僕の自宅兼オフィスの西向きの窓から下を見下ろすと、そこには有料の屋外駐車場がある。 そして、そこの簡易トイレに今日も男女が入っていく。簡易トイレと言っても幾分広めだ。かと言って、男女が並んでおしっこしているわけではないだろう。おそらく、セックス、もしくはフェラをしているのだと思う。それくらいのスペースはあるし、駐車場のトイレにしては清潔でもある。 そうは言っても排便場である。車で来ているのになぜわざわざ車から降りてトイレに入って性行為に及ぶのか。トイレでフェラされたいわけでもあるまいから、たぶん車の中を体液で汚したくないのだと思う。極論から言えば、ザーメンも排泄物扱いなのだ。 排泄物処理と考えると、トイレでフェラされたいと言う気持ちもわからないではない。だけど、確かに車のシートにザーメンがついちゃうと嫌だけど、そんなものを女性に咥えさせているのだから、男性と言うものはえげつない存在だ。 フェラだけの関係のフェラ友を見つけて欲求不満を解消
そして、今日も駐車場に車を止めたカップルが簡易トイレに入っていった。おしっこやうんこをするように、男はザーメンを排出しているのだろう。子作り目的のためには最重要アイテムであるザーメンだが、単なる欲望発散目的だと邪魔なものでしかなく、排泄物でしかない。たとえ、その中に優秀な遺伝子の欠片が混じっていたとしても、トイレフェラにおいては汚物でしかない。何だか残酷な現実を感じてしまうのは僕だけだろうか。 かく言う僕もそうなんだと思う。本来なら、トイレフェラのザーメンとして便器に流されるべき遺伝子だったのだろうが、何の間違いか生殖に利用されてこうして卵子と結合してしまった。本当は自分は排泄物と等しき存在だったと考えると、今の状況も納得がいく。 10分ほどして、簡易トイレの中から男女が出てきた。思いっきり女性の口に排出して男は満足したのだろう。僕にはそんな相手をしてくれる女性を見つける術もない。 早くトイレフェラを想像してオナニーすることが仕事な自宅警備員から卒業しなくちゃな、と右手で排泄しながら思った。 フェラをトイレでする フェラをトイレでする