僕の初体験は三つ年上の女性だった。当時、アルバイトをしていたファミレスの先輩で、童顔のかわいい人だった。 彼女はバイトリーダーとして能力も人望も厚い人物だった。何だか彼女について仕事を教えてもらっていると、メイド喫茶のメイドさんに指導されているような気分になる感じだった。 リーダーながら偉ぶるところもなく、優しく明るく丁寧に周りに気を配っていた。仕事だけではなくてセックスも教えてもらいたいな~などと僕は妄想していたけど、アルバイト仲間の男たちは皆彼女のことが好きだったと思う。 そんな彼女と、僕は周りの男たちを出し抜いて念願の初体験ができたのである。 きっかけはTwitterだった。バイト終わりに彼女も含めて皆と食事をしている時、SNSの話題になった。彼女がTwitterならやってると言う話を聞いて、何とかつながりたくアカを聞き出そうとしたのだが「それはちょっと教えられないなあ~」などとはぐらかされてしまっていた。 あの時、彼女がはぐらかしたのもわかる気がする。なぜなら、彼女はTwitterのフェムネコだったからだ。もちろん、彼女は本名でアカを作っていたわけではなかったが、何としても彼女のTwitterを突き止めたい僕が検索に検索を重ねて、彼女らしきアカを発見したのである。 レズ掲示板もTwitterも冷やかしだらけ
彼女はTwitterのフェムネコとして同性との出会いを求めていた。さすがにこれは僕も見てはいけないものを見てしまった気がした。 別にレズビアンを否定する気はないし、そう言う女性がいることも知っている。しかし、身近の女性で、しかも僕が好きな彼女がレズビアンとは複雑な気持ちになったものだ。 だが、逆にこれで踏ん切りはついた。レズビアンなのだから僕が告白しても100%フラれるだろう。しかし、余計な期待を抱き続けるよりもサクッとフラれて次の初体験相手探しに力を注いだ方がいい。こうして、僕は彼女にフラれること前提でアタックしたのである。 でも、なぜか初体験できてしまった。不思議なものである。冗談のつもりで「職場にバラされたくないですよね?」と言ったことが功を奏したのかもしれない。彼女もあまり男性との経験がないのか、僕に抱かれながら涙を流していたのが印象的だった。 ビアンの出会い ビアン掲示板