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返信
お伺いしたいことが。。。
あり / 2018-08-02 23:28:00 No.2569
こんばんは。一週間程前からオカヤドカリを飼育しているものです。
こちらのサイトは飼育の参考に読ませていただいておりました。

突然ですが、今日交尾と思われる行動をしていて、まだ一週間もたっていないおかやど飼育初心者なので、色々お伺いしたいことがありました。勝手にヤドカリ博士だと思ってもよろしいでしょうか?

交尾と思って行動というのは、大きさの違う2匹のヤドカリがくっ付き、大きい方のヤドカリは足?をうまく使って、小さいヤドカリを動かしながら泡をぷくぷくさせていました。小さい方のヤドカリは殻に閉じこもったままに見えます。そのあと、音がするなあと思って見てみたら、くっ付いたまま貝と貝を擦り合わせていました。この時まだ小さい貝は隠れたままでした。

これは交尾なのでしょうか?なぜ貝と貝を擦り合わせるんでしょう?

あと、一緒に飼っているもう1匹のヤドカリは、その行為をすごく近くで見ていたんですが、これは離したほうがいいんでしょうか?

もし後尾をしていたとして、その後は、海水を用意する他に何かしておくことはありますか?

急に沢山質問してしまってすみません。
回答おまちしております。

波風 / 2018-08-11 19:40:00 No.2569
ありさん
はじめまして。

こちらのサイトはほとんど開店休業状態で管理人もほとんど巡回して居ない廃墟なもので、返信が遅くなって申しわけありません。

健全な交接は両者の合意の下で行われるので、泡を吹いたり音を出したりすることはないと思われます。

>音がするなあと思って見てみたら、くっ付いたまま貝と貝を擦り合わせていました

これはオカヤドカリに限らずヤドカリ全般に見られる「ラッピング」と呼ばれる相手を貝殻から追い出して貝殻を奪うための行為でしょう。
飼い始めや新規の個体を追加した時にしばしば見られます。
ありさんの飼育個体の行為もおそらくこれではないでしょうか。

もちろん季節的に、同種の雌雄であれば交接の可能性も考えられます。
産卵は交接の直後に行われますので、念のためメス個体(小さいほう)をハンドリングして貝殻の中を懐中電灯で照らして腹肢を確認し、もし卵塊あれば約1カ月で孵化しますので、水入れに海水を用意して孵化にそなえてください。

詳しくはこちらに記載していますのでご参照ください
https://blog.goo.ne.jp/okumani1105/e/...

返信
ご無沙汰しております
飼い主 / 2015-05-13 23:02:00 No.2562
こちらには初めて書き込みをさせて頂きます、飼い主と申します。
波風さんのお宅のゴリさん、大変なご長寿とご健勝ですね。素晴らしいです。
以前送っていただいた論文を含め、最近ちょこちょこと読んでおります。
そのうち、波風さんに少しおたずねしたいことがでて参りました。
オカヤドカリの食性について、昆虫や他の節足動物を食べるということは、学術的にどれほど認識されているのでしょうか。
以前読んだものにも、最近読んだものにも言及がなかったようなので、疑問に思いました。
あまんなどに記載がありましたら、教えていただけると嬉しいです。
ご多忙の折、何卒お時間のあるときにお願いいたします。

波風 / 2015-05-16 21:54:00 No.2562
飼い主さん、こんにちは。
お久しぶりです。

おかげさまで、ムラサキの大御所もまもなく丸14年を迎えます。
季節(保温環境)の変わり目ですが、特に変りなく過ごしていますし、脱皮周期もまだ先ですから、15回目の夏も無事に乗り切ってくれると楽観しております。

さて、昆虫食についてですが、私が不勉強なだけかもしれませんが、今の所その事について言及された資料、論文等は目にしたことがないですね。
「あまんシリーズ」は生態調査ではなく、あくまで生息調査の結果をまとめた文献ですから、食性については「種々雑多な有機物を摂食する広食動物である」とか、「腐食動物でもある」とか・・、その程度の記載しかありません。
生態について記載された資料を見ても、「獣糞に集る」、「打ち上げられて海獣の死骸を食べていた」など刹那的な観察によるものが殆どのようです。

僭越ながら「オカヤドカリが虫を食べる」と、Web上で発信したのは拙サイトの2003年頃の記事が最初ではないかと思います。
私は若い頃から、ダイビングでしばしば南西諸島を訪れていましたので、当然泡盛を醒ますために夜中に浜辺をうろつことが多かったわけで(笑)、流れ着いたセミや打ち上げられた甲殻類の死骸を貪るオカヤドカリ類はよく目にしていました。
そんな僅かな知見に予断と先入観を加味した、在野の素人の戯言ですね(^^;
まあ、試しにその辺に落ちていた鱗翅目や直翅目の昆虫を飼育下のオカヤドカリ類に与えてみたら思いのほか良く食べたので、甚だ乏しい根拠ながら、それが裏付けになって妄言が現実味おびただけの話です(笑)
現在は大手業者が推進したオカヤドカリの玩具化、インテリア化事業の影響下にある飼育者が殆どで、本来の生態を知ろうともせずに真っ白いサンゴ砂で見栄えよく「飾る」のが主流のようですから、一般の愛好家には昆虫食など何を言わんかですね。

ところで、「あまん」にも寄稿されている当山昌直さんが、沖縄の風葬地とオカヤドカリの生息区域の関連性を調査されているのをご存じでしょうか?
私もWeb上で公開されている予報を読んだだけですが、なかなか興味深い内容でした。
もしかしたら、昆虫よりオカヤドカリが人間の死体を食べることが学術的に認識される方が早いかもしれませんね〈笑)

飼い主 / 2015-05-18 20:37:00 No.2562
お忙しい中ご返信ありがとうございます。

ゴリさんは推定年齢二十数歳になられましたでしょうか?まことにおめでとうございます。
性別が違いますけれども、うちのムラサキオカヤドカリにもゴリさんを最終目標に頑張ってもらえたらうれしいです。

文献での記載の件、お教えくださりありがとうございます。
ネット上にはない古い文献をもう少し確認しなければならないと思いますが、私も波風さんの仰います通り、オカヤドカリの虫喰いは、学術的に認識されてこなかったのではないかと感じております。そうだとすればこれは重要なことで、調査と実験を少し加えれば、学会発表できるような内容かも知れません。
最近読んでいたヤシガニの論文では、オカヤドカリはヤシガニより植物食の傾向が強いという風に書かれており、食性の違いが強調されていました。しかし実際はオカヤドカリも節足動物を好んで食べる(我が家のムラサキオカヤドカリの場合、生きている虫を押さえつけて食べることもあります)わけですから、両者の食性の違いはそれほど大きくないと言えます。そうであれば、オカヤドカリもヤシガニと同じようにキチンを分解できても不思議ではありません。
仮定が多くて恐縮なのですが、もしもオカヤドカリもキチンを分解できるとしたら、そこから得たN-アセチルグルコサミンなどを自分のキチン合成に流用していることも考えられます。その場合、虫餌が脱皮トラブルの予防食になるかも知れないと思うのです。
拙宅の飼育環境は非常に適当ですが、虫餌に助けられていてここまでなんとかなっているのではないかと…。

風葬の記事、初めて知りまして、拝読いたしました。
ホラー的ではありますが、沖縄らしく、どことなくおおらかなお話ですね。
アーマンの由来も含めて、大変浪漫があると思います。
研究が進んでいくことを期待しております。

波風 / 2015-05-23 13:58:00 No.2562
ゴリさんは、2001年6月時点でC.L20?はありましたから、ご推察通り20年以上は生きていると思います。
ムラサキオカヤドカリとしての元々の寿命に加えて、飼育環境への順応力の高い個体だったのでしょう。

ヤシガニやオカヤドカリのような広食性の雑食動物は、生息環境などによって摂餌選好性が変化しますので、それこそ広範囲にわたって情報を収集しないと、なかなか本質は見えてこないでしょうね。
在野では与那国島のヤシガニ捕り名人が、胃の内容物から個体によって専食性があることに言及していますし、オカヤドカリ生息実態調査報告書には、これまでの知見として「代謝不調を引き起こすまで栄養不足の食物を食べ続ける」負の選好性誘発がおこりうる食物選択のコントロールにおける不調仮説が、実験によって支持されたとする論文が紹介されています。(Thacker,1998)
ちなみに、ここではオカヤドカリ食物の匂いを特定の栄養素と関連付ける能力を欠いていると結論付けられています。
実際、以前某サイトで、発泡スチロールの食品トレーなどを食べていたという観察事例が紹介されていましたし、プラスチック類の誤食による有害汚染物質検出のニュースなども報道されていますから、オカヤドカリの食性の解明はなかなか一筋縄で行きそうもありませんね。
http://www.y-mainichi.co.jp/news/27107/
そこがまた面白いところではありますが(笑)

風葬の話、続報が待たれます。
私は元々文系ですから、民俗学的な話の方が、馴染みやすかったりするんですよね(^^;

飼い主 / 2015-05-31 21:04:00 No.2562
お返事遅くなりまして申し訳ありません。
個体ごとに食性に偏りがあるとやっかいですね。
中腸腺から酵素をとるのが一番確実だと思いますが、オカヤドカリでそのような研究が進むのはいつになることか、わかりません。天然記念物であることも、研究を難しくさせていそうです。
負の選好性誘発というのは初めて知りました。なんだか難しい…また理解が深まりましてからお話したいと思います。
とりあえず摘まんでみるという傾向は確かにありそうな気がします。
飼っているヤドカリを見ていても、そんな美味しいもののないところでいったい何をつまんでいるのか???と不思議に思うことがよくあります。

私ももともとは文系のはずなのですが、何故か理系の隅っこに居続けたためか、文系の研究は大変新鮮に思います。沖縄では最も身近な生き物のひとつであると思いますので、今後民俗学的な知見も深まれば面白いですね。

波風 / 2015-06-06 22:11:00 No.2562
昭和61年に国庫補助事業として、オカヤドカリの生息状況の調査が全国的にとりおこなわれたそうで・・といっても東京・鹿児島・沖縄の3県ですが、それぞれ生息調査報告書が発行されています。「あまん」もその時の沖縄県の報告書です。
どういう経緯でそういうことになったのかは知りませんが、今の時代に国庫から補助が出ることはないでしょうね(笑)
オカヤドカりから、画期的な医薬品の材料でも発見されば一気に研究が進むかもしれませんが・・。
いっちょ、そんなデマゴギーでも流しますか(笑)

返信
はじめまして
なつ / 2015-04-05 19:29:00 No.2560
管理人様はじめまして、なつと申します。
オカヤドカリ3匹を飼育して今年で3回目の冬を超えました。

飼い始めた当初は不安しかなく、こちらのサイトを毎日開いては自身の飼育環境と睨めっこする日々でしたが、おかげさまで購入当初1円玉くらいだった彼らは1匹も欠けることなく500円サイズに成長しギョェギョェ鳴いて元気です。

ですが最近一番大きいサイズのコが2番めに大きいサイズの子を頻繁に転がして乗っかっているのを目撃しました。
「貝殻が足りないのか」と思い様々なサイズを足してみましたがそれから5日ほど毎日乗っかっていました(乗っかられている方は貝の奥に引っ込んでじっとしているように見えました)。

現在はまったく乗らず、我関せずのいつも通りに戻りましたがあれは何だったのか…もしかして繁殖行動でしょうか…?

そうだとしたら産卵設備を用意しなければ…と思いますが、管理人様の豊富な経験上思い当たることがありましたらご助言賜りたく思います。お忙しい所すみません…

飼育環境は60規格水槽にりゅうか商事さんで購入した砂を20〜25cmほど敷いてます。温度20度、湿度70%以上はキープしています。餌はこちらを参考に、お水は東京の水道水は心配なのでペットボトルの水を毎日。時折人工海水を併用。

波風 / 2015-04-11 22:03:00 No.2560
なつさん、はじめまして。

種類と性別が書かれていませんが、同種で雌雄ならば繁殖行動の可能性もあるでしょうね。
うちも、ナキオカヤドカリが12月に放幼したことがありますから、常時保温している飼育環境下でしたら、4月に交接が見られても不思議はないと思います。
気になるようでしたら、ハンドリングして、宿貝の中を覗いて見られればどうでしょうか。
抱卵していれば第一腹肢か、第二腹肢に、オレンジ色の卵塊が見えますので、それを確認してから対策を講じられても、十分間に合いますよ。
プランクトンを育てるのは面倒ですがそれ以上に楽しいことですので、機会があればぜひチャレンジしてください。

返信
ご無沙汰しております
じょんじょん / 2015-02-04 11:21:00 No.2558
ご無沙汰しております、じょんじょんです。
大変長い間お世話になりましたが、この度、サイトを閉めることにいたしました。
つきましては、リンクの削除をお願いいたしたく書き込みいたしました。

本当に長い間、ありがとうございました。

みーばい亭さん、波風さんたちのこれからに、多くの幸がありますようにひっそりお祈りしております。

ありがとうございました。

波風 / 2015-02-14 22:00:00 No.2558
じょんじょんさん、お久しぶりです。

長きにわたってのサイト運営、お疲れ様でした。
かつての同志を送るのは寂しい限りですが、ネット環境もどんどん変化していますから仕方がありませんね。

サイトは閉鎖されても、気が向いたら遊びに来てください。

返信
オカヤドカリがおんぶ
/ 2014-09-26 01:05:00 No.2554
初めまして。凛と申します。
オカヤドカリを飼いだして彼らの習性に質問があります。
オカヤドカリを3匹飼っているんですが、3匹がおんぶをしてたりします。
たまに3匹の内1匹が前足で水槽にへばりついたりします。これは、嫌がっているんでしょうか?鳴き声とかはありません。気になっています。すみませんが教えて下さい。お願いします。

波風 / 2014-09-28 10:25:00 No.2554
凛さん、はじめまして。

〉3匹がおんぶをしてたりします。

複数飼育をしていると、よく見かけることですね。
原因はいくつか考えられます。

?繁殖行動
自然下での繁殖期はそろそろ終わりですが、飼育下では冬でも繁殖行動が見られることがあります。
飼育個体が同種でペアの場合は、交接を求めての行動の可能性があります。
この場合、上に居るのがオスです。

?環境が単調
ケージ内に十分な隠れ場所がないと、居心地のいい一か所に集まってしまうことがあります。
シェルターなどを複数設置して、飼育環境に変化をつけてみてください。

?貝殻狙い
オカヤドカリ類は常に新しい宿貝を探しています。
特に成長期の若い個体はこの傾向が強いですから、気にいれば他個体の着ている貝でも、果敢に奪取しようとします。
普段なら大事に至ることは少ないのですが、脱皮時は致命的な事故になることがありますので、予備の貝殻は充分に用意してやってください。

〉これは、嫌がっているんでしょうか?
まあ、背中に乗られれば、だれでもいやでしょうね(笑)

/ 2014-10-29 03:10:00 No.2554
波風さん
詳しく教えて頂いて、ありがとうございました。
お返事が遅くなりまして、大変失礼しました。
波風さんに教えて頂いた事を参考に、再度水槽内を見直してみます。この度は、ありがとうございました。また、教えて下さいね。

返信
オカヤドカリの餌の与え方
波風 / 2014-10-24 22:40:00 No.2556
ここまで堂々とウチの記事を盗用されると、笑うしかありまへん。
http://yadokariya.jp/html/page30.html

どんな店か知らんけど、このモラルの無さから推して知るべしか。
ま、この厚顔無恥さはヤドカリ販売業者の伝統ですな。

返信
初めまして
鉄っちゃん / 2014-05-14 21:28:00 No.2552
お邪魔します、鉄っちゃんと申します。

沖縄本島に住んでおります。
実は今朝、庭に巨大なオカヤドカリが現れまして、暫くうちに滞在してもらおうと思いベストな飼い方を検索していてここにたどり着きました。


当方、生まれも育ちも沖縄なのでネットやペットショップ等でアーマンが売買されていると知って正直驚きました。
しかしその世界に辛口意見をお持ちのみーばい亭さんには共感を覚えたので書き込むことにしました。


今までにも家で飼ったことはありますが、いつも1週間程で同じ海岸沿いにリリースしています。
しかし今回は沖縄では内陸(とは言っても車で海まで20分)にあるうちの庭で殻はアフリカマイマイ。放すのも庭になるでしょうが何にせよこのお客、とてつもなく大きいんです、うちなーんちゅでも驚くレベル。
そこでお尋ねしたいことがいくつがあります。


前甲長で年齢を予想するそうですが、引っぱり出すわけにもいかないのですがどうやって測るのですが?
他サイトでLサイズと言うオカヤドカリと比べるなら4Lくらいになるかも。
とりあえず、8cm超えのマイマイの殻に少し出るくらいです。

だとするとかなりのご老体と予想できるので無理(飼う事)は避けた方がよいのでしょうかね?


あと一つ、はっきり言ってアフリカマイマイは沖縄では嫌われ者です。
ぜひうちにあったサザエやタカセ貝などに越して欲しいのですが、今日持った印象では絶対に今の家の方が軽くて機動性が良さそうです。
自然に返す予定なら強度しかメリットのない上記の貝類は入れない方がようでしょうか?


ちなみに家族に聞いた所、40年住んでいて数年に一度くらいはオカヤドカリを庭で見かけていたみたいなので(同じ個体?)放しても多分生きて行ける環境ではあると思えます。

波風 / 2014-05-18 13:01:00 No.2552
鉄っちゃんさん、初めまして。

庭にいろんな生き物が来てくれると楽しいですね。
我が家も、これからの季節、カエルやトカゲや昆虫たちで賑やかになりますので楽しみです。

さて、ご質問の件ですが、前甲長で年齢を予想するのは難しいと思います。
大量の個体を測定して、サイズ組成で平均的な年齢を推察することはできますが、個体差が大きいので一個体の前甲長から年齢を推し測るのは現実的ではないでしょうね。
まあ、それはともかくとして、前甲長の測定方法ですが、私は普通に宿貝を保持して、うにょ〜と出てきたところでスケールを当てて測定しています。
学術調査では、殺すか麻酔をかけた状態で宿貝から引き出してノギスで計測しますが、そこまで正確性を期す必要はありませんしね(笑)
貝からなかなか出てこない臆病な個体なら、殻口から見えている左大鉗脚の幅を計る方法もあります。
ムラサキオカヤドカリやナキオカヤドカリなら、統計的に前甲長と左大鉗脚幅は、大体同じとのことです。
ただ、お宅に現れたのは、立地やサイズから内陸性のオカヤドカリ(Coenobita cavipes)の可能性が高いですから、目安程度に考えればいいと思います。
オカヤドカリの場合は、左大鉗脚幅の方が若干大きいようです。

アフリカマイマイについてですが、論文など学術的なソースは知りませんが、アフリカマイマイは殻が薄く開口部に比して内部が広いので、利用するオカヤドカリの体型が肥大する・・という、話が愛好家の間でまことしやかに囁かれています(笑)
まあ、真偽はわかりませんが、一度アフリカマイマイを着てしまうと、重くて狭い貝殻に引っ越すのは勇気がいるのかもしれません(笑)
オカヤドカリの寿命は、大昔に海外のHP(Scott’s Hermit Crab Page)で紹介された25〜30年という説が、日本国内では種を問わず(笑)定説となっていますが、大型の種類なら、もっと生きる可能性もあると思います。
ですから、鉄っちゃんさん宅の個体も、本当に40年間庭を守ってくれたのかもしれませんね。
ほとんど「マジムン」と化してたりして(爆)

返信
リンク変更no
ぱきら / 2014-01-26 10:26:00 No.2550
波風さん

こんにちは。ご無沙汰しています。いかがお過ごしですか。
こちらのオカヤドさんは1匹になっていますが、いけちゃん(波風さんの居住地由来)と呼んで、かわいがっています。

さて、ホームページの引っ越しをお知らせしていませんでした。お時間があるときにリンク変更お願いいたします。

波風 / 2014-02-01 21:26:00 No.2550
ぱきらさん

ごぶさたです。
リンクの件、修正完了しました。

ここ数日、少し寒さが緩んでいますが、そちらはいかがでしょうか?
ようやく体が寒さに慣れてきた頃に、暖かくなったりするんですよね。
ノロとかインフルとか、色々流行っているみたいですが、満寿泉で消毒しながらご自愛くださいませ。

返信
新年
桂枝芽路(かつらしめじ) / 2014-01-01 00:27:00 No.2546
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

波風 / 2014-01-01 10:48:00 No.2546
あけましておめでとうございます。

お久しぶりですね。お変わりありませんか?
正月も北海道でしょうか?
こちらのサイトは、今年も放ったらかしになるかと思いますが、たまには覗いてやってください。

本年もよろしくお願いします。

桂枝芽路(かつらしめじ) / 2014-01-01 22:51:00 No.2546
こんばんわ。

>お久しぶりですね
本当ですね。何ヶ月ぶりだろうw
とにもかくにも忘れていたわけじゃない(爆沈)

はい、正月は札幌で迎えさせて頂きました。
いやあ、寒いですわ。吹雪が凄いのなんのw

とにもかくにも、今年も健康に過ごして行きたいものです。

波風 / 2014-01-03 19:59:00 No.2546
健康第一とわかっているのに、思いっきり不健康な正月三箇日(酔死)

返信
上陸しました!
Shore / 2013-09-17 22:28:00 No.2542
台風に大雨と、みーばい亭周辺を含むエリアは大変だったのではないかとお察しいたしますが、皆さんご無事でいらっしゃいますでしょうか?

ご報告しようしようと思いつつ、このところバタバタしていて、すっかり遅くなってしまいましたが、我が家で育った房総ヤドが産卵・放幼し、地味ぃに大変な世話を続けてまいりましたが、この連休(台風と一緒に…)ついに上陸いたしました!
カメラが壊れてしまって日記にも写真が載せられていませんが、1ヶ月近く真夜中に水換えを続けた甲斐がありました。

今のところ、30匹くらいが無事に上陸している模様です。まだ十数匹が水中で、しかもときどき貝殻から出ていることもあり、海水容器の撤収に微妙に悩む感じですが、幸い仕事の多忙も一段落したし、海水のストックはたっぷりあるので、可能な限り上陸まで見守ってやりたいと思っています。

次の週末にはカメラが治って戻ってくる予定なので、以降はズボラながら写真付きの記録を残したいと思っています。


そうそう、房総ヤドは越冬個体も含めて全てムラサキオカヤドカリで間違いなさそうです。
何はともあれご報告と、みーばい亭の過去の克明な記録を参考にさせていただいたことが、無事上陸の何よりの要因と考えております。勝手に参考にさせていただいておりましたが、何よりもそのことを波風さんに深く御礼申し上げます。

波風 / 2013-09-20 21:42:00 No.2542
Shoreさん、こんにちは。
まずは、上陸おめでとうございます。
ちびヤド日記を拝見して密かに応援していたのですが、余裕たっぷりに楽々関門突破されているので、あまり応援し甲斐がなかったりして(^^:
拙サイトの記録が、ガイドラインとして、多少なりともお役に立ったのなら幸いでした。
まあ、いくつかのツボさえ押さえておけば放置気味でも結構育つものですが、加減の分からない頃は闇雲に右往左往してましたからね・・、手製の点滴セットなど今となっては懐かしい思い出です(笑)

>房総ヤドは越冬個体も含めて全てムラサキオカヤドカリで間違いなさそうです
私が南紀で採集した上陸個体はほとんどがナキでしたが、越冬個体の目撃報告はムラサキが圧倒的に多いですから、やっぱり、ナキはまだまだ本州で越冬できるだけの耐寒性を獲得していないようですね。
南西諸島ではナキの方が個体数が多いようですから、南紀辺りに上陸するのは南西諸島で放幼された個体、房総の上陸個体は南紀や伊豆などで放幼された個体とも考えられますが、裏付けがとれないのがもどかしいです。

>台風
おかげさまで、連休最終日は元々予定を入れていなかったので、我が家の被害はガジュマルの鉢が倒れたくらいですみましたが、JR、私鉄、名神はほぼ終日ストップ、国道もあちこち通行止めで陸の孤島と化していましたから、平日ならパニックになるところでした。
近くで土砂や水を被ったお宅もありましたから、今回は何かと運が良かったようです。
それにしても、近頃の天候は変ですね。
まだまだ台風シーズンも続きますので、そちらもお気をつけください。

Shore / 2013-10-02 00:02:00 No.2542
波風さん、こんばんは。

レスがすっかり遅くなってしまって申し訳ありません。カメラに続き、家のPCまで怪しいネットワーク断を繰り返し(原因はケーブルテレビ会社のルータでした…)、なかなか家からアクセスできず、失礼いたしました。

言い訳はさておき、上陸ちびたちは順調に育っております。砂有りケースに収容して以降は、例のごとくアリの巣状の穴居生活に入っているので、数は正確に数えられなくなりつつありますが、以降は彼ら自身の生命力でタフに生き延びてくれることを祈りたいと思います。


> 余裕たっぷりに楽々関門突破…

とんでもありません。毎夜々々の水換え生活は、餌付け中のアサリしか食わない各種幼魚たちの世話に、録画してあった全米オープンテニスの観戦、ついでに仕事の多忙…と重なりまくり、睡眠時間を削る毎日でした(笑)。
必要な手間と金を惜しむ人間に、飼育=野生動物の自由を奪う資格はないと思っていますので、寝不足は「捕獲人」が当然負うべく責務ですが、小奇麗な理想を並べ立てても眠たいものは眠たいんですよねぇ…。

改めて波風さんの当初のご苦労を痛感いたしました。TV見ながらうたた寝してるお馬鹿さんと、ご苦労の質を同列に並べては失礼ですけどね(笑)。
とにもかくにも、楽か否かは別として無事に難関を突破できたのは、ひとえに『みーばい亭』の克明な記録と出し惜しみのない貴重なデータのお蔭だと心から感謝いたしております。


ナキとムラサキの耐寒性能は確かに興味深いですね。今年の初夏は、販売・遺棄個体と考えるには無理のある各世代をまとめて発見しましたし、彼の地で越冬していることは間違いないと思っていますが、2010年組から以降、越冬個体じゃない上陸したてのものも含めて見つかったのは全てムラサキオカヤドカリです。

南の島での分布状況も、私の知っている限りでは西表島と小笠原を別にすると、与那国から沖縄本島、奄美、喜界島までゴロゴロしているのはナキオカヤドカリの方が圧倒的に多いです(サイパン、グアムもそうでした)。
通りすがりの旅行者の乏しい観察事例なので、偶然ということはあろうかと思いますが、少なくとも2010年以降に訪れた島々では、それなりにじっくり見ているつもりなので、数の多少というレベルでの概況は大きく間違っていないと思います。
図鑑などではムラサキが圧倒的多数派のように書かれていることが多いんですが、実際に奄美や沖縄へ行くとその記述に???と首をかしげるくらいナキが多数派のように感じます(南の島では昆虫から淡水魚まで幅広く観察しているので、ビーチサイドの一隅だけを見た印象ではないつもりです)。

もし、ムラサキの方が耐寒性能が高いというのではなく、例え微妙な差異でもナキより高温に弱いという傾向なんだとしたら、温暖化などの影響で図鑑の書かれた古い研究記録の時代とは密かに種類の置換が進みつつあったりするのではないか?なーんて想像してしまいます。
ムラサキの北へ北へと進む分布拡大が、実はナキから逃げる形で進んでいる事象だとしたら、種の存続を賭けた大冒険の最前線を目撃していることになりますよね。

外来種問題ですぐに捕食者の立場の生き物が槍玉にあげられますが、分布の置換、片方からの駆逐ってもっと複雑ですよね。食う食われるの関係でなく、成体同士が平和に共存できる種であっても、若干の繁殖期間の長さ=遺す子孫の多さが長年月を掛ければ片方を駆逐していく結果にもつながりますから。

例えばムラサキの方が、ナキよりも放幼後の幼生たちの適水温が低めであったりとか、より微妙にでも気温の低い時期に繁殖活動を開始・終了するとかであったりすると、温暖化の影響で優位に立つのはナキの方…というようなこともあり得るのではないかと。

淡水魚でヒナモロコとカワバタモロコ、モツゴとシナイモツゴなどの関係がこんな感じなんですね。前者の組み合わせは、両種とも仲良く絶滅危惧の減少っぷりで、今となっては気象の影響以前に種の存続が危ぶまれる状態なので例えようもありませんが、後者の方は1ヶ月程度産卵期の長いモツゴが侵入することで、わずか3年でシナイモツゴが姿を消すんです。実際には交雑というファクターが拍車を掛けていますが、モツゴが優位に立っている最大理由は繁殖期の長さなのは間違いありません。

南西諸島の島々で長年平和に共存してきたムラサキとナキが、温暖化の影響で片方の圧倒的優勢に傾いていたりするんだとしたら、とても残念なことですね。
仮説の上の仮説に立った繰り言ではありますが、願わくば私の事実誤認で実際には平和な共存が続いていることを祈るばかりです。

天候の異常が温暖化のせいか否かは分かりませんが、またまた台風が接近中。皆様のご無事をお祈りしつつ、自分でできることからもっと温暖化防止に努力しなくちゃいかんなぁーと再認識する今日この頃でした。

波風 / 2013-10-04 21:45:00 No.2542
Shoreさん、こんにちは。

順調なご様子で何よりです。
グラウコトエからひと皮剥ければ、成体同様手が掛からなくなりますから、あとは餌付けに専念してくださいませ。
私はアナハゼの餌付けくらいしか経験がありませんが、 昔、ヤド研の掲示板で盛り上がっていたことを思い出します。
とろみをつける介護用食品とか・・・、皆さん、色々知恵をしぼってご苦労されていました(笑)

アリの巣状の穴居生活という表現は、よく分かります。確かに、このサイズだとヤドカリというより、アリ飼ってる感じですね。
いっそ、アリ飼育セットみたいに薄い容器に砂を入れて観察可能な脱皮槽にしたりして・・って、こういうことを書くと、本当に商品化してしまうアホ業者が今でも居るかもしれませんので要注意ですが(笑)
オカヤドカリ専用ポップコーンとかオカヤドカリ用石鹸とか珊瑚礁とか・・プチブームの頃はユニークな感性をお持ちの業者さんが活躍されてました。珊瑚礁をどうやって売るんだか(爆)

それはそうとして、ナキとムラサキの比率については、私も同感ですね。
特に八重山まで下ると、圧倒的にナキが多い印象があります。
私の見たところでは(主に慶良間諸島ですが)、ムラサキが集落深くまで入り込むのに対して、ナキは海岸近くにとどまることが多いようですし、昼間の隠れ場所も、かなりじめじめした感じですから、海水、あるいは湿度に対する要求がムラサキより高いのかもしれません。
体が小さい分、蓄水量が少なくて乾燥しやすいと考えれば、理にかなっているのではないかと思います。
この湿度と言う点も、本州における分布に影響しているのではないでしょうか?
私など、那覇空港のエアコンの効いたロビーから出た瞬間、温度より湿度に圧倒されますから(笑)
まあ、実証する術のない仮説を増やしても仕方がありませんが(^^;

>図鑑などではムラサキが圧倒的多数派のように書かれていることが多いんですが
明らかに誤同定の写真を掲載している図鑑がいくつもありますし、たしかにあまり参考にはなりませんね。
図鑑で云う所のムラサキオカヤドカリは、種名(標準和名)というより、「紫色のオカヤドカリ」と考えたほうがいいかもしれません。
もっとも、サキシマオカヤドカリのシノニム扱いだったムラサキオカヤドカリが正式に別種とされたのが1982年、オカヤドカリとコムラサキオカヤドカリが区別されたのが1985年から1986年に掛けて行われた生息調査以降のことですから、古い図鑑が適当なのは仕方がない部分もありますが、特例捕獲許可といい、国定天然記念物のわりには扱いが雑な生き物です。

>温暖化の影響で
温暖化による生態系の変化は憂うべき問題ですが、通常なら数千数万年単位で起こる変化を、数十年で目撃できる時代に生きているのですから、それはそれで幸運なことだと思うようにしています。
私は、子供の頃一番の友達だった琵琶湖のボテ(タナゴ類)やドリンコ(ヨシノボリ系)たちが、外来魚に「瞬殺」される状況を目の当たりにしてきましたから、免疫がついたというか、感情の中枢が麻痺している感覚があります。
幸い、古生物などにも興味があって、その手の本を結構読んだりしていますから、何千万、何億年という時間軸での考え方に救われている部分も大きいですが。
まずは、「今」をしっかりと「見る」ことが大切だと信じて、裏庭から日本海まで日々楽しんでいます。

最後になりますが、10月に入って、そろそろ水温も下がってくると思いますので、御身御自愛ください。
水が冷たくなると、脚がつって溺れかけたり怪我しても気付かず血ィダラダラ流したり・・、
ま、それは私だけかもしれませんが(^^;、お互い気をつけて遊びましょう!

返信
オカヤドカリの砂交換
kousei / 2013-09-08 13:49:00 No.2537
始めましてkouseiと申します。
先月ことある事で、オカヤドカリの飼育を始めました。
1?位の子が10匹と2?位の子が2匹、合計12匹です。
60?の水槽に粒の小さな珊瑚砂を10?位敷いて飼い出してから、
どうやら大きい2匹が脱皮中なのか全然姿をみせません。
こういう場合というか年中誰かが脱皮中になると思うのですが、砂替はどうしたら良いのでしょうか?ネットでは2~3ヶ月に一度とありますが、そんなに交換できる?しなけれはならないのでしょうか?
教えてもらえませんか。

波風 / 2013-09-09 23:24:00 No.2537
kouseiさん、はじめまして。

1cm、2?とはどこの長さでしょう?
オカヤドカリの大きさは、通常、前甲長で表しますので、1cmの個体が10匹、2?の個体(ナキオカヤドカリなら最大級)が2匹なら、60cm水槽ではお話になりません。
60?なら前甲長2?の個体2匹でいっぱいいっぱいです。
まず飼育環境を見直してください。
宿貝の開口部の直径でもやっぱり厳しいですね。
レイシガイタイプの宿貝の貝高なら、非常に適当ですが(野生での)2〜3年物の若齢個体でしょうか?
それなら当面はキープできるでしょうが、60?水槽に詰め込んだままなら、数年以内に4〜5匹程度に淘汰されますので、その点は覚悟しておいてください。

さて、ご質問の件ですが、脱皮モードの個体が居るのなら、無理に砂を洗う必要はありません。
ウチも、底砂の全交換は3〜4年に一回するかしないかです。
気になるのなら脱皮個体に影響を与えないように注意しながら、シャベルで表面の砂を2〜3cm削り取って洗うだけで充分です。
初心者は弄り過ぎてストレス死させることが多いですから、夏場なら環境をしっかり整えて、あとは時々存在を忘れるくらいでちょうどいいと思います。
ただし、これからの季節、水槽内の気密度を高めてヒーターで加温することになりますが、そうするとガラス面の結露などで、砂が濡れすぎてしまうことがあります。
砂の底にたまった汚水はほとんど無酸素状態ですので、底に潜った脱皮モードの個体が酸欠死する危険があります。
ヒーターを使う冬場は、時々砂底の濡れ加減を確認してください。
ジュクジュクに濡れてたり、硫化水素の臭い(ドブ臭です)がしたりするなら、多少のリスクは覚悟の上で、砂を交換する必要があります。
そうならないためにも、業者サイトや初心者ブログの、トンデモ飼育法を鵜呑みにして過剰な霧吹きなどをしないよう、くれぐれもご注意ください。

ついでに書いておきますと、きちんとした回答を求めるのなら、オカヤドカリのサイズは前甲長で記述する必要がありますが、実際問題として初心者には前甲長を測定するのは難しいと思います。(LとかMとか・・曖昧なレスを付けるのは業者かその取り巻き、あるいは基本的な知識も飼育経験もない素人ですから回答も当てにしない方がいいです)
確か、東京都教育委員会の小笠原での調査報告書だったと記憶していますが、ムラサキオカヤドカリなら(おそらくナキオカヤドカリも)統計的に、大鉗脚巾(左の大鋏の一番広い所)と前甲長はほぼ等しいそうですので、ご参考まで。

kousei / 2013-09-10 18:15:00 No.2537
波風さんのご回答たいへん参考になりました。
ありがとうございます。飼育環境は状況を考えて早めに対応
することとします。
済みませんがも一つ聞きたいことがあります。
ヒーターですが、各商品、目安に書かれているサイズでは大き目のほうがよいのか適合サイズまでにあてはまるもので十分なのかご意見お聞かせください。60?なのでヒートウェーブネオのMかLで悩んでいます。大は小なりですかね?
いろいろと調べてみてもご意見がまちまちなので。
よろしくお願いします。

波風 / 2013-09-10 19:38:00 No.2537
ヒートウェーブネオという商品は、使用したことがありませんので何とも言えませんが、私が60?槽に使用しているピタ適3号が15W、ヒートウェーブネオMで16Wですから、パワー的にはMで充分なのではないかと思います。
ただ、表面温度がピタ適より若干高いこと、発熱体の表面積が小さいことなどを考えると、実際に使ってみないと勝手は分かりませんね。
ヒートウェーブネオを採用されるのなら、その辺りの実地検証を、どこかで公開してもらえるとありがたいです。
うちも一番初期のピタ適がそろそろ寿命なので、買い換えの参考にさせていただきたく(笑)

kousei / 2013-09-10 21:49:00 No.2537
波風さん、本当にありがとうございました。
相変わらず二匹は砂にもぐったままですが、
他のちびっ子達は元気です。
せっかく飼ってみようと決心したのですから彼らのために一生懸命
勉強し、少しでも長く良い環境を与えられるよう頑張ってみます。
またご相談します。

返信
上陸地⇒生息地!?
Shore / 2013-08-08 22:49:00 No.2533
ご無沙汰しております。

夏の素潜りシーズンも本番に突入し、再びちびヤド上陸地を確認して参りました。
潮回りのせいか、今年のちびヤド上陸には遭遇できませんでしたが、もっと驚いたことに4〜5歳と思われる個体に遭遇しました(他に3歳?1歳?の各サイズ)。
3歳くらいかな?というサイズの個体は昨年も遭遇しましたが、小さめとは言えサザエ殻に入る大きさの個体には本当に驚きました。
詳しくは拙サイトの駄文をお読みいただければ幸いですが、一度波風さんをご案内したいくらいです。
もし東京方面にいらっしゃる機会がございましたら、是非お声掛け下さい。

それでは今夏もグラウコトエ上陸に立ち会えるよう、海通いを続けて参りますので、逐次ご報告させていただきたいと思います。

【追記】
そういえば、ブログにクラゲネタがありましたね。
今年の房総の海はクラゲが多いです。8月初旬で早くアンドン・カツオノエボシと困ったクラゲに遭遇しますし、普段はタイドプールにまでは流されてこないアカクラゲも磯に一杯です。滅多に刺されないShoreが、今年はすでに2回もクラゲ被害に遭ってしまいました。
見てるだけなら綺麗で摩訶不思議な生き物なんですけどねぇ…。

波風 / 2013-08-09 22:12:00 No.2533
こんにちは。

シーズンですね!
私はハードな素潜りは引退状態で、楽なタンク潜りに走っていますが(^^;
以前、ポイントの詳細な状況をお聞きして、越冬個体が居ても不思議ではないと思っていたのですが、やっぱりいましたか。
夜間にトラップを仕掛けて生息状況を調べたい所ですが、一応、天然記念物ですから、一般人がやれば犯罪ですし(笑)
予算の獲得は難しいでしょうが、どこかの大学か研究機関による合法的且つ大規模な調査が望まれます。

そういえば・・、
うろ覚えで出典が定かではないのですが、土壌生物関連の書籍で、福島県に毎年オカヤドカリが見つかるポイントがあるという話を読んだことがあります。
常識的に考えて、業者が毎年売れ残りを同じ場所に捨てているのだろうと推察されていましたが、千葉にまで棲息しているとなると、この情報も洗い直してみたくなりますね。
紀伊半島でもそうでしたが、釣り人やダイバーや採集人の見識が、研究者に先んじることが多々ありますので、今後の報告に期待しています。

>クラゲネタ
今のところは、ミズクラゲやクシクラゲなので害はないですが、もう少しするとエチゼンクラゲがやってきます。
今年の発生状況が気になるところです。
あれも触るとけっこう痛いもんで(^^;

Shore / 2013-08-10 21:26:00 No.2533
本当ですね。真面目にどこかの大学に話を持ちかけてみても良いかも知れません。そうなったら、文化財保護法違反者から協力者に格上げです(笑)。
せめて意欲溢れる若者の卒論ネタくらいに取り上げてもらえるんだったら、一緒に文部科学省まで許可申請に行っても良いくらいです。蚊の大群にメゲない若者を募集します。

福島県ですか。銚子より北に黒潮系は北上しないというのが通説らしく、千葉県も九十九里より北になると無効分散魚もガクンと減ります。ただ、茨城の大洗あたりまでハタタテダイやトゲチョウを目撃したこともありますから、通説がなんだ!の私的方針で考えると、地形的にもあり得そうな話に思えます。

しかし、おおよそ目星のつくエリアは、原発事故で立ち入り規制ゾーンなんですよね。勝手な土地勘で想像するだけなので、もっと南北のいずれかなら別ですが。
ただ、あの辺りは河川を中心に何度も生物調査に訪れたことがあり、植生や海水温、地形などから「たぶんあの辺り…」という気がするんですね。なんとも無念…。
波風さんのお住まい辺りも、原発の心配と無縁でいられない地域だと思いますが、惨事が繰り返されることのないよう切にお祈りしております。

> エチゼンクラゲ。刺すんですか?あれも!
房総では数年前の大発生の時以外に沿岸で遭遇してませんが、素潜りで少し沖に出て等身大の個体に遭遇した時は、溺れるほど驚きました。机上の知識で知ってるのと、突然目の当りにするのは全く違うんですね(ちなみに中国山地でサワガニ調査中にオオサンショウウオが出てきた時も腰を抜かすほど驚きました…全く意識になかったもので…)。
あれがおまけに痛いだなんて…。

波風 / 2013-08-10 22:59:00 No.2533
私もよく知らないのですが。昭和60年頃に当時の文化庁から予算が出たようで、沖縄県、鹿児島県、東京都で、そこそこ大掛かりなオカヤドカリの生息実態調査が行われています。
オカヤドカリ愛好家のバイブルになっている「あまん」も、このキャンペーンの調査報告を沖縄県教育委員会が編纂したものですね。
ま、現政権による経済の立て直しが功を奏して、人心に余裕ができれば、政府主催の文化的キャンペーンが実施されるかもしれませんが、どうなる事やら。
一個人の卒論だと、刹那的なデータ収集に終わりそうですから、なかなかねぇ・・。

>エチゼンクラゲ
ダイバー連中は誰も信じてくれないのですが、エチゼンクラゲは傘も痛いです。
以前、目の前にいたエチゼンクラゲを避けるために裏拳で殴ったら「ビリっ」と。
発疹や水疱は残らなかったので毒針を撃ち込まれたわけではないにしても、全身を包む粘液にも毒が含まれているのではないかと思います。
今シーズンはどうなるか分かりませんが、もし津軽海峡を越えて親潮に乗るようなことがあったら、ご注意ください。
まあ、わざわざ触りに行くのは私くらいだと思いますが(笑)

>サワガニ調査中にオオサンショウウオが出てきた時も腰を抜かすほど驚きました
クマじゃなくて良かったですね(爆)

返信
質問があります
マサ / 2013-08-05 15:53:00 No.2530
こんにちわ初めまして!マサともうします。
オカヤドカリを飼い始めて2年程経ちます。
いくつかお聞きしたい事がありまして。
使用する砂についてお聞きしたいのですが珪砂や川砂でも問題ないとの事ですが、飼い始めはそういうのも解らずサンゴ砂の細かい物をしようしておりましてそろそろ砂を丸ごと変えようかと思っていまして、ホームセンターをいくつか回ってみたのですが珪砂は値段的に高い物が多く、川砂も見て回りましたが使用例として「砂場用」という風に表記されている物しかないといういう感じでした。
砂場用のものだと消毒や抗菌がされていて生体にあまり良くないとの事で購入は断念しました。
多分お店によっては消毒などがされているのか仕入先に連絡をとってくれたりで調べてくれるかもですが、見に行った日は閉店少し前の時間帯だった為に聞かずに帰りました。
消毒抗菌されている場合は使用する前に水でしっかり洗ってもダメなんでしょうか?
海には行けない事もないのですがかなりの距離がある為砂を取りに行くだけの為に行くというのもちょっと大変なのです。
通販で購入も考えましたがどこの会社の物が良いのか解らないので通販での購入の場合オススメの会社を教えて頂けたらと思います。

ゼオライトについてですがあれは水槽の底に敷き詰めるだけで大丈夫なんですか?

最後にまだ早いですが、冬の過ごし方でぴたり適温を水槽の側面に張り付けて何とか冬をこせた生体も居ましたが殻の中で亡くなってしまっていた生体もいました。
ぴたり適温周辺の温度はそこそこ保たれているのですが少し離れるとやはり温度が低いという感じです今側面に貼っている物に関してもですが表裏があるのでしょうか?
それに加えアクリル板の蓋にピタリ適温を貼り付けた物を紹介されていますがこれを行う場合アクリル板の蓋に空気穴どれくらいの量を開けるべきか教えて頂ければと思います。
貼りつけるのは両面テープですか?マジックテープですか?
いろいろ解らない事が増えてしまい質問をダラダラとすいません。

波風 / 2013-08-07 22:48:00 No.2530
マサさん、はじめまして。

まず砂についてですが、海砂や川砂の入手が困難だったり品質に不安があるのなら、こだわらずに市販のサンゴ砂を使用されればいいと思います。
昔はサンゴ砂といえば、アクアリウム用の粗砂しか一般には流通していませんでしたし、自称「オカヤドカリ専門店」なども相手にしたくないような胡散臭さい連中ばかりでしたから、そんな業者から、バカ高くて低品質の砂を買うくらいなら、その辺の海砂で充分だった(過去形)と、言うニュアンスで理解してください。
なんせ、戦時下に「悪徳業者」を牽制するために立ち上げたコンテンツですからね(笑)
今は、出所はともかく、それなりに使えそうな砂が簡単に通販で手に入りますから、自家採取が無理なら適当に探して購入してください。
そう云う訳で、みーばい亭は通販業者の対岸に居りますので、オススメの会社などありません。
オススメできない会社なら・・・ペット業界全部ですけどね(笑)。
ちなみにウチは通販など利用しなくても。10年以上生きてどんどん殖えています。
オカヤドカリ程度なら工夫次第でなんとでもなるでしょう。

>ゼオライトについてですがあれは水槽の底に敷き詰めるだけで大丈夫なんですか?
敷き詰めても、混ぜても、ばら撒いても、お好みでどうぞ。
オカヤドカリが活動していれば混ざってしまいますので、結果は同じです。

>殻の中で亡くなってしまっていた生体もいました。
温度も大切ですが、湿度環境にも留意してください。

>表裏があるのでしょうか?
側面に貼るのなら、センサーの出っ張りのない方をガラスに付けるしか貼りようがないのでは?

>アクリル板の蓋に空気穴どれくらいの量を開けるべきか
別に必要ありません。
下手に開けると、湿度が低下して乾燥死の危険が高まります。
ウチはコードを通すためにコーナーを2?ほどカットしているだけです。

>貼りつけるのは両面テープですか?マジックテープですか?
普通のセロテープです。

いろいろ迷われているようですが2年も飼っていれば、かなりの情報が蓄積されているはずです。
文字情報だけで試行錯誤せず、まずはご自身の観察、経験を分析して、そこから対処法を考えていかれることが先決だと思います。
まずは一日30分でも1時間いいですからじっくり観察して、オカヤドカリと云う生き物を良く理解してください。
オカヤドカリ飼育の、最高の教師はオカヤドカリです。

マサ / 2013-08-08 01:46:00 No.2530
質問の回答に感謝します。
砂については質問のなかで言っておりました川砂はお店に確認して頂いたところ消毒抗菌処理がされた物は別に販売しているという事も解り購入しました。
サンゴ砂でも良いかなという気持ちもありましたが金額的にも高いのも事実ありちょっとバカバカしく思う部分もあったのがきっかけでした。

よくよく考えるとこのコンテンツの立ち上げの理由を忘れていました(笑)
オススメの会社などあるはずないですよね(笑)
アホな質問失礼しました。

他にも初歩的な質問にもお答え頂き感謝します。

今後もよりいっそうオカヤドカリの観察に励みたいと思います。
また今後もブログ等も拝見させて頂きます!

返信
悲しいです…
ミヤ / 2013-03-28 15:16:00 No.2527
お久しぶりです
最近暖かくなり、ヤドカリさん誰もいなくなることなく冬も終わりそうだと安堵していたのですが
昨日の夜に信玄がお亡くなりになりました
何を思ったか信玄は殻を抜け出し、裸で歩いていたのです
殻を誰かに取られたということもないようで元々の信玄の殻は空っぽ…慌てて信玄を救出したのですが時すでに遅く、今朝には亡くなっていました
夏から徐々に増えていき、7匹のうち誰一匹もお亡くなりにならずにここまで来たのに悲しいです…

残った6匹を大切にしていきたいと思います
過去裸で出歩いた経歴を持つ葵が心配ですが
今は歩足も再生し、以前の暴れっぷりを披露してくれているので大丈夫かと思いますが心配です…
体の一番小さな桜も一番大きな家康も元気ですがいつまたこのようになるのかを思えば心配でなりません
でも、心配しすぎて見すぎるとストレスになるような気もします。見守るしかないんですよね…

波風 / 2013-03-29 22:42:00 No.2527
ミヤさん、こんにちは。
この度は、残念でしたね。
オカヤドカリは他の甲殻類や昆虫に比べると寿命が長い分、思い入れも強くなりますので、ペット・ロスの度合いが大きいですが、その辺は酒など飲んで適当に・・・って自分基準ですが(^^ゞ
状況はよく分かりませんが、殻を脱いだのが死亡原因ではなく、なんらかの理由で衰弱して殻を支えきれなくなったように思えます。
飼育下ではどうしても運動量や食物選択などに負荷が掛かりますから、適応力の弱い個体が冬越しで消耗しつくしたのかもしれません。
先週のブログ記事にも書きましたが、この時期の死亡報告は厳冬期より多いです。
まあ、寿命という可能性もありますが・・。

寿命といえば、国産のオカヤドカリ類の自然化での寿命についての公的な報告は知りませんが、いくつかの文献や資料をつき合わせて推察すると、ナキオカヤドカリで10年以上、ムラサキオカヤドカリやオカヤドカリは20年以上生きる個体がいるのは確実なようです。
ただ自然の摂理で、ほとんどの個体は寿命を全うすることなく生を終えますから10年以上の長寿を得るのは、ほんの一部の幸運で健康な個体だけでしょう。
飼育下でも同じで、4〜5年くらいが平均飼育年数、5年以上生きれば長寿と考えていいのではないかと思います。
どうしても負荷が掛かる分、自然下より寿命は短くなりますので、いかに負荷を減らして自然の状態に近づけることが出来るかが、飼い主の腕の見せ所ですね。
まあ、おっしゃる通り、意思の疎通ができない甲殻類ですから、行動はそっと見守るしかないのですが、環境については充分な活動場所、安全な隠れ場所、適切な温度・湿度、食物の選択肢などなど、ヤドカリの気持ちになって色々考えてみてください。
私は、砂にまみれて、波にもまれて、潅木の棘に刺されて、珊瑚岩で手足切って・・オカヤドカリの気持ちになるところから始めました。(自虐的?)
オカヤドカリは、年間何tも流通していて、飼っている人も万単位で居るはずですが、10年以上の長期飼育の報告はそれこそ数えるほどしかありませんから、まだまだ飼育方法については、改善、改良の余地が多分にあるかと思います。
縁あって手元にやってきたオカヤドカリ達が、少しでも長生きできるよう、お互い頑張りましょう!

波風 / 2013-03-30 00:04:00 No.2527
そうそう、うちにも殻を脱いだクメさんと云う名のナキオカヤドカリがいましたが、その後何年も続けて産卵、放幼するまでに回復しました。
本人は数年前に亡くなりましたが、孫の世代が我が家で育っていますよ。
http://www6.ocn.ne.jp/~mi-bai/aman2/s...

返信
お久しぶりです!
ミヤ / 2013-02-18 11:16:00 No.2525
最近寒い日が続きますね!いかがお過ごしですか?
ウチのヤドカリさん達は毎朝ヒーターを囲んで寝てます…
壁に設置しているヒーター周辺に並ぶ姿は可愛いですね〜♪

ついこの間ですけど、ウチのヤドさんは全員ムラサキのハズなのにキュリキュリと音がしました
しかも一日限定で一匹だけの音出し…一日だけっていうのがまた不思議でしたが彼?彼女?にどんな心境の変化が!?

音の発信源は三成くん?です
ご飯に鰹節をかけてあげてみたら一番に食いついてキュリキュリと…もしや鰹節が嬉しかったのかな?
その日以降、音はしなくなりましたがとにかく不思議でした

三成くんは他の子達と違って昼間でも以外と歩き回っちゃうくらいのマイペースさ加減を発揮してくれます
ストレスか何かかと心配しても特にどうということはない様子で毎日元気!お気に入りはヒーターで温まった木の上にいることみたいです

波風 / 2013-02-21 21:35:00 No.2525
ミヤさん、こんにちは。

うちの場合、オカヤドカリ槽が25℃、12月に産まれたチビヤド槽が28℃、リビングが18℃設定・・・、
飼い主だけが寒い思いをしています(^^;

>ウチのヤドさんは全員ムラサキのハズなのにキュリキュリと音がしました
標準和名に「ナキ」と付いていると、いかにも鳴くのが特別な種類みたいですが、ムラサキオカヤドカリも鳴きますし、オオナキオカヤドカリも鳴きます。
サキシマオカヤドカリのシノニムとされていたムラサキオカヤドカリが、正式に別種として認められたのが、たかだが30年前のことですから、国定天然記念物の肩書きが付いているわりには、分類からして適当に扱われている生き物です(笑)

オカヤドカリは、他個体に組み付かれた際の解除音として鳴くことが多いですから、頻繁に鳴くようであれば心配ですが、特にストレスもないようですし、気まぐれに鳴いてみただけかもしれませんね。
喧嘩で負けそうになった時の練習とか(笑)

まだまだ寒い日が続くでしょうけど、オカヤドカリ共々暖かくして元気に春を迎えてください。
春になったらなったで、西からいろんな物が飛んできそうですけど(--;