現在プレイヤーが使用している美少女キャラで、蚊のような姿のコスプレが特徴である。
個性豊かな敵キャラ達を次々を倒し、プレイヤーは悦に入る。
プレイヤー「(´Д`*)　ああ…みゆっちは可愛くて強くてシビレるぜｸﾞﾍﾍﾍﾍ」
ゲームを進めていくうちにいよいよ最終ステージへ。最後の敵はどことなくダン○ィ坂野に似たような感じのいやらしそうな親父キャラである。
プレイヤー「(ﾟ∀ﾟ )　ｹｹｹｹｹ…俺とみゆっちのラブラブぱうぁーで、こんなエロオヤジなどケチョンケチョンにしてくれるぜ☆」
勝利のビジョンを脳内に描き、既に勝った気でいる。
プレイヤー「(ﾟ∀ﾟ )　そしてエンディングを迎えた時、俺はみゆっちにフサワシイ男になるのだ！そして……」
自分とみゆっちがラブラブになり、あんなことやこんなことを妄想して更に悦に入る。
プレイヤー「(ﾟ∀ﾟ )　ｹｹｹｹｹｹｹｹｹｹｹｹｹｹｹｹ……」
かくして美少女みゆっちＶＳダンディ坂○似のエロオヤジとの対決が始まった。結果…
みゆっち「きゃあああああああっ！！！！！」
エロオヤジの怒涛の必殺技ラッシュの前に、美少女みゆっちは呆気なく敗れた。
美少女キャラは可愛らしい悲鳴を上げながら宙を舞い、着ている衣服が破れて露わになった下着姿で地面に落下。
プレイヤー「( ﾟДﾟ)　ﾎﾟｶｰﾝ」
プレイ前に設定を最高難易度にしていたためコンティニューは不可。眠るように倒れ伏した少女が再び立ち上がる事はない。
そのままゲームオーバー確定である。
画面では、斃れたみゆっちの元にエロオヤジが近づいていき、グヘグヘと下卑た笑い声を発する。
エロオヤジ「m9（・∀・）9m　ゲッツ！！！！！」
勝ち誇ったエロオヤジのポーズがアップで映った瞬間、プレイヤーの中で何かが弾けた。

グワッシャアアアアアアアアッ！！！！！！！！！

プレイヤーの鉄拳がモニターをぶち抜き粉砕。
プレイヤー「(`Д´#)　許さん……………………………………ッ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」


その日、ハエの饗介はとある街中を散策していた。
饗介「さ〜て、今日はどうやってまゆりちゃんで遊ぼうかヘッヘッヘッ。」
いつものようにしょーもない企てを巡らす。しかし、饗介は知らなかった。この後に待ち受ける未曽有の恐怖を…
？？「やいこら待てッ！！！！！！！！！！！！！」
ビックウウウウウウウウウウッ！！！！！
突然の大声に驚く饗介。カートゥーンアニメの如くつま先から頭のてっぺんにかけてギザギザのような震えが走る。
饗介「(；ﾟДﾟ)　な…な…何だ一体……？？？？？」
饗介が怯えながら声のした方を振り向くと、何やら物凄い形相をした怖い大男がこちらを睨んでいる。
とても凄味のある目つきと筋骨隆々とした強靭そうな体つきに、饗介はすっかり萎縮してしまった。
饗介「((((；ﾟДﾟ))))　え、えーと…なななナニカ御用デせうか………」
大男「てめえのそのツラが気に入らねえんだよ！！！！！」
大男は格闘ゲームに負けたいきさつと、敵キャラが饗介そっくりだった事を語る。
ゲームの敵キャラ同様、饗介もまた○ンディ○野に似た顔つきなのだ。
饗介「((((；ﾟДﾟ))))　そ…そ…そのヨウナコトをモウされマシテモ…………」
大男「ゲームの事を思い出しただけで悔しさがよみがえるうううウウウゥゥゥッ！！！！！！！」
大男は、巨大な斧とハンマーを振り上げて饗介に襲い掛かかってきた。
饗介「な、な、な、なんでだあああああああっ！！！！！！」
当然全力ダッシュで逃げる饗介。
大男「みゆっちの仇！！！！！！！地獄へ落ちろおおおおおおおおオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォッ！！！！！！！！！！！！！」
根拠のない憎悪と殺意を以て追う大男。
饗介「┗(>Д<;)┓三三３　たたたた助けてくれええええええええええええぇぇぇぇぇぇッ！！！！！！！！」
冷静に考えれば超能力でどうにかできそうな気もするが、この時の饗介にそんな事を考える余裕などなかった。

ケース２：伝書鳩のレオン

その日、伝書鳩のレオンはとある街中を散策していた。
レオン（つけられてるな…）
先程から何者かの気配が後ろからずっとついてきている。
視線から察するに、好意的という概念からはイスカンダルの如くかけ離れているようだ。
？？？「やいこら待てッ！！！！！！！！！」
気配の主が大声と共に姿を現した。フードを被った魔術師風の男である。
フードで顔はよく見えないが、布地の隙間から垣間見せる目は明らかに危険な光を放っていた。
レオン「何かな？そんなに怒ると血圧が上がるぞｗ」
魔術師「じゃかましい！！！俺は、俺より顔が良くて背の高い野郎は大っ嫌いなんじゃ！！！よって貴様は死刑！！！！！」
レオン「だったらお前の場合、世の中の大半の男を始末しないとなｗｗｗｗｗ」
魔術師「ぬわああにおおおおおおっ！！！！！！すましたようなキザったらしいツラしやがって！気に入らねえぜ！！！！！」
レオン「ほお、気に入らなければどうするというんだ？」
魔術師「こうするのさ！！！」
杖を出して呪文を唱えようとするが覚えてないのでメモ書きを出して見る。
魔術師「えっとたしか呪文は……『ちちんぷいぷいブタのケツ』ッ！！！！！」
ボンッ！！！
杖を振ると激しい煙が立ち込める。
レオン「一体何をするつもりだ…？てか、変な呪文だな。」
煙はすぐに晴れ、中からは一人の人物が現れた。姿かたちからして女性。顔はうつむいていてよく見えなかったが、
服装、髪型、体つきなどありとあらゆる要素において、レオンがこの上なく知る相手と一致した。
レオン「……！？サキ！？サキなのか？なぜこんな所に？？？」
得体の知れない魔術師の魔法でなぜサキが現れるのか、そもそも本当にサキなのか、そう見せかけた幻術か、何者かが成り済ました偽物か…
いろいろと突っ込みどころ満載な状況である。
こういう場合、状況を分析したうえでありとあらゆる可能性を考え、それに対する対処法の目処を立てておくのは仕事柄の定石であり、
もちろんレオンはこうした判断を一瞬のうちに行える能力を持ち合わせている。
しかし、そうした判断も全て全くの無駄な事である。
なぜなら、サキの発した次の一言がレオンを恐怖と絶望のどん底に叩き落としたからだ。

サキ「ヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉ　ﾖｯﾃﾅﾝｶﾅｲﾚｽﾖｰ」

レオン「Σ（￣□￣il|　！！！！！！！！！！！！！！？？？？？？？？？？？？？」


（中略）


バキバキ！！！ベキベキ！！！！！
レオン「(ﾟД｡)　ぶっぎゃあああああああああああっ！！！！！」
サキ「( `３´)　あっれ〜〜？レオン、寝ちゃったのぉ〜？つまんにゃ〜い、私も寝る〜」
レオン撃沈→サキ寝る、のお約束である。

魔術師「＼（・∀・）／　ハアッハッハッハッ！！！チャラ男死んでマンセーだぜ！！！！！」（注：死んでません）

にっくきキザ男をＫＯして得意になる魔術師。だが、彼の天下は長くは続かなかった。
ドドドドドド……
何やら足音が聞こえてきた。それも、物凄い速さで全力ダッシュしているようだ。
？？？「┗(>Д<;)┓三三３　助けてええええええっ！！！殺されるうううううううぅぅぅぅぅぅッ！！！！！！！」
何やら○ンディ○野似の男が魔術師の脇を走り抜けて行った。
魔術師「(＝ﾟωﾟ)　…………？？？？？」
ドドドドドド……
魔術師が呆けていると、また一つ足音が聞こえてくる。
次に走ってきたのは筋骨隆々とした力の強そうな大男で、両手で巨大な斧とハンマーを振り上げていた。
大男「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォッ！！！！！！！！！！！！！！！！！」

魔術師「Σ（￣□￣il|　！！！！！！！！！！！！！！？？？？？？？？？？？？？」

鬼と魔王と大邪神を足して３で割らずに３００ぐらい掛けたような形相で大男が迫ってくる。
大男「邪魔だ！！！！！！！」
たまたま進路上にいた邪魔者をハンマーで殴り飛ばす。
ドバキイイイィィッ！！！！！
魔術師「(ﾟД｡)　ぶっぎゃあああああああああああっ！！！！！」
殴り飛ばされた魔術師は不様に吹っ飛び壁に激突、そのままレオンと同じ道を辿った。
大男「みゆっちの仇！！！！！覚悟しやがれええええええええエエエエエエエエエェェェェェェェェェッ！！！！！！！！！！！！！！！」
薄れゆく意識の中、そんな声が遠ざかっていくのを聞きながら魔術師は闇の世界へと強制移住させられた。

ども。
先日にメールで送って貰ったのはこのＳＳの一部だった訳ですね。
では改めまして感想らしき物を。

確かにこれは理不尽極まりないですね。しかし、被害者が主に饗介である時点で、欠片も同情心が沸いてこないのは多分仕方の無い事ですよね。普段が普段なので（笑）

レオンに関しては……まあ、これもいつもの事ですから。多分慣れているんじゃないでしょうか。（笑）
（レオン「慣れてる訳ねーだろうがぁぁぁ！！（怒）」）

それにしても、この大男と魔術師、何気に実力者っぽいですね。特に魔術師は「酔いどれサキ召喚」なんて物を使用できるくらいですから。
正体は復讐鬼の生き残りといった所でしょうか？

＞ケース１
みゆっち、ノエルさんとこのみゆちゃんとは無関係なんでしょうか（笑）

エロオヤジ強いなぁ……「m9（・∀・）9m　ゲッツ！！！！！」は笑いました。
確かに負けた後ドアップでこれやられたらムカつくわーｗｗ

しかし、この大男何者だｗｗ
巨大な斧とハンマーって、この人が格ゲーの重量級キャラっぽいわｗ

饗介、ご愁傷様です。上のおいらのSSでもご愁傷様だけどｗ

＞ケース２
レオンさんをネタに使うということは以前から聞いていましたが、なるほど、こう来ましたかｗ

レオンさんほどの実力者をKOするのは、かなり知恵を絞る必要があると思っていましたが、なるほどねー。たしかに、酔いどれサキさんなら可能でしょうｗ
お約束なぐらい効果てきめんでしたね。恐るべし、魔術師ｗ

しかし、
「だったらお前の場合、世の中の大半の男を始末しないとなｗｗｗｗｗ」
というのは、さすが皮肉屋のレオンさん。私もレオンさんを動かすときはこれくらいやらにゃいかんですね。勉強になりますｗ

いやー、面白かった。次回作も期待してます^^

(＝^ω^)ﾉ　やほー、どうもありがったう。
大男と魔術師の素性についてはぶっちゃけ何も考えとりませぬｗ
ただ、一応魔術師ビジュアルイメージとしてはドラクエ７のモブキャラの一つ、男魔術師と考えていたりする。
これでわかりにくければ、ドラクエ１の魔法使いに杖を持たせたような感じと言えばわかるかな。

この魔術師はちょっと気に入ってるのでもしかしたら今後も登場予定があるかも知れない。
一応設定としては、召喚術に関してだけは無駄にずば抜けており、酔いどれサッキーの他に巨大なドラゴンなんかも呼べるというｗ